レビュー

mouse X4-Bレビュー|Ryzen搭載の薄型・軽量モデル

X4-B

マウスコンピューターが販売するノートパソコン、mouse X4-Bをお借りしました。

14型の薄型・軽量ボディに、存在感のある赤い天板が特徴のモデル。

CPUにはAMDのRyzen5 3500Uを搭載し、ExcelやWordなどの事務作業はもちろん幅広い用途で活躍します。

今回はmouse X4-Bの実力を、あらゆる用途で検証してみました。

10万円以下で買える持ち運びやすいノートパソコンを探している方は、ぜひご覧ください。

mouse X4-Bの特徴

mouse X4-B

mouse X4-Bがどういったパソコンなのか、特徴を整理すると以下の通り。

持ち運びやすい薄型軽量ボディ

個性を感じさせる赤い天板

CPUに最新世代のRyzenを搭載

約9.4時間の長持ちバッテリー

軽いゲームも動かせるGPU性能

クリエイティブ用途は少々重い

基本的なスペックから順にご紹介します。

スペック

CPUやストレージ容量など、お借りしたパソコンの基本スペックは以下の通り。

OSWindows 10 Home 64ビット
CPURyzen5 3500U
GPURadeon Vega8 Graphics
メモリ8GB PC4-19200
ストレージM.2 SSD 128GB

パソコンの総合的な性能をチェックするベンチマークソフト、PCmark 10のスコアは3,475でした。

PCmark 10

Digital Content Creation(動画や写真の編集など)のスコアは低めですが、その他のスコアはなかなか優秀です。

ExcelやWordなどの事務用途で幅広く活躍します。

当サイトでレビューしたマウスコンピューターのノートPCのスコアを比較すると以下の通り。

PCmark 10 スコア比較
m-Book W
4,868
m-Book K
4,123
m-Book N
3,717
mouse X4-B
3,475
mouse X4-i7
3,377
mouse X5-B
3,215

ExcelやWordなどの事務作業をサクサク快適にしたいなら、PCmark 10のスコアは3,000以上がひとつの目安。

写真や動画編集など、幅広い用途でサクサク快適な動作を求めるなら、少しでもスコアの高いモデルがおすすめです。

CPU

CPUは最新世代のノートパソコン用Ryzenを搭載。

詳しいスペック面は、CPU-Zの結果をご覧ください。

CPU-Zの結果

TDP(CPUの消費電力)は15Wと省電力ながら、4コア8スレッドでプロセッサー動作周波数は2.10GHzと底力があります。

主なノートパソコン用CPUと、ベンチマーク結果(CINEBENCH R15)を比較した結果は以下の通り。

CINEBENCH R15 スコア比較
Core i7-8565U
733
Ryzen7 3700U
662
Ryzen5 3500U
621
Core i5-8265U
511

GPU(グラフィックス)

GPUはCPUに内蔵されたRadeon Vega8 Graphics。

GPU-Zの情報は以下の通り。

GPU-Z

ベンチマーク(Fire Strike)のスコアをグラフにまとめました。

Fire Strike スコア比較
GeForce GTX1050
5,436
GeForce MX250
3,432
Radeon Vega8
1,725
Intel UHD Graphics 620
1,141

CPU内蔵型のGPUとして考えると、なかなか優秀なスコアです。

とはいえ最新3Dゲームをサクサク動かせるほどのパワーはありません。

ストレージ

ストレージはM.2 SSDが1台搭載されています。

転送速度をCrystal Disk Markでチェックした結果がこちら。

Crystal Disk Mark

読み込み速度が約480MB/sと、あまりスコアが伸びませんでした。

一般的なSSD(SATA)やHDDと平均的な転送速度を比較すると、以下の通り。

ストレージの転送速度
NVMe M.2 SSD
3,000
SSD(SATA)
550
HDD
120

HDD(ハードディスク)に比べれば十分速いものの、もう少し頑張ってほしいところ。

128GBだと容量が足らない方はカスタマイズでストレージを追加するか、外付けHDDやクラウドストレージなどを活用しましょう。

外観・大きさ

ここからはmouse X4-Bの外観を見ていきます。

mouse X4-B
mouse X4-B

地味な見た目のノートパソコンが多いなか、赤い天板は目立ちます。

ギラギラした赤ではなく、マットな質感で高級感があります。

天板
底面

仕様上の大きさは320.2×214.5mmとコンパクト。

薄型ボディ

分厚さも17.5mm(突起部含まず)しかありません。

一般的なビジネスバッグなら問題なく収納できますし、小さめのリュックなどでも楽々持ち運べるサイズ。

重量

重量は実測で約1.1kg。

手に持ってみると見た目以上に軽く感じました。

ACアダプター

ACアダプター

ACアダプターは65Wのコンパクトなものが付属。

重量

ACアダプター単体の重量は約370g。

パソコンを毎日持ち歩く人も、これだけ小さいACアダプターなら苦になりません。

バッテリーの駆動時間は約9.4時間とたっぷり。

パソコンの使い方次第ではあるものの、重い作業をしなければ丸一日バッテリーだけで持ちそう。

ラインナップ

mouse X4シリーズの主なラインナップと記事執筆時点の価格は以下の通り。

CPUメモリストレージOffice価格(税別)
Ryzen5 3500U8GB128GB M.2 SSD×79,800円〜
Ryzen5 3500U8GB128GB M.2 SSD99,800円〜
Core i5-10210U8GB256GB M.2 SSD×89,800円〜
Core i5-10210U8GB256GB M.2 SSD108,800円〜
Core i7-10510U8GB256GB M.2 SSD×99,800円〜
Core i7-10510U8GB256GB M.2 SSD118,800円〜

Intel CPU搭載モデルは天板がグレーで、赤い天板はRyzen搭載モデルのみ。

Ryzen搭載モデル

mouse X4-B

Intel搭載モデル
mouse X4-i7

Officeをつけると2万円ほど値段がアップします。

事務作業がメインなら、今回お借りしているRyzen5 3500U搭載モデルでも十分快適です。

幅広い用途でサクサク動かしたい方は、Core i7搭載モデルがおすすめ。

mouse X4-i7
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セールやキャンペーンを要チェック

マウスコンピューターのセール

マウスコンピューターでは定期的にセールや各種キャンペーンを開催しています。

人気モデルが大幅に値引きされたり、非常にお買い得です。

ただし、希望に合ったパソコンが安くなっているかは運次第。

パソコンの購入を検討している方は、こまめに公式サイトをチェックしましょう。

インターフェイス

ここからはインターフェイスを見ていきます。

左側面のインターフェイス
  • セキュリティスロット
  • LAN
  • USB 2.0
  • USB 3.0
  • イヤホン

Intel CPU搭載モデルは最大2.4GbpsのWi-Fi 6に対応しています。

右側面のインターフェイス
  • USB 3.0 Type-C
  • USB 3.0
  • HDMI
  • 電源

SDカードなどを読み込めるカードリーダーは非搭載。

薄型ノートパソコンの宿命ですが、インターフェイスは最小限です。

背面

背面に端子類は何もありません。

キーボード

キーボード

キーボードはテンキーのない82キー日本語配列。

キーピッチは実測で約18mmと標準的。

キーストロークは約1.4mmと薄型ノートパソコンとしてはