レビュー

ASUS ZenBook 15レビュー|GTX1650搭載モデル

ASUS ZenBook 15

ASUSのZenBook 15をメーカーからお借りしたので特徴や性能について詳しくご紹介します。

ビジネスバッグに収納しやすい薄型ボディながら、パソコンゲームも動かせるグラフィックスGTX1650を搭載したハイスペックマシンです。

ExcelやPowerPointなどを使った事務作業はもちろん、パソコンに負荷のかかる写真や動画編集などもこなせる万能な1台。

どれだけの実力を秘めているのか、じっくり検証しました。

ASUS ZenBook 15の概要

ASUS ZenBook 15

ZenBook 15がどういったパソコンなのか、基本的なスペックからご紹介します。

パソコンの総合的な性能をチェックするベンチマークソフト、PCmark 10のスコアは4,755でした。

PCmark 10のスコア

クリエイター向けパソコンとして販売してもよいのでは?と思うほど、総合的なスコアが高いです。

スペック

CPUやストレージ容量など、パソコンの基本スペックは以下の通り。

OSWindows 10 Home 64ビット
CPUCore i7-8565U
GPUGeForce GTX1650
メモリ16GB(LPDDR3-2133)
ストレージM.2 SSD 512GB

それぞれの項目について詳しくご説明します。

製品版とは仕様が異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

CPU

CPUは第8世代のCore i7で、薄型ノートパソコンによく使われる末尾に「U」を冠したモデルです。

詳しいスペック面は、CPU-Zの結果をご覧ください。

CPU-Zの結果

省電力が特徴のCPUながら、4コア8スレッドと幅広い用途で活躍する実力を備えています。

主なノートパソコン用CPUと、ベンチマーク結果(CINEBENCH R15)を比較した結果は以下の通り。

CINEBENCH R15のグラフ

高性能なゲーミングノートなどに使われる、末尾に「H」を冠したモデルとはさすがに差があるものの、一般的な用途で考えれば十分な性能です。

GPU(グラフィックス)

薄型ノートパソコンの場合、CPUに内蔵されたグラフィックス(Intel UHD Graphics620など)が使われることが多いです。

その点、ZenBook 15はエントリークラスのゲーミングノートにも搭載される、GeForce GTX1650を搭載。

写真や動画の編集といったクリエイティブ用途はもちろん、最新のパソコンゲームも動かせる実力があります。

GPU-Zの結果は以下の通り。

GPU-Zの結果

主なグラフィックスとベンチマーク結果(Fire Strike)を比べてみました。

Fire Strikeのグラフ

CPU内蔵型のUHD Graphics620と比べれば8倍以上の性能です。

ストレージ

ストレージは転送速度の速いM.2 SSDが使われていて、容量は512GB。

転送速度をCrystal Disk Markでチェックしたところ、読込速度は1,800MB/sを超えました。

Crystal Disk Markの結果

今までメインストレージがHDDだった方だと、目に見えてパソコンの起動が速くなります。

HDDや一般的なSSD(SATA)の平均的な転送速度と比べると、以下の通り。

ストレージの転送速度

HDD特有のカタカタカタ・・・という駆動音もしないため、非常に静かです。

「512GBではストレージが足りない!」

という方は外付けのHDDやSSDを購入するか、Dropboxなどのクラウドストレージを活用しましょう。

ラインナップ

ZenBookの主なラインナップは以下の通り。

パソコンの仕様や価格は変動するので、最新情報は都度公式サイトにてご確認ください。

モデルCPUGPUメモリ価格(税別)
ZenBook 14Core i5-8265UGeForce MX2508GB144,500円〜
ZenBook 14Core i7-8565UGeForce MX25016GB183,500円〜
ZenBook 15Core i7-8565UGeForce GTX165016GB222,500円〜

持ち運びやすさや価格の安さを優先したい方は、よりコンパクトなZenBook 14がおすすめ。

薄型・軽量のノートパソコンながら、専用グラフィックスのMX250を搭載。

事務作業や動画視聴はもちろんのこと、クリエイティブ用途もこなせる便利な1台です。

ZenBook 14について詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

ASUS ZenBook 14
ASUS ZenBook 14レビュー|MX250搭載モデルASUSのZenBook 14をメーカーからお借りしたので特徴や性能について詳しくご紹介します。 従来の13型クラスの大きさながら...

