レビュー

Lenovo YOGA S730レビュー|軽量でスリムなノートPC

YOGA S730

Lenovoのノートパソコン、YOGA S730をお借りしました。

13.3型の薄くて軽いボディで、シンプルでスタイリッシュなデザインも特徴的なモデルです。

このページでは、YOGA S730の特徴や性能について詳しくご紹介。

近いうちにノートパソコンの買い替えを考えている方は、ぜひご覧ください。

YOGA S730の概要

YOGA S730

YOGA S730がどういったパソコンなのか、基本的なスペックからご紹介します。

パソコンの総合的な性能をチェックするベンチマークソフト、PCmark 10のスコアは3,605でした。

PCmark 10のスコア

パソコンに負荷のかかる動画編集などの用途は少々しんどいものの、ExcelやWordを使った事務作業をはじめ、一般的な用途ならまったく問題ないスコアです。

スペック

CPUやストレージ容量など、パソコンの基本スペックは以下の通り。

OSWindows 10 Home 64bit
CPUCore i5-8265U
GPUIntel UHD Graphics620
メモリ8GB(LPDDR3-2133MHz)
ストレージM.2 SSD 256GB

それぞれの項目について詳しくご説明します。

製品版とは仕様が異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

CPU

CPUは第8世代のCore i5で、薄型ノートパソコンによく使われる末尾に「U」を冠したモデルです。

詳しいスペックはCPU-Zの結果をご覧ください。

CPU-Zの結果

省電力が特徴のCPUながら、4コア8スレッドと幅広い用途で活躍する実力を備えています。

主なノートパソコン用CPUと、ベンチマーク結果(CINEBENCH R15)を比較した結果は以下の通り。

CINEBENCH R15の結果

さすがにCore i7には敵わないものの、薄型ノートパソコン向けCPUとして考えれば悪くないスコアです。

GPU(グラフィックス)

グラフィックスはCPU内蔵型のIntel UHD Graphics620。

GPU-Zの結果は以下の通り。

GPU-Zの結果

事務作業やネットサーフィン、Youtubeで動画視聴などの用途であればまったく問題ない性能です。

さすがに3Dゲームをサクサク動かせるほどのパワーはありません。

あくまで一般的な性能のノートパソコンと考えましょう。

ストレージ

ストレージは転送速度の速いM.2 SSDが使われていて、容量は256GB。

転送速度をCrystal Disk Markでチェックしたところ、読込速度は約2,000MB/sを超えました。

Crystal Disk Mark

今までメインストレージがHDDだった方だと、目に見えてパソコンの起動が速くなります。

HDDや一般的なSSD(SATA)の平均的な転送速度と比べると、以下の通り。

ストレージの転送速度

ハイエンドクラスのM.2 SSDだと、転送速度は3,000MB/sを超えてきます。

ストレージが256GBでは足らない、という方は512GB搭載モデルを選びましょう。

外付けのHDDやSSDを購入したり、Dropboxなどのクラウドストレージの活用もおすすめです。

ラインナップ

YOGA S730

YOGA S730の主なラインナップは以下の通り。

CPUメモリストレージOffice価格(税別)
Core i5-8265U8GB256GB SSD110,695円〜
Core i5-8265U8GB256GB SSD138,402円〜
Core i7-8565U8GB512GB SSD138,415円〜
Core i7-8565U8GB512GB SSD168,102円〜

