レビュー

ThinkBook 13sレビュー|Core i5搭載モデル

ThinkBook 13s

Lenovoのノートパソコン、ThinkBook 13sをお借りしました。

13.3型のコンパクトボディに、ExcelやWordなどの事務作業をサクサクこなせるパワフルなCPUを搭載。

外回りや出張の多いビジネスパーソンにぴったりなノートPCです。

このページではThinkBook 13sの特徴や性能について詳しくご紹介。

持ち運びやすい薄型・軽量ノートPCを探している方は、ぜひご覧ください。

Lenovo ThinkBook 13sの概要

ThinkBook 13s

ThinkBook 13sがどういったパソコンなのか、特徴を整理すると以下の通り。

薄型・軽量で持ち運びに最適

最大13時間の長時間バッテリー

色域の広いIPSパネルを搭載

指紋認証でセキュリティ面も安心

重い作業にはパワー不足

基本的なスペックから順にご紹介します。

スペック

CPUやストレージ容量などの基本スペックは以下の通り。

OSWindows 10 Home 64ビット
CPUCore i5-8265U
GPUIntel UHD Graphics 620
メモリ8GB PC4-19200
ストレージM.2 SSD 256GB

パソコンの総合的な性能をチェックするベンチマークソフト、PCmark 10のスコアは3,064でした。

PCmark 10

ExcelやWordなどの事務用途なら問題なくこなせますが、写真や動画の編集などの重い作業には少々パワー不足。

当サイトでレビューしたLenovoのノートパソコンとスコアを比較すると以下の通り。

PCmark 10 スコア比較
ThinkPad X1
Extreme
4,799
Ideapad S340
3,702
Ideapad S530
3,658
YOGA S730
3,605
ThinkBook 13s
3,064
Ideapad 330S
2,935

幅広い用途でサクサク快適な動作を求めるなら、上位モデルのThinkPadを選びましょう。

価格を最優先に考えるなら、Ideapadもおすすめです。

CPU

CPUは第8世代のCore i5を搭載。

薄型ノートパソコンによく使われる、末尾に「U」を冠した省電力タイプです。

詳しいスペックはCPU-Zの結果をご覧ください。

CPU-Zの結果

主な薄型ノートパソコン用CPUと、ベンチマーク結果(CINEBENCH R15)を比較した結果は以下の通り。

CINEBENCH R15 スコア比較
Core i7-8565U
733
Core i5-8265U
502
Ryzen3 2200U
271
Core i5-8200Y
237

GPU(グラフィックス)

グラフィックスはCPU内蔵型のUHD Graphics 620。

詳しいスペックはGPU-Zの結果をご覧ください。

GPU-Zの結果

ベンチマーク(FireStrike)の結果は以下の通り。

FireStrike スコア比較
Intel UHD Graphics 620
※他モデル
1,141
Intel UHD Graphics 620
※レビュー機
623
Intel UHD Graphics 600
364

UHD Graphics 620なら1,000以上になることが多いのですが、何度試してもスコアが伸びず。

Youtubeなどで動画を見たり、事務作業程度なら問題ないものの、動画の書き出しなどはパフォーマンスが落ちます。

ストレージ

ストレージは転送速度の速いM.2 SSDが使われていて、容量は256GB。

転送速度をCrystal Disk Markでチェックしたところ、読込で約1,600MB/sと標準的なスコアが出ました。

Crystal Disk Mark

格安ノートパソコンなので過度な期待は禁物ですが、HDDや一般的なSSD(SATA)と比べれば十分速いです。

それぞれの平均的な転送速度と比べると、以下の通り。

ストレージの転送速度
NVMe M.2 SSD
3,000
SSD(SATA)
550
HDD
120

ハイエンドクラスのM.2 SSDなら読込速度は3,000MB/sを超えます。

ストレージ容量が心配な方は、外付けのHDDやSSDを購入したり、Dropboxなどのクラウドストレージを活用しましょう。

ラインナップ

ThinkBook 13s

ThinkBook 13sの主なラインナップは以下の通り。

CPUメモリストレージOffice価格(税別)
Core i5-8265U8GB256GB SSD74,800円〜
Core i7-8565U16GB512GB SSD115,500円〜
Core i7-8565U16GB512GB SSD145,200円〜

