2020年12月2日(水)発売予定のASUSの最新ノートパソコン、VivoBook 15 K513EAをお借りしたのでご紹介します。
15.6型の薄型ボディにIntelの最新世代CPUを搭載した、スタンダードなスペックのノートPC。
仕事はもちろんプライベートでも活躍するノートPCを探している方は、ぜひご覧ください。
目次リンク
VivoBook 15 K513EAの特徴

VivoBook 15 K513EAがどういったパソコンなのか、特徴を整理すると以下の通り。
Intelの最新世代CPUを搭載
15.6型の薄型・軽量モデル
シンプルで使いやすいデザイン
事務用途や普段使いに最適
モニターの色域がやや狭い
基本的なスペックから順にご紹介します。
スペック

CPUやストレージ容量など、お借りしたパソコンの基本スペックは以下の通り。
OS | Windows 10 Home 64ビット |
---|---|
CPU | Core i7-1165G7 |
GPU | Intel Iris Xe Graphics |
メモリ | 8GB(DDR4-3200) |
ストレージ | 256GB NVMe M.2 SSD 1TB HDD |
CPUはIntelの第11世代で、4コア8スレッドでターボブースト時の動作周波数は4.70 GHzとパワフル。
GPUはCPU内蔵型のIris Xe Graphicsです。
CPUとGPUの詳しいスペックを知りたい方は、こちらをご覧ください。


メモリは8GBと控えめですが、事務仕事をこなす分には十分。
ストレージはHDDが1TBあるので、すぐに埋まってしまうということはないでしょう。
製品版とは一部仕様が異なる場合があります。あらかじめご了承ください。
価格とラインナップ

VivoBook 15のラインナップはCore i5とCore i7の2種類で、Office(Microsoft Office Home & Business 2019)搭載モデルも展開。
主なスペックと価格をまとめると以下の通り。
CPU | メモリ | ストレージ | Office | 価格(税別) |
---|---|---|---|---|
Core i5-1135G7 | 8GB | 256GB M.2 SSD 1TB HDD | × | 99,818円〜 |
Core i7-1165G7 | 8GB | 256GB M.2 SSD 1TB HDD | × | 113,455円〜 |
Core i7-1165G7 | 8GB | 256GB M.2 SSD 1TB HDD | ○ | 131,636円〜 |
Core i7搭載モデルはインディーブラック(今回お借りしているモデル)で、Core i5はトランスペアレントシルバーと、カラーが異なります。
Youtubeで動画を見たり、ちょっとした事務作業程度ならCore i5搭載モデルでまったく問題ありません。
ExcelやWordなど、各種事務作業をサクサク快適にこなしたいなら、上位モデルのCore i7搭載モデルがおすすめです。
カラバリ豊富なS15

ASUSのVivoBookといえば、豊富なカラーバリエーションを思い浮かべる方も多そうです。
4色から好きな色を選べるVivoBook S15の主なスペックと価格は以下の通り。
CPU | メモリ | ストレージ | Office | 価格(税別) |
---|---|---|---|---|
Core i5-1135G7 | 8GB | 512GB M.2 SSD | ○ | 127,091円〜 |
Core i7-1165G7 | 16GB | 1TB M.2 SSD | × | 140,727円〜 |
Core i7-1165G7 | 16GB | 1TB M.2 SSD | ○ | 163,455円〜 |
本体のカラー以外にもメモリやストレージの構成が微妙に異なります。
用途と予算に合わせて、ぴったりの1台を選びましょう。
以前、CPUにAMDのRyzen 7を搭載したVivoBook S15(M533IA)もレビューしたので、気になる方はあわせてご覧ください。

外観・大きさ

ここからはVivoBook 15 K513EAの外観を見ていきます。
本体カラーはインディーブラックで、とてもシンプルなデザインです。


仕様上の寸法は359.8×235.3mmと、15.6型のノートPCとしては比較的スリム。
分厚さは18.6mmで、一般的なビジネスバッグなら問題なく収納できるでしょう。
底面にはステレオスピーカーが2つ搭載されていて、プリインストールされている専用ソフトウェアからイコライザーのカスタマイズも可能。


簡単に設定をいじれて楽しいですが、音質にこだわるならヘッドホンや外付けのスピーカーなどの活用をおすすめします。

パソコン単体の重量は実測で約1.7kgでした。
持ち歩けない重さではありませんが、15.6型は職場や自宅など、据え置きでの使用に向いています。
出張や外回りが多い方は、13.3型などの小さくて軽いものを選んだほうがよいでしょう。
ASUSにはZenBook 13というコンパクトかつ長時間バッテリーを搭載したモデルもあるので、気になる方はあわせてご覧ください。

ACアダプター

ACアダプターはコンパクトなものが付属。

重量も実測でたったの166gでした。
バッテリーの駆動時間も最大8.5時間とたっぷり。
さらにプリインストールされている専用ソフトウェア(MyASUS)から、用途に合わせてバッテリー設定やファンの回転速度をカスタマイズ可能。


ACアダプターにつなげて使用することが多い方はマックスライフモードに設定したり、会議中に使うときはファンの設定をウィスパーモードにしたり。
使い方に合わせて設定をカスタマイズできます。
インターフェイス
ここからはインターフェイスを見ていきます。

- USB2.0 ×2

- Micro SDカードリーダー
- マイク・ヘッドホンコンボジャック
- USB3.2 Gen1 Type-C
- USB3.2 Gen1 Type-A
- HDMI
- 電源
USB Type-Cはデータ転送のみで、映像出力や給電には非対応なので要注意。