仕事でExcelやWordが必要な方はOffice搭載モデルを選びましょう。

記事執筆時点でCore i7搭載モデルは在庫切れになっているため、気になっている方はこまめに公式サイトのチェックをおすすめします。

直販サイトのクーポン適用後の価格です。時期によって変動するため、必ず公式サイトで最新の価格をご確認ください。

外観・大きさ

ここからはYOGA S730の外観を見ていきます。

YOGA S730の天板

マットな質感のシルバーに、YOGAのロゴのみという極めてシンプルなデザインです。

A4クリアファイルと重ねてみると、大きさはほぼ同じ。

クリアファイルとの比較

仕様上の大きさは約307x210x11.9mmで、A4用紙を持ち運べるビジネスバッグなら問題なく収納できます。

新幹線や飛行機など、小さめのテーブルにも置きやすいサイズです。

底面はパソコン内部の熱を逃がすために、一部メッシュ状になっています。

パソコンに負荷をかけると、底面から温風が出てくるのでひざ上での作業は要注意。

YOGA S730の底面

裏蓋は特殊なねじが使われていて、一般的なプラスドライバーでは開けられません。

メモリはオンボードタイプで後から増設できないため、裏蓋を開ける場面はほとんどないでしょう。

ACアダプター

65Wのアダプター

ACアダプターは65Wのコンパクトなタイプ。

小さくて軽いので、パソコンと一緒に持ち歩いても苦になりません。

バッテリーの駆動時間は最大約16時間とたっぷりで、充電するときは電源を切って約1時間で最大80%のバッテリー充電が可能。

仕事で外回りが多い方も、バッテリー残量を気にせず作業ができるでしょう。

もちろんパソコンの使い方次第でバッテリーの持ちは変わるので、過度な期待は禁物です。

重量

パソコン単体の重量は実測で約1.1kg、ACアダプターが加わっても約1.4kgとかなり軽いです。

YOGA S730の重量
アダプター込みの重量

「重いパソコンはなるべく持ち歩きたくない・・・」

と考えている方にこそ使って欲しいパソコンです。

インターフェイス

分厚さはたったの11.9mmで、とてつもなくスリムですが、インターフェイスは最小限に絞られています。

左側面

左側面のインターフェイス

右側面

右側面のインターフェイス

搭載されているインターフェイスは以下の通り。

  • USB3.1 Gen 1 Type-C ×1
  • マイク/ヘッドフォン・コンボジャック
  • USB3.1 Gen 2 Type-C ×2

ACアダプターもType-Cで接続するため、充電中はUSBポートが2つしか使えません。

USBポートが足らないときや、SDカードなどを読み込みたいときは外付けのオプション機器を別途用意する必要があります。

モニターやプロジェクターにつなげるときもType-Cでの接続になりますが、対応している製品は少なめ。

お仕事の環境によっては変換アダプターが必要になるでしょう。

背面のインターフェイス

背面には何もありません。

キーボード

YOGA S730のキー配列

キーボードは84キー(テンキーなし)の日本語配列でバックライトも搭載。

電源ボタンは右上に、右下には指紋認証のセンサーがあります。

エンターキー回りの配列は少々クセがあるため、慣れるまでタイプミスが発生するかもしれません。

左側のシフトキー
エンターキー回りの配列

頻繁に使わないCapslockをもっと狭くすれば、左右のバランスが取れそうなのに、と思ってしまいます。

タッチパッドは一体型で、サラサラとした触感。

タッチパッド

Macbookに近い操作感で、とてもスムーズに動かせます。

ディスプレイ

YOGA S730のディスプレイ

ディスプレイはフルHD(1,920×1,080)解像度で、IPSパネルが使われているため視野角も広く、鮮やかな発色でとても見やすいです。

ツヤツヤの光沢仕様なので、環境光が映り込みやすい点に注意しましょう。

環境光の映り込み

ディスプレイは最大で180度開きます。

ディスプレイを開いた状態

ノートパソコンスタンドに立てかけるときや、会議や打ち合わせなどで活用できそうです。

タッチパネルには対応していません。

ナローベゼルを採用

YOGA S730のディスプレイはふちが狭い、ナローベゼル仕様。

実測で左右は約7mm、上部は約9mmでした。

上部のベゼル
左右のベゼル

ナローベゼルのパソコンは見た目がきれいですし、作業にも集中しやすくなります。

色域はかなり広い

色域のグラフ
ガンマカーブ

i1 Profilerでディスプレイの色域をチェックした結果は以下の通り。

YOGA S730の色域
  • sRGB比:97.1%
  • AdobeRGB比:73.2%

薄型ノートパソコンとして考えれば、色域はかなり広いです。

ガンマカーブは少々乱れていますが、一般的な用途ならまったく問題ありません。

クリエイティブ性能の検証

YOGA S730