第10世代のIntel CPUを搭載した2019 Autumnモデルは値段が少しアップ。

CPUメモリストレージOffice価格(税別)
Core i5-10210U8GB256GB SSD98,450円〜
Core i7-10510U16GB512GB SSD133,100円〜

今回お借りしたのは13.3型ですが、14型や15.6型のThinkBookも販売されています。

「パソコンの画面が小さいと作業しづらい・・・」

という方は大きめサイズのThinkbookも検討してみてください。

直販サイトのクーポン適用後の価格です。時期によって変動するため、必ず公式サイトで最新の価格をご確認ください。

在庫状況やキャンペーンを要チェック

Lenovoはコスパの高さが最大の魅力ですが、人気モデルは在庫切れになっていることもチラホラ。

今回お借りしたThinkBook 13sも、記事執筆時点では在庫切れでした。

ほんの数日で在庫が復活することも多いので、最新情報は公式サイトをご覧ください。

また、Lenovoでは常に何かしらのセールやキャンペーンを実施しています。

セールの対象モデルや値引き幅は都度変わるため、希望のパソコンを安く買えるかは運次第。

少しでもパソコンを安く買いたい方は、こまめに公式サイトをチェックしましょう。

外観・大きさ

ここからはThinkBook 13sの外観を見ていきます。

ThinkBook 13s
天板

記事執筆時点で販売されているカラーはミネラルグレーのみ。

シルバーとまではいかないものの、程よくツヤ感のある灰色です。

ロゴ
Lenovoのロゴ

天板の左側面にLenovoのロゴが入るのはIdeapadと同じ。

右下のThinkBookは少々大きめで好みが分かれそう。

大きさ
底面

仕様上の大きさは307.6×216.4mmで、A4用紙を持ち運べるビジネスバッグなら問題なく収納可能。

新幹線や飛行機の座席に設置されている小さめのテーブルにも置きやすいサイズです。

薄型ボディ

分厚さはたったの15.9mmと非常にスリム。

鞄に入れてもかさばりません。

裏蓋は特殊なねじが使われているため、一般的なプラスドライバーでは開けられません。

パソコンの重量

パソコン単体の重量は実測で約1.3kg。

とても軽いです。

ACアダプター

45WのACアダプター

ACアダプターは45Wのコンパクトなものが付属。

アダプターの重量

重量は実測で約270g。

急速充電にも対応していて、1時間で約80%の充電が可能。

バッテリー自体も使用上の駆動時間は最大で焼く13時間とたっぷり。

使い方次第ではあるものの、事務用途がメインなら半日程度は余裕で持ちそうです。

インターフェイス

ビジネスで使いやすい各種インターフェイスがそろっています。

左側面のインターフェイス
  1. ACアダプター
  2. HDMI
  3. USB3.1 Type-C
  4. マイク・ヘッドホン

Type-Cが使えるのは便利です。

右側面のインターフェイス
  1. USB 3.1 Gen1
  2. USB 3.1 Gen1(Powered USB)