外観・大きさ

ここからはZenBook 15の外観を見ていきます。

ZenBook 15の天板

メタリックブルーの天板にASUSのロゴのみ、というシンプルなデザイン。

アルミのボディは中心から円を描くようなヘアライン仕上げで高級感があります。

さらに、米国防総省が定める米軍資材調達基準のMIL-STD-810G規格も取得、振動や衝撃などに強いボディです。

ただ、汚れが少し目立ちやすい材質なので、気になる方はこまめに拭きましょう。

一般的なA4クリアファイルと比べると、少し横幅があります。

クリアファイルと比較

仕様上の大きさは約354×220mmで、A4サイズの書類を入れられるカバンなら問題なく収納できるサイズ。

分厚さも18.9mmと、15インチのノートパソコンとして考えれば薄いです。

底面はパソコン内部の熱を逃がすために、一部メッシュ状になっています。

ZenBook 15の底面

裏蓋は特殊なねじが使われているため、一般的なドライバーでは開けられません。

専用スリーブケース

専用のスリーブケースも付属しているので、持ち運ぶときに便利です。

ACアダプター

120WのACアダプター

ACアダプターは120Wのものが付属しています。

GTX1650などのグラフィックスを搭載しているパソコンは電力をたくさん消費するため、どうしてもACアダプターが大型になりがち。

そこそこのボリュームがあるので、小さめのカバンだと持ち運びが少々面倒です。

重量

パソコン単体の重量は実測で約1.7kg、ACアダプターが加わると約2.1kg。

ZenBook 15の重量
ACアダプター込みの重量

薄型とはいえずっしりと重みがあるため、軽さ優先でパソコンを選びたい方にはおすすめしづらいです。

普段から15インチのノートパソコンを使っている私としては、重さはほとんど気になりません。

片手で持ち歩ける重さ

男性なら片手で軽々と持ち運べる重さです。

インターフェイス

ここからはインターフェイスを見ていきます。

まずは右側面から。

右側面のインターフェイス
  1. SDカードリーダー
  2. USB 3.1 Gen2(Type-C)
  3. USB 3.1 Gen2
  4. HDMI
  5. ACアダプター