ここからはパソコンに負荷のかかるクリエイティブ用途の検証結果についてご紹介します。

Photoshop

Photoshop

まずは画像加工ソフトの代名詞的存在、Photoshopを試しました。

写真や画像のトリミング、色味を調整するくらいならサクサクと動かせます。

ただ、画面が小さいので作業しづらいです。

ちょっとした作業ならまだしも、がっつりPhotoshopを使うときは外付けのモニターにつなげたくなります。

Lightroom

Lightroom

続いてLightroomでRAWデータの書き出し速度をチェックしました。

使用したのは有効画素数3,635万のニコンD810で撮影したRAWデータ100枚で、書き出しにかかった時間は4分24秒。

主なCPUと書き出し速度を比較したグラフはこちら。

RAW現像の処理速度

Lightroomの書き出しは以下の条件で統一しています。

Lightroomの書き出し条件
画像形式JPEG
画質100
カラースペースsRGB
画像のサイズ未調整(撮影データそのまま)
解像度350
メタデータすべてのメタデータ
(人物情報や撮影場所の情報は削除)

あまり速くはないものの、4分半で書き出せるなら問題ないでしょう。

Lightroomの書き出しは高性能なCPUほど速くなるため、ハイエンドクラスのパソコンだと2分弱で書き出しが終わります。

Premiere pro

Premiere pro

Premiere Proで動画編集も試したところ、「画面の解像度が推奨環境を下回っている」と注意書きが表示されました。

警告画面の例

そのままでも動かせますが、PhotoshopやLightroom以上に表示するパネルが多くなるため、やはり外付けのモニターにつなげたいところ。

編集作業自体は、不要なシーンをカットしたり、テロップや効果音を付ける程度ならとくに問題なく動かせます。

ちなみに、Premiere Proの推奨環境はメモリ16GB以上、4K動画も扱うとなるとメモリ32GB以上。

毎日のように動画を編集する方は、もう少しハイスペックなマシンを買ったほうが快適です。

4K動画の書き出し

参考までに4K動画の書き出しにかかる時間を検証しました。

検証のために用意したのは、GoPro HERO7 Blackで撮影した4K 60fpsの動画データ。

書き出し条件とかかった時間は以下の通り。

H.264 Youtube 1080p FHD47:14
H.264 Youtube 2160p 4K UHD52:01

想像以上に時間がかかりました。

書き出し中はほかの作業も重くなるため、出かける前に書き出しをスタートさせるなど、工夫したほうがよさそうです。

Illustrator

Illustrator

最後にIllustratorも動かしてみました。

ちょっとしたロゴを作ったり、名刺の印刷データを整えたりする程度ならサクサク動かせます。

ファイルサイズが数GBを超えるようなデータを扱うときは、さすがに重くなる場面がありそうです。

ゲーム用途の性能チェック

YOGA S730

ゲーム用のパソコンではありませんが、検証のために動かしてみました。

ベンチマーク結果

MMORPGの定番ベンチマークソフトを走らせたところ、ドラクエXはそれなりに動かせそうです。

FF14は標準品質ならギリギリ動かせそうですが、快適とは言えないでしょう。

やはりパソコンゲームをサクサク動かしたいなら、ゲーミングパソコンを買うのが一番です。

FF14 漆黒の反逆者

FF14のベンチ-マーク
最高品質762(動作困難)
高品質1489(設定変更を推奨)
標準品質2360(普通)

ドラゴンクエストX

DQXベンチマーク
最高品質4158(普通)
標準品質4944(普通)
低品質5423(快適)

軽いゲームをプレイ

Steamで購入したレトロゲーム、ロックマンクラシックコレクションをプレイしてみました。

ロックマンクラシックコレクション

まれに動作が遅くなる場面があるものの、おおむね60fpsで快適に遊べました。

3Dゲームを動かすのは厳しいものの、レトロゲームならそこそこ動かせます。

スタイリッシュな薄型ノート

YOGA S730

今回はLenovoのYOGA S730をさまざまな点から検証してみました。

約12mmの薄さと約1.1kgという軽さは、頻繁にパソコンを持ち歩く方にとって心強い味方になってくれるでしょう。

4コア8スレッドのCore i5搭載で、ExcelやWordなどの事務作業もサクサクこなせます。

プライベートでも使いやすい、スタイリッシュな見た目も魅力です。

ただ、USBポート類は少なめなので、用途に合わせて外付けのデバイスをそろえましょう。

薄型・軽量でハイスペックなノートパソコンを探している方は、YOGA S730を候補に入れてみてはいかがですか。

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