レビュー

ThinkPad E595レビュー|Ryzen 5 3500U搭載モデル

ThinkPad E595

Lenovoのノートパソコン、ThinkPad E595をお借りしました。

最安構成なら52,624円~で買える低価格が魅力の、CPUにAMDのRyzenを搭載した15.6型のノートパソコン。

このページではThinkPad E595の特徴や性能について詳しくご紹介します。

パソコンを頻繁に持ち歩かない方で、ビジネス用途で使いやすい手ごろなノートPCを探している方は、ぜひご覧ください。

Lenovo ThinkPad E595の概要

ThinkPad E595

ThinkPad E595がどういったパソコンなのか、特徴を整理すると以下の通り。

据え置き型で使いやすいサイズ

Thinkpadとしては価格が安い

コスパ最優先の方には不向き

重い作業にも向いていない

基本的なスペックから順にご紹介します。

スペック

CPUやストレージ容量などの基本スペックは以下の通り。

OSWindows 10 Home 64ビット
CPURyzen 5 3500U
GPUAMD Radeon Vega8
メモリ8GB
ストレージM.2 SSD 256GB

パソコンの総合的な性能をチェックするベンチマークソフト、PCmark 10のスコアは3,684でした。

PCmark 10のスコア

当サイトでレビューしたLenovoの主なノートパソコンとスコアを比較すると以下の通り。

PCmark 10 スコア比較
ThinkPad X1
Extreme
4,799
ThinkPad X390
4,149
Ideapad S340
3,702
ThinkPad E595
3,684
Ideapad S530
3,658
YOGA S730
3,605
ThinkBook 13s
3,064

ThinkPad E595はコストを抑えたモデルのためスコアは低め。

ベンチマークがすべてではないものの、スコアだけ見るとIdeapadのコスパの高さが光ります。

CPU

CPUは最新世代のAMD Ryzen5を搭載。

薄型ノートパソコンによく使われる、末尾に「U」を冠した省電力タイプです。

詳しいスペックはCPU-Zの結果をご覧ください。

CPU-Zの結果

主な薄型ノートパソコン用CPUと、ベンチマーク結果(CINEBENCH R15)を比較した結果は以下の通り。

CINEBENCH R15 スコア比較
Core i7-10510U
694
Ryzen7 3700U
662
Ryzen5 3500U
608
Core i7-8550U
481

GPU(グラフィックス)

グラフィックスはCPU内蔵型のRadeon Vega8。

詳しいスペックはGPU-Zの結果をご覧ください。

GPU-Zの結果

ベンチマーク(FireStrike)の結果は以下の通り。

FireStrike スコア比較
GeForce GTX1050
5,436
GeForce MX250
3,351
AMD Radeon Vega8
1,970
Intel UHD Graphics 620
1,141

CPU内蔵型としては高いスコアですが、最新3Dゲームを高画質で動かせるほどのパワーはありません。

ストレージ

ストレージは転送速度の速いM.2 SSDが搭載されています。

転送速度をCrystal Disk Markでチェックしたところ、読込で約2,000MB/sとまずまずのスコアでした。

Crystal Disk Mark

それぞれの平均的な転送速度と比べると、以下の通り。

ストレージの転送速度
NVMe M.2 SSD
3,000
SSD(SATA)
550
HDD
120

ハイエンドクラスのM.2 SSDなら読込速度は3,000MB/sを超えるので、もう少し頑張ってほしかったところ。

ストレージ容量が心配な方は、外付けのHDDやSSDを購入したり、Dropboxなどのクラウドストレージを活用しましょう。

ラインナップ

ThinkPad E595

ThinkPad E595の主なラインナップは以下の通り。

Thinkpadというブランドゆえか、全体的に価格設定は高めです。

CPUメモリストレージOffice価格(税別)
Ryzen 3 3200U4GB128GB SSD52,624円〜
Ryzen 5 3500U8GB256GB SSD83,820円〜
Ryzen 5 3500U8GB256GB SSD96,338円〜
Ryzen 7 3700U16GB256GB SSD
1TB HDD
107,822円〜