マウスを右側につなげたい私としては、転送速度の速いUSB 3.1 Gen2は左側にしてほしかったです。

ACアダプターを接続した状態で外部モニターにもつなげると、右側の配線はかなりごちゃごちゃしそう。

左側面のインターフェイス
  1. USB 3.0
  2. ヘッドホン/マイクジャック

左側はとてもあっさりしています。

キーボード

ZenBook 15のキー配列

キーボードはテンキーありの日本語配列。

キーピッチは実測で約18mmと標準的ですが、テンキーは少し狭いです。

また、右側の「変換」や「alt」などは横幅がかなり狭くなっていて、上下左右のストロークキーも小さめに作られています。

窮屈に感じる配列

慣れてしまえば問題ないものの、最初は戸惑うかもしれません。

テンキー不要派の私としては、テンキーを撤去して全体的に余裕のあるキー配列だとベスト。

とはいえ現実問題として、テンキー付きモデルのほうが売れるのでしょう。

ZenBook 15のバックライト

バックライトも搭載しているので、暗い場所で作業するときも打ち間違いを防げます。

明るさは3段階で調整できます。

スマホのようなタッチパッド

ZenBook 15のスクリーンパッド

ZenBook 15にはスマホのように操作できるタッチパッドが搭載されています。

一般的なタッチパッドとして使えるのはもちろん、ボタンひとつでテンキーに変わったり、ワンタッチで特定のアプリを立ち上げられたりします。

ZenBookのスクリーンパッド
ZenBookのスクリーンパッド

タッチパッドをテンキーに変えられるんですから、やはりテンキーは不要だったのでは・・・と思ってしまいます。

技術としてはとても面白いですが、「なんだかややこしい・・・」と感じてしまう人も少なからずいそうです。

タイピング中に誤操作が発生することもあったため、好みが分かれるポイントになりそう。

キータイプ音

キータイプ音は比較的静かなパタパタ系。

カチャカチャと響くような音はしないので、静かな場所でも落ち着いて作業できます。

40秒ほどの動画を作成したので、タッチパッドの動作とあわせてご覧ください。

動画の00:16あたり、タイピング中に手のひらがタッチパッドに触れてしまい、誤操作が発生しています。

ディスプレイ

ZenBook 15のディスプレイ

ディスプレイは15インチのフルHD(1,920×1,080)解像度。

ツヤツヤの光沢仕様できれいな発色ですが、作業環境によっては蛍光灯などが映り込みやすいです。

ボトルガムがくっきり映り込んでいるのが伝わるでしょうか。

マットな見た目が好みな方は、量販店などでつや消しタイプの保護シートを買いましょう。

ディスプレイの開閉度

ディスプレイはここまで開きます。

ノートパソコンスタンドを使う方だと、もう少し開いてほしいと感じるかもしれません。

ナローベゼルを採用

ZenBook 15はディスプレイのふちが狭い、ナローベゼル仕様。

実測で左右は約5mm、上部は約8mmでした。

側面のベゼル幅
上部のベゼル幅

ナローベゼルのパソコンは見た目がきれいですし、作業にも集中しやすくなります。

色域は十分広い

色域のグラフ

i1 Profilerでディスプレイの色域をチェックした結果は以下の通り。

ZenBook 15の色域
  • sRGB比:91.7%
  • AdobeRGB比:71.0%

薄型ノートパソコンとして考えると、色域はかなり広いです。

厳密な色管理を求められるデザイナーやフォトグラファーの方が仕事で使うときは、カラーマネジメントモニターを使いましょう。

クリエイティブ性能の検証

ZenBook 15

ここからはパソコンに負荷のかかるクリエイティブ用途についてご紹介します。

16GBのメモリとGTX1650を搭載していることもあり、いずれも快適に動かすことができました。

Photoshop

Photoshop

まずは画像加工ソフトの代名詞的存在、Photoshopを試しました。

画像のトリミングや色味調整など、細かいレタッチもサクサク動かせます。

15インチのディスプレイだと作業もしやすいです。

Lightroom

Lightroom

続いてLightroomでRAWデータの書き出し速度をチェックしました。

使用したのは有効画素数3,635万のニコンD810で撮影したRAWデータ100枚で、書き出しにかかった時間は3分24秒。

主なCPUと結果を比較したグラフはこちら。

RAW現像の処理速度

Lightroomの書き出しは以下の条件で統一しています。

書き出し条件

画像形式:JPEG
画質:100
カラースペース:sRGB
画像のサイズ:未調整(撮影データそのまま)
解像度:350
メタデータ:すべてのメタデータ(人物情報や撮影場所の情報は削除)