右端のUSBポートはPowered USBに対応。

パソコンの電源がオフの状態でもスマホなどを充電できます。

背面

背面に接続端子は何もありません。

キーボード

キーボード

キーボードは84キー(テンキーなし)の日本語配列で単色のバックライトも搭載。

薄型ノートパソコンゆえ仕方ありませんが、キータイプ音はペタペタ系で打鍵感はそれなりです。

右側の配列
左側の配列

左側の「Shift」や「Capslock」が広めに配列されていて、エンターキー周りは詰まった感じに配列されています。

Lenovoのノートパソコンではおなじみの配列なので、Lenovoユーザーなら違和感なくタイプできるでしょう。

電源ボタン

電源ボタンは指紋認証機能に対応。

仕事で使うときも安心です。

タッチパッド

タッチパッドは一体型で、滑らかに操作できます。

ディスプレイ

FHDモニター

ディスプレイは13.3型のフルHD(1,920×1,080)解像度で、マットな質感のノングレア(非光沢)仕様。

蛍光灯などが映り込みにくいため、長時間作業しても目が疲れにくいのは便利。

さらに視野角の広いIPSパネルが使われていて、会議や打ち合わせなど、複数人でパソコンを除くこむような場面でもきれいに見えます。

180度開くディスプレイ

ディスプレイは180度開きます。

タッチパネルには対応していません。

カメラOFF
カメラON

Webカメラは物理的にシャッターを閉じれる仕様。

マスキングテープなどでカメラをふさぐ必要がありません。

sRGB比 約100%の色域

色域のグラフ
ガンマカーブ

i1 Profilerでディスプレイの色域をチェックした結果は以下の通り。

ThinkBook 13sの色域
  • sRGB比:99.4%
  • AdobeRGB比:75.6%

想像以上に色域が広くて驚きました。

Web用途の写真編集や画像加工など、ちょっとしたデザイン業務ならそれなりにこなせそうです。

クリエイティブ性能の検証

ThinkBook 13s

ここからはパソコンに負荷のかかるクリエイティブ用途の検証結果についてご紹介します。

Photoshop

Photoshop

まずは画像加工ソフトの代名詞的存在、Photoshopを試しました。

画像のトリミングや色味調整など、軽めの作業ならサクサク動かせます。

何十枚とレイヤーを重ねるような作業はさすがにしんどいです。

Lightroom

Lightroom

続いてLightroomでRAWデータの書き出し速度をチェックしました。

使用したのは有効画素数3,635万のニコンD810で撮影したRAWデータ100枚で、書き出しにかかった時間は9分11秒。

主なノートパソコン用CPUとスコアを比較すると以下の通り。

CPU別 RAW現像の処理速度
Core i7-8565U
3:24
Core i5-8265U
※他モデル
5:09
Core i5-8200Y
6:44
Core i5-8265U
※レビュー機
9:11

ほかのCore i5-8265U搭載ノートPCと比べると、かなり遅いです。

数回試してもスコアはほとんど変わりませんでした。

Lightroomの書き出し条件は以下で統一しています。

Lightroomの書き出し条件
画像形式JPEG
画質100
カラースペースsRGB
画像のサイズ未調整(撮影データそのまま)
解像度350
メタデータすべてのメタデータ
(人物情報や撮影場所の情報は削除)

Premiere pro

Premiere pro

Premiere Proで動画編集も試してみました。

不要なシーンをカットしたり、テロップや効果音を付ける程度ならそれなりに動かせます。

今回お借りしたモデルはメモリが8GBしかないので、長時間のムービーをがっつり作りこむのはさすがに厳しそう。

動画編集を考えている方は、Core i7かつメモリ16GBのモデルがおすすめです。

4K動画の書き出し

4K動画の書き出しに、どれくらい時間がかかるか検証しました。

検証のために用意したのは、GoPro HERO7 Blackで撮影した4K 60fpsの動画データ。

書き出し条件とかかった時間は以下の通り。

H.264 Youtube 1080p FHD52:20
H.264 Youtube 2160p 4K UHD58:01

いずれも約1時間と、想定以上に時間がかかりました。

動画の書き出し中はほかの作業も重くなるため、パソコンから離れるタイミングでやりましょう。

Illustrator

Illustrator

最後にIllustratorも動かしてみました。

ちょっとしたロゴを作ったり、名刺の印刷データを整えたりする程度ならサクサク動かせます。

ゲーム用途の性能チェック

ThinkBook 13s

ゲーム用のパソコンではありませんが、検証のために動かしてみました。

ベンチマーク結果

MMORPGの定番ベンチマークソフトを走らせたところ、標準品質のドラクエXならそれなりに動かせる模様。

FF14はあきらめたほうがよさそうです。

パソコンゲームで遊びたい方は、素直にゲーミングパソコンを買いましょう。

FF14 漆黒の反逆者

FF14のベンチ-マーク
最高品質726(動作困難)
高品質969(動作困難)
標準品質1298(設定変更が必要)

ドラゴンクエストX

DQXベンチマーク
最高品質2045(やや重い)
標準品質3533(普通)
低品質4102(普通)

ThinkBook 13sの検証結果まとめ

ThinkBook 13s

最後にもう一度ThinkBook 13sの特徴をおさらいします。

薄型・軽量で持ち運びに最適

最大13時間の長時間バッテリー

色域の広いIPSパネルを搭載

指紋認証でセキュリティ面も安心

重い作業にはパワー不足

LightroomやPremiere proなどのクリエイティブ用途は少々しんどいものの、事務用途メインのパソコンとして考えれば十分優秀。

外回りや出張が多い方をはじめ、毎日のようにパソコンを持ち歩く方におすすめです。

ビジネス用途で活躍するノートPCを探している方は、ThinkBook 13sを候補に入れてみてはいかがでしょうか。

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