レビュー

Lenovo(レノボ)ThinkPad X280のレビュー

ThinkPad-X280

LenovoのThinkPad X280をお借りしました。

持ち運びやすい薄型・コンパクトなノートパソコンで、ビジネス用途にぴったりなモデル。

お値段も10万円前後と、コスパ抜群です。

どれほどの実力を秘めているのか、本当に使いやすいのか、詳しく検証してみました。

ThinkPad X280の基本情報

ThinkPad X280

まずはThinkPad X280の基本的な情報からご紹介します。

スペック

今回お借りしたモデルの基本スペックは以下の通り。

OSWindows 10 Pro 64bit
CPUCore i7-8550U
GPUIntel UHD Graphics620
メモリ16GB
ストレージNVMe M.2 SSD 256GB

Core i7-8550Uは省電力ながらパワフルさも兼ね揃えたCPUで、薄型ノートパソコンによく使われているモデルです。

CPU-Zの結果は以下の通り。

ThinkPad X280のCPU-Z

GPU(グラフィックス)はCPU内蔵型で、ストレージは転送速度の速いM.2 SSDが使われています。

仕事で大量のデータを扱う方だと256GBは心もとないため、ストレージ要領が多いモデルを選ぶか、外付けHDDやクラウドストレージを活用しましょう。

ラインナップ

ThinkPad X280はCPUやメモリ、ストレージの構成で値段が変わります。

主なモデルを表にまとめました。

CPUメモリストレージ価格(税別)
Core i3-7020U4GBM.2 SSD 128GB79,877円〜
Core i5-8250U8GBM.2 SSD 128GB107,406円〜
Core i7-8550U8GBM.2 SSD 256GB124,902円~
Core i7-8650U16GBM.2 SSD 256GB147,744円~

ネットサーフィンやメールの送受信、ちょっとした事務作業程度ならメモリ4GBのモデルでも問題ないでしょう。

ExcelやWordなどの事務作業をサクサク動かしたいなら、メモリ8GB以上のモデルがおすすめです。

予算や用途に合わせてぴったりなモデルを探しましょう。

また、記載している価格は記事執筆時点の金額です。

モデルによっては在庫が終了している可能性もあるため、最新情報は公式サイトにてご確認ください。

タイミングが良ければお得なクーポンを使えたり、各種キャンペーンも適用されます。

ThinkPad X280の最新価格を見る

外観・大きさ

ここからはThinkPad X280の外観をチェックしていきます。

ThinkPad X280の天板

マットな質感で、控えめなロゴがいいアクセントになっています。

これぞレノボといったデザインですね。

仕様上の大きさは307.7×209.8mmで、A4のクリアファイルとほぼ同じくらいの大きさです。

ThinkPad X280の大きさ
クリアファイルとの比較

分厚さも17.4mmと薄いので、小さめのビジネスバッグでも難なく持ち運べます。

ThinkPad X280の裏面

裏側もシンプルにまとめられています。

重量

パソコン単体の重量は約1.1kg、ACアダプターを含めても約1.3kgと非常に軽いです。

パソコン単体の重量
ACアダプターも含めた重量

毎日パソコンを持ち運ぶ方も、この大きさと重さならしんどくないでしょう。

仕様上のバッテリー駆動時間も最大で約15.8時間となっているため、出張が多い方をはじめ、日中ほとんどオフィスにいない方にぴったりなパソコンです。

片手で持てる重さ

腕力に自信がない方でも楽々持ち上げられる軽さです。

インターフェイス

ここからはインターフェイスを見ていきます。

背面のインターフェイス

背面にはSIMとmicroSDカードを挿入できるリーダーがあります。

① SIMカードスロット&microSDカードリーダー

格安SIMを差し込んでおけば、どこでもネットにつなげられるのは便利です。

Wi-Fiを探し求めてカフェをはしごする必要もなくなります。

ただし、カードリーダーとして使いたいときは、その都度クリップなどを穴に差し込む必要があるため少々面倒です。

左側面のインターフェイス

右側面にはUSBポートが1つあります。

② USB3.0×1
③ ケンジントンロック

マウスなどをつなげるときに便利です。

右側面のインターフェイス

左側面には各種ポート類が集中しています。

④ USB3.1 Type-C×1
⑤ USB3.1 Type-C(Thunderbolt3)×1
⑥ イーサネット拡張コネクター×1
⑦ USB 3.0×1
⑧ HDMI×1
⑨ ヘッドフォンジャック×1