Ryzen 3 3200U搭載モデルなら5万円台で購入できますが、最低限のメモリとストレージしか搭載されていません。

さらにディスプレイもフルHD非対応なので要注意。

ExcelやWordなどの事務用途メインで使うなら、最低でもRyzen 5 3500U搭載モデルがおすすめ。

なるべく価格を抑えたい方は、IdeapadやThinkbookを候補に入れてみてください。

直販サイトのクーポン適用後の価格です。時期によって変動するため、必ず公式サイトで最新の価格をご確認ください。

在庫状況やキャンペーンを要チェック

Thinkpadは昔から人気が高く、タイミングが悪いと在庫切れになっていることもあります。

モデルによって納期にも大きな差があるため、最新情報は必ず公式サイトでチェックしてください。

また、Lenovoでは常に何かしらのセールやキャンペーンを実施しています。

Lenovoのキャンペーン

セールの対象モデルや値引き幅は都度変わるため、希望のパソコンを安く買えるかは運次第。

少しでもパソコンを安く買いたい方は、こまめにLenovoの公式サイトをチェックしましょう。

外観・大きさ

ここからはThinkPad E595の外観を見ていきます。

ThinkPad E595
ThinkPad E595

Thinkpadおなじみのデザインで、天板の左上にロゴが印字されています。

天板
底面

仕様上の寸法は369×252mmで、15.6型のノートパソコンとしては標準的な大きさ。

小さめのビジネスバッグだと入らない可能性があるため、持ち運ぶ前提で考えている方は事前にサイズを確認しておきましょう。

スリムボディ

分厚さは約20mm。

パソコンの重量

パソコン単体の重量は実測で約1.9kgでした。

ACアダプター

ACアダプター

ACアダプターはUSB Type-Cでパソコンと接続する、45Wのコンパクトなものが付属。

ACアダプターの重量

重量は実測で約250g。

仕様上のバッテリー駆動時間は最大約9.8時間で、急速充電には非対応。

使い方次第ではあるものの、事務用途がメインなら半日程度は持つでしょう。

インターフェイス

ビジネスで使いやすい各種インターフェイスがそろっています。

左側面のインターフェイス
  1. USB3.1 Gen1 Type-C(電源と共用)
  2. HDMI
  3. USB 3.1 Gen1(Powered USB)
  4. USB 3.1 Gen1
  5. マイクロフォン/ヘッドフォン・コンボ・ジャック

中央のUSBポートはPowered USBに対応で、パソコンの電源がオフの状態でもスマホなどを充電可能。

右側面のインターフェイス
  1.  microSDメディアカードリーダー
  2. USB 2.0
  3. イーサネット・コネクター
  4. セキュリティー・キーホール