背面に端子類は何もありません。
インターフェイスは少なめなので、マウスなどの周辺機器はBluetoothで接続できるものがあると便利です。
キーボード

キーボードは103キーの日本語配列。
テンキーも搭載されているので、Excelなどで数字を打ち込むことが多い方も安心。
打鍵感はポコポコ系で、ノートPCとしてはまずまずな印象です。


上下左右のカーソルキーは小さめですが、目立ったクセもなく、タイピングしやすい配列です。
エンターキーのみカラーブロックキーキャップになっています。

タッチパッドはマルチタッチに対応。
本体中央より少しだけ左に寄せられています。
バックライトは非搭載なので、暗い場所で作業するときはミスタイプに要注意。
VivoBook S15はイルミネートキーボード(バックライト付き)です。
ディスプレイ

ディスプレイは15.6型ワイドかつフルHD(1,920×1,080)解像度のTFTカラー液晶。
ノングレア(非光沢)かつ画面占有率約86%のナローベゼル(狭額縁)で、とても見やすいです。

ディスプレイ上部には92万画素のWebカメラも搭載されているため、zoomなどを活用したオンライン会議で活躍。
タッチパネルには対応していません。

ディスプレイは最大でここまで開きます。
色域のカバー率は低め


i1 Profilerでディスプレイの色域をチェックした結果は以下の通り。
- sRGBカバー率:63.4%
- AdobeRGBカバー率:47.3%
肉眼で見る分には十分きれいに感じますが、色域のカバー率は低め。
Webデザインや写真のレタッチなどの業務用途で使うときは、カラーマネジメントモニターにつなげたほうがよいでしょう。

ディスプレイの設定もMyASUSからカスタマイズが可能。
ブルーライトが気になる方は、ブルーライトを最大30%低減できるモードがおすすめです。
VivoBook 15のベンチマーク結果
ここからはVivoBook 15 K513EAの性能を、各種ベンチマークソフトを使用して数値化していきます。
計測結果はいずれも当サイトで検証したものなので、あくまで参考程度にお考えください。
PCmark 10

パソコンの総合的な性能をチェックするベンチマークソフト、PCmark 10のスコアは4,903でした。
ExcelやWordなど、一般的な事務作業であればとても快適にこなせるスコアです。
CPU(CINEBENCH)
CPUの性能をCINEBENCHでチェックしました。


主なノートパソコン用CPUと、ベンチマーク結果(CINEBENCH R15)を比較した結果は以下の通り。
Ryzen7 4700U | |
---|---|
Core i7-1065G7 | |
Core i7-10810U | |
Core i5-10210U |
さすがは最新世代のCPUというべきか、薄型ノートPC向けのCore i7としてはトップクラスのスコアが出ました。
ベンチマークのスコアがすべてではないものの、AMDのRyzen7 4700Uとはそこそこ差があります。
GPU(Fire Strike)

内蔵GPU(Intel Iris Xe Graphics)の性能をFire Strikeでチェックしました。
GeForce GTX1050 | |
---|---|
Intel Iris Xe Graphics | |
Radeon Graphics | |
Intel UHD Graphics |
さすがにGTX1050には敵わないものの、CPU内蔵型のGPUとしてはトップレベルのスコア。
今までのIntelの内蔵CPU(Intel UHD Graphics)と比べれば、大幅にスコアが伸びています。
ストレージ(Crystal Disk Mark)
転送速度をCrystal Disk Markでチェックした結果がこちら。


M.2 SSD読み込みで1,779MB/sとまずまずのスコア、HDDは標準的なスコアです。
ハイエンドクラスのNVMe SSDなら読み込み速度は3,000MB/sを軽く超えますが、実用上ストレスを感じる場面はほとんどないでしょう。
今までSATAタイプのSSDやHDDをメインストレージとして使っていた方なら、パソコンの起動やソフトウェアの立ち上がりでストレージの速さを実感できます。
パソコンゲーム
参考までにゲーム用のベンチマークソフトをフルHD解像度の設定で走らせたところ、FF14は最高画質でもそれなりに動かせるようです。
ドラクエXはグラフィックがとても軽く、最高画質でも快適に動作可能。
フォートナイトなどの3Dゲームを最高画質でサクサク動かせるほどのパワーはありませんが、軽めのゲームならカジュアルに楽しめます。

最高品質 | 2363(普通) |
---|---|
高品質 | 3408(やや快適) |
標準品質 | 4048(快適) |

最高品質 | 8796(とても快適) |
---|---|
標準品質 | 10035(すごく快適) |
低品質 | 11204(すごく快適) |
スタンダードな最新ノートパソコン

最後にもう一度VivoBook 15 K513EAの特徴をおさらいします。
Intelの最新世代CPUを搭載
15.6型の薄型・軽量モデル
シンプルで使いやすいデザイン
事務用途や普段使いに最適
モニターの色域がやや狭い
最安モデルなら9万円台~と、予算や用途に合わせて選べるラインナップの豊富さも魅力のひとつ。
職場で使うパソコンとしてはもちろん、テレワークや自宅用パソコンとしても活躍してくれる1台です。
2020年12月14日(月)23:59までにASUS公式オンラインストアから注文すれば、ASUSのあんしん保証プレミアム3年パックがついてくるキャンペーンも実施中。
幅広く使えるノートPCを探している方は、ASUSのVivoBook 15 K513EAを候補に入れてみてはいかがでしょうか。