プロジェクターやモニターとの接続でよく使われていたVGA端子は非搭載。

HDMIケーブルで接続できるものも多いですが、どうしてもVGA端子が必要なときは別途アダプターを用意しましょう。

ケース内部

ThinkPad X280のケース内部

ケース内部はご覧の通り。

メモリはオンボードタイプで、後から増設や交換はできません。

メモリが多くて困ることはないので、予算が許すなら多めのモデルを選びましょう。

M.2 SSD

M.2 SSDも予備のスロットはありません。

価格は高くなりますが、最大で1TBまで増やせます。

キーボード

ThinkPad X280のキーボード

キーボードはテンキーなしの一般的な日本語配列です。

クセのない配列で、とても打ちやすいです。

キーボードの真ん中にあるのは、ThinkPadの象徴ともいえるトラックポイント。

私はうまく使いこなせませんが、一度慣れてしまうとほかのパソコンは使えなくなるんだとか。

トラックボール
タッチパッド

タッチパッドもサラサラとした質感で、違和感なく操作できます。

指紋センサーを搭載して、セキュリティ面を強化することも可能です。

キータイプ音

キータイプ音はとても静かなポコポコ系。

新幹線や飛行機で移動中に作業をしても、隣のおじさんからにらまれることはないでしょう。

30秒ほどの動画を作成したので、実際に聞いてみてください。

ディスプレイ

ThinkPad X280のディスプレイ

ディスプレイはLEDバックライトを搭載した、12.5型のフルHD液晶。

IPSパネルが使われていて視野角がとても広く、薄型ノートパソコンとしては色の再現性も悪くありません。

蛍光灯が映り込みにくいノングレア(非光沢)仕様なので、どんな場所でも快適に作業できます。

ベゼル(ディスプレイのふち)は一般的なサイズで、最近流行りのナローベゼルではありません。

横のベゼル
縦のベゼル

とはいえ実際にパソコンを使用していて、ベゼルの太さが気になることはないでしょう。

ディスプレイは完全にパタッと倒せます。

180度開くディスプレイ

ノートパソコンを180度開いて使う場面は少ないと思いますが、会議中など複数人でディスプレイを見たいときに活躍してくれます。

色域はあまり広くない

X-riteのi1Display Proを使用してディスプレイのカラープロファイルを作成、色域をチェックしました。

ThinkPad X280の色域

sRGB比は約70%と、あまり広くありません。

ThinkPad X280の色域
  • sRGB比:69.6%
  • AdobeRGB比:51.6%

とはいえ厳密な色管理が求められるデザイナーやクリエイターでない限り、色域の狭さは気にならないでしょう。

ネットサーフィンや事務作業で使うなら、普通にきれいなディスプレイです。

各種ベンチマーク結果

ThinkPad X280

ここからはThinkPad X280の性能を、各種ベンチマークソフトを使用して数値化していきます。

計測結果はいずれも当サイトで検証したものなので、あくまで参考程度にお考えください。

CINEBENCH R15

ThinkPad X280のCINEBENCH

まずはCINEBENCH R15でCPUの性能をチェックしてみたところ、351cbという結果でした。

主なCPUとスコアを比較してみると以下の通り。

CPUスコアのグラフ

高性能なゲーミングパソコンなどに使われるCore i7-8750Hと比較すると、さすがに差がありますが、事務用途メインで考えるならまったく問題ないスコアです。

Crystal Disk Mark

CrystalDiskMarkでストレージ(M.2 SSD)の転送速度をチェックしました。

SSDの転送速度

読み込み(Read)と比べると書き込み(Write)は若干遅めですが、快適に作業できるスコアです。

一般的なSSD(SATA)とHDDの転送速度を比較すると、これくらいの差があります。

ストレージの転送速度

M.2 SSDに慣れてしまうと、HDDしか搭載していないパソコンには戻れなくなります。

Fire Strike

内蔵グラフィックスのスコア

3Dゲームを快適に動かすための指標となるFire Strikeを走らせたところ、スコアは1,162でした。

ThinkPad X280はゲーム用のパソコンではないため、妥当な結果です。

エントリークラスのゲーム用グラフィックス、GTX1050と比べてもこれだけの差があります。

GPUのスコア比較

オンラインゲーム