D810のRAWデータ100枚を3分ちょっとで書き出せるなら、十分優秀です。

Lightroomの書き出しは高性能なCPUほど速くなるため、ハイエンドクラスのパソコンだと2分弱で書き出しが終わります。

Premiere pro

Premiere pro

Premiere Proで動画編集も試してみました。

不要なシーンをカットしたり、テロップや効果音を付ける程度ならまったく問題なく動かせますね。

Youtube動画の編集などを考えている方も、安心して使えます。

After effectで演出を作りこんだり、4K動画の編集なども考えていくとなると、さすがにパワー不足を感じそうです。

4K動画の書き出し

4K動画の書き出しに、どれくらい時間がかかるか検証しました。

検証のために用意したのは、GoPro HERO7 Blackで撮影した4K 60fpsの動画データ。

書き出し条件とかかった時間は以下の通り。

H.264 Youtube 1080p FHD7:02
H.264 Youtube 2160p 4K UHD7:18

一般的な薄型ノートパソコンの場合、4K動画の書き出しに1時間以上かかることもあるため、かなり優秀なスコアです。

ASUSさん、やはりクリエイター向けパソコンとしてプロモーションしてはいかがでしょうか。

Illustrator

Illustrator

最後にIllustratorも動かしてみました。

ちょっとしたロゴを作ったり、名刺の印刷データを整えたりする程度ならサクサク動かせます。

ファイルサイズが数GBを超えるようなデータを扱うときは、さすがに重くなる場面がありそうです。

ゲーム用途の性能チェック

ASUS ZenBook 15

専用グラフィックスのGTX1650が搭載されているため、どの程度パソコンゲームを動かせるかも検証しました。

ベンチマーク結果

まずは定番のベンチマークソフトを走らせたところ、FF14とドラクエXは最高画質で快適に遊べることがわかりました。

ネットにつながる環境さえあれば、いつでもどこでもMMORPGがプレイできます。

重量級ゲームのFF15もベンチマークソフトを走らせたところ、画質を落とせば何とか動かせそうです。

高画質でサクサク動かしたいなら、ハイスペックなゲーミングパソコンを買いましょう。

FF15

FF15
高品質2989(やや重い)
標準品質4155(普通)
軽量品質5380(やや快適)

FF14 漆黒の反逆者

FF14のベンチ-マーク
最高品質7669(非常に快適)

ドラゴンクエストX

DQXベンチマーク
最高品質16844(すごく快適)

実際にゲームをプレイ

ベンチマークソフトを走らせるだけではなく、Steamなどで購入したゲームを実際にプレイしてみました。

今回検証したのは以下6タイトル。

  1. Apex Legends
  2. レインボーシックスシージ
  3. モンスターハンターワールド
  4. SEKIRO
  5. League of Legends
  6. Rocket League

画質を調整すれば、いずれも快適にプレイできました。

ただし、ゲーム起動中はパソコンがかなり発熱するため、長時間連続してのプレイは避けたほうがよさそうです。

また、ディスプレイがツヤツヤの光沢仕様なので、暗い場面は少し見づらいです。

Apex Legends

Apex Legends
中画質54fps

Apex Legendsはグラフィック設定を「中画質」程度に落としたところ、おおむね60前後のフレームレートを出せました。

カジュアルに楽しむ分にはまったく問題ありません。

レインボーシックスシージ

レインボーシックスシージ
最高画質97fps

レインボーシックスシージはグラフィックが軽いため、最高画質で100前後のフレームレートを出せます。

シングルプレイでシチュエーションをコツコツ進めていくのもいいですし、マルチプレイに挑むのもよいでしょう。

モンスターハンターワールド

モンスターハンターワールド
中画質41fps

モンスターハンターワールドはかなり重いゲームなので、グラフィックは「中」に設定。

平均40前後のフレームレートでプレイできました。

PS4(Proは除く)のフレームレートが30なので、40出ていれば大きな支障はありません。

SEKIRO

SEKIRO
中画質54fps

SEKIROも「中画質」でプレイしたところ、50以上のフレームレートを維持できました。

瞬間的に40台に落ち込むことがあっても、目立ったカクつきは感じません。

League of Legends

League of Legends
最高画質121fps

League of Legendsは最高画質で120前後のフレームレートを出せます。

グラフィックの軽いゲームなので、とても快適に遊べます。

Rocket League

Rocket League
最高画質96fps

Rocket Leagueも軽いゲームなので、フレームレートは90以上をキープ。

ちょっとヒマな時間ができたときにサクッと遊べるゲームなので、とてもおすすめ。

ゲームもできる薄型ノートPC

ASUS ZenBook 15

今回はASUSのZenBook 15をさまざまな点から検証してみました。

一般的なビジネスバッグで持ち運べるサイズで、事務作業はもちろんクリエイティブ用途やパソコンゲームまで動かせるパワフルな1台です。

多機能のタッチパッドも、遊び心があってガジェット好きに受けるでしょう。

「持ち運べる大きさと重さで、高性能なノートパソコンが欲しい」

「せっかくパソコンを買い替えるなら、PCゲームもやってみたい」

と考えている方は、ぜひASUS ZenBook 15を購入候補に入れてみてはいかがでしょうか。

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