レビュー

BenQカラーマネージメントモニターSW2700PTのレビュー

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昨年末にBenQの27インチカラーマネジメントモニター、SW2700PTを購入しました。2ヶ月ほど使ってみたのですが、カラーマネジメントモニター童貞初心者だった私にも使いやすく、コスパの高い素晴らしい製品だと感じています。

購入当時の価格はAmazonで65,671円。一般的なモニターと比較すると、2倍以上の価格ですが、EIZOが販売しているプロユースのカラーマネジメントモニターは20万円くらいしますからね…カラーマネジメント対応のモニターとしてはお手頃価格なのです。

なぜカラーマネジメントモニターを購入したのか

なぜカラーマネジメントモニターを購入

昔、Let’s noteをメインPCとして使っていた頃、モニターの色とプリントした写真の色があまりに違いすぎてショックを受けた経験があります。その後、メインPCを13インチのMacBook Proに変えて、モニターの色再現性はギュギュ-ン!!と高くなりました。

正直なところ、プリントする予定もなく、記録程度の写真であればMacBook Proでちょちょいと現像するだけで十分。ですが、コンテストに出す写真やお仕事で撮影した写真、印刷する前提の写真となると、そうはいかないのです。

外で作業することも多く、普段はMacBook Proをメインに使用して、カラーマネジメントモニターSW2700PTで納品前のチェックや作品のレタッチを仕上げています。

27インチって大きい…///

27インチって大きい

巨大な箱で届いたBenQのSW2700PT。今までは21.5インチの外付けモニターしか使ったことがなく、しかもサイズをきちんと確認せずにポチったため、27インチの大きさに正直驚きました。結構重量があるので、腰が弱い人はダンボールから取り出すとき注意が必要かも。

本当は自宅に設置して、夜な夜なレタッチを仕上げられる環境を整えたいのですが、現状、2歳の娘からの物理的な攻撃を完全に防ぐ手立てがなく、仕事先のデスクに勝手に設置して使っています。

いずれは写真用のプリンターも導入したいのですが、防湿庫やらモニターやら、カメコの皆さん置き場所どうしてるんですか。自分の部屋が欲しい…

画面が広くてLightroomの操作もしやすい

ラバーダックさん

ちなみにこれは13インチのMacBook ProでLightroomを立ち上げた状態。お風呂に浮かんでいるラバーダックさんは、Amazonで594円。中に水が入らないタイプでカビが生える心配もなく、耐久性も抜群でおすすめ。

SW2700PTでLightroom

こちらが27インチのSW2700PTでLightroomを立ち上げた状態。単純に写真が大きく表示されるだけで満足度は高いのですが、画面右側の現像パラメータを一度にたくさん確認できるのもクッソ便利。Lightroomでの現像作業がはかどりますよ。

画面を縦にもできる

画面を縦にもできる

BenQのSW2700PTは画面を縦にすることも出来ます。パソコン側でちょろっと設定が必要ですが、縦写真を大きく表示させて確認したいときにとても便利。

昔、知人のプログラマーの方がモニターを縦にして使っているのを見たことがあって、ちょっと憧れていたのです。

モニターを回転させるには、周りに置いているモノをどける必要があったり、そこそこ手間がかかるので、実際はたまにしか使わないと思いますが……いざというときに使える!という機能は大切ですよね。

付属のコントローラーがいい仕事してる

付属のコントローラーがいい仕事

SW2700PTに付属のコントローラー、こやつがなかなかいい仕事をしています。ボタン一つで、ブルーライトを軽減してくれるモードや、簡易的なモノクロ表示ができるモードに切り替えられるのです。

最近はモノクロ仕上げにこだわっていることもあり、ボタン一つでモノクロにしたときの雰囲気をつかめるのはとても便利です。

出荷状態で色の再現性はバッチリ

出荷状態で色の再現性はバッチリ

カラーマネジメントに対応しているSW2700PTですが、出荷時点で正しい色が表示されるように調整されているそうです。キャリブレーションレポートと書かれた紙も同封されてましたが、これを見て何かを理解できるほどの知識は私にはございません。

すぐ使えるように調整してくれているとはいえ、使えば使うほどモニターの色はズレていってしまうもの。2〜3ヶ月に1回はキャリブレーションツールを使って、定期的にメンテナンスをしたほうがいいみたい。

X-riteのi1Display Proでキャリブレーション

MacBook Pro RetinaディスプレイをX-riteのi1Display Proでキャリブレーション

SW2700PT単体ではキャリブレーションができないため、X-riteのi1Display Proも同時に買っておきました。結局、ひと通り揃えると10万円近い出費になるんですよね……それでもEIZOの高級モニターに比べれば安いんですけど。

EIZOのカラーマネジメントモニターは、キャリブレーションセンサーが内蔵されているものもあるみたいですね。いつか導入したいけど、モニター単体で20万円はさすがに高いですよ…

i1Display Proで定期的にキャリブレーション

SW2700PTとMacBook Pro、Let’s noteをそれぞれX-riteのi1Display Proでキャリブレーションした状態。モニターそのものの明るさに多少差はありますが、発色についてはかなり近づきました。

MacBook Proはモニターがテカテカですが、SW2700PTはしっとりとマット。遮光フードをつけていることもありますが、室内灯が映り込むこともなく、とても見やすいです。Let’s noteはモニターがクソ事務作業で使う分には最高のPCです。

本来はプリンターとも色味を合わせる必要がありますが、写真用のプリンターを持っていないので…… いつかそのときが来る日を待ちます。私、待つわ。

EIZOのモニターは買えないけど、写真にこだわりたい方におすすめ

BenQのカラーマネージメントモニターSW2700PTは、コンテスト用に写真をプリントされる方や、細かい色の表現にこだわっている方で、本格的なカラーマネジメントモニターは高すぎますよEIZOさん……という方にぴったりな製品だと思います。

現状、7万円前後で購入できるカラーマネジメント対応モニターは他になく、手の届きやすい価格帯の製品ラインナップがもう少し充実してほしいところ。いずれはDellやASUSあたりも競合製品を出してきそうですけど。

SW2700PTを使い始めてまだ2ヶ月ちょっとですが、なかなか気に入っております。引き続きバシバシ使い倒していきます。

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