本来の用途ではありませんが、有名オンラインゲームのベンチマークソフトも走らせました。

ドラクエXのような軽いゲームなら、フルHD解像度でそれなりに動かせます。

FF14はフルHDだとしんどいので、解像度を1280×720に落とせば、どうにか動かせそうです。

「出張中も宿泊先のビジネスホテルからMMORPGにログインしたい!」

という方は参考にしてください。

FF14 漆黒の反逆者

FF14のベンチ-マーク
1920×1080
最高品質1159(設定変更が必要)
高品質1704(設定変更を推奨)
標準品質2445(普通)
1280×720
最高品質2212(普通)
高品質3250(やや快適)
標準品質4645(快適)

ドラゴンクエストX

DQ10ベンチマーク結果
1920×1080
最高品質4941(普通)
標準品質5891(快適)
低品質7272(とても快適)

レトロゲーム

ドラクエXを動かせるなら、とレトロゲームをプレイしてみました。

Steamで購入したロックマン クラシックス コレクションを試したところ、画面がカクつくこともなく快適に動かせました。

ロックマンのプレイキャプチャ
ロックマンのプレイキャプチャ

移動中や休憩中にちょっと息抜きがしたい方は、ロックマンのようなレトロゲームがおすすめです。

本格的なパソコンゲームがしたい方は、ゲーミングパソコンを買いましょう。

クリエイティブ用途で性能を検証

パソコンのスペックが求められるクリエイティブ用途で、どれだけの性能を出せるのかも検証しました。

Premiere Proで動画編集

Premiere Pro

AdobeのPremiere Proで動画を編集してみたところ、多少のもっさり感はあるものの、とくに問題なく動かせました。

今回お借りしているモデルはメモリが16GBありますが、8GBだと少々しんどいです。

動かせないことはありませんが、ひとつひとつの処理がスムーズに進まなかったり、最悪、作業途中でフリーズしてしまうことも。

仕事やプライベートでちょっとした動画編集に挑戦するつもりなら、メモリは16GBがおすすめです。

4K動画の書き出し

参考までに、4K動画の書き出しにかかる時間を測定した結果もご紹介します。

検証のために用意したのは、GoPro HERO7 Blackで撮影した4K 60fpsの動画データ。

書き出し条件とかかった時間は以下の通り。

H.264
Youtube 1080p FHD40:08
Youtube 2160p 4K UHD43:58

とんでもなく時間がかかります。

高性能なCPUとGPUを搭載したパソコンだと、書き出しにかかる時間は半分以下。

FHDの書き出し速度
4Kの書き出し速度

動画編集をがっつりやりたいなら、クリエイター向けのパソコンをおすすめします。

LightroomでRAW現像

Lightroom

続いてデジカメで撮影したRAWデータの書き出し速度もチェックしてみました。

有効画素数3,635万のニコンD810で撮影したRAWデータ100枚をLightroomで書き出したところ、かかった時間は3分42秒。

なかなかいいスコアです。

Lightroomの書き出し条件は以下の通り。

書き出し条件

画像形式:JPEG
画質:100
カラースペース:sRGB
画像のサイズ:未調整(撮影データそのまま)
解像度:350
メタデータ:すべてのメタデータ(人物情報や撮影場所の情報は削除)

4K動画の書き出しはしんどいものの、RAWデータの書き出しなら十分使えるレベルです。

主なCPUと結果を比較したグラフはこちら。

RAW現像の書き出し速度

ただし、ディスプレイの色域は狭いので、写真コンテストで入賞を目指すような方はカラーマネジメントモニターを別途用意しましょう。

ビジネス用途で使いやすいノートPC

ThinkPad X280

ThinkPad X280の性能をいろいろ検証してみましたが、さすがはレノボのThinkPadというべきか、ビジネス用途と相性抜群です。

持ち運びやすいコンパクトなサイズは荷物が多いときもかさばりにくく、バッテリーも長時間持つので、外回りや出張が多いビジネスパーソンも安心。

写真の加工やちょっとしたゲームを動かせるだけのパワフルさも秘めているため、あらゆる場面で活躍してくれることでしょう。

予算10万円前後でバリバリ使えるノートパソコンを探している方は、レノボのThinkPad X280がおすすめです。

ThinkPad X280について詳しく見る

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