無線でネットにつなげる方がほとんどと思いますが、いざというときに有線が使えるのは便利です。

背面のインターフェイス

背面にポート類は何もありません。

キーボード

キーボード

キーボードは110キーの日本語配列でバックライトは非搭載。

配列はThinkpadではおなじみですが、少しクセがあります。

左側のキー配列
右側のキー配列

右上に配置されることの多い「PrtSc」が最下段に来ていたり、カーソルキーの左右斜め上に「PgUp」や「PgDn」があります。

慣れてしまえば問題ないものの、Thinkpad以外のパソコンから乗り換える方は最初苦労しそうです。

トラックポイント

根強いファンを持つトラックポイント。

タイピングの位置から手を動かさずにカーソルを動かせるため、一度慣れてしまうとほかのノートパソコンは使えなくなるという声もあります。

タッチパッド

タッチパッドは分離式。

トラックポイントを操作しながらクリックしやすいように、左右のボタンが上部に配置されています。

ディスプレイ

ディスプレイ

ディスプレイは15.6型のフルHD(1,920×1,080)解像度で、マットな質感のノングレア(非光沢)仕様。

蛍光灯などが映り込みにくいため、長時間作業しても目が疲れにくいです。

Webカメラを物理的に映像を遮断できるThinkShutterは非搭載。

セキュリティ面が気になる方はマスキングテープなどでカメラを隠しましょう。

sRGB比 約61%の狭い色域

色域のグラフ
ガンマカーブ

i1 Profilerでディスプレイの色域をチェックした結果は以下の通り。

ThinkPad E595の色域
  • sRGB比:61.1%
  • AdobeRGB比:45.3%

色域はかなり狭いですが、事務用途として使うならまったく問題ありません。

Webデザインや写真の編集など、色を扱う業務で使う際には注意が必要です。

クリエイティブ性能の検証

ThinkPad E595

ここからはパソコンに負荷のかかる写真・動画編集用途の検証結果についてご紹介します。

先に結論をお伝えしておくと、Ryzen 5 3500U搭載モデルは重い作業に向いていません。

Lightroom

Lightroom

続いてLightroomでRAWデータの書き出し速度をチェックしました。

使用したのは有効画素数3,635万のニコンD810で撮影したRAWデータ100枚で、書き出しにかかった時間は8分20秒。

主なノートパソコン用CPUとスコアを比較すると以下の通り。

CPU別 RAW現像の処理速度
Core i7-10510U
3:32
Core i7-8550U
3:42
Ryzen7 3700U
6:17
Ryzen5 3500U
8:20

想定以上に時間がかかりました。

実用上はそこまで大きな問題ではないものの、写真を扱う機会が多い方にはおすすめできません。

Lightroomの書き出し条件は以下で統一しています。

Lightroomの書き出し条件
画像形式JPEG
画質100
カラースペースsRGB
画像のサイズ未調整(撮影データそのまま)
解像度350
メタデータすべてのメタデータ
(人物情報や撮影場所の情報は削除)

Premiere pro

Premiere pro

続いてPremiere Proで動画編集も試してみました。

不要なシーンをカットしたり、テロップや効果音を付ける程度ならそれなりに動かせます。

動画を編集する機会が多い方は、メモリを8GBから16GBにアップグレードしたほうが快適です。

4K動画の書き出し

4K動画の書き出しに、どれくらい時間がかかるか検証しました。

検証のために用意したのは、GoPro HERO7 Blackで撮影した4K 60fpsの動画データ。

書き出し条件とかかった時間は以下の通り。

H.264 Youtube 1080p FHD36:21
H.264 Youtube 2160p 4K UHD58:12

RAWデータと同じく、動画の書き出しもかなり時間がかかりました。

書き出し中はほかの作業も重くなるため、パソコンから離れるタイミングでスタートするのがおすすめ。

動画を扱う機会が多い方は、もう少しハイスペックなパソコンを買いましょう。

ゲーム用途の性能チェック

ThinkPad E595

ゲーム用のパソコンではありませんが、性能チェックのために動かしてみました。

MMORPGの定番ベンチマークソフトを走らせたところ、FF14は標準品質ならギリギリ動かせるようです。

ドラクエXは最高品質でもそれなりに動かせる模様。

最新パソコンゲームを高画質でサクサク動かしたいならゲーミングパソコンを買いましょう。

FF14 漆黒の反逆者

FF14のベンチ-マーク
最高品質1730(設定変更を推奨)
高品質2519(やや快適)
標準品質3400(やや快適)

ドラゴンクエストX

DQXベンチマーク
最高品質4225(普通)
標準品質4467(普通)
低品質5171(快適)

ThinkPad X390のまとめ

ThinkPad E595

最後にもう一度ThinkPad E595の特徴をおさらいします。

据え置き型で使いやすいサイズ

Thinkpadとしては価格が安い

コスパ優先の方には不向き

重い作業にも向いていない

ビジネス用途としての性能は十分備わっていますが、同価格帯で比較するとIdeapadのほうがコスパは高め。

Thinkpadが好きな方はもちろん、トラックポイントの操作に慣れている方で手ごろなサブPCが欲しい方におすすめです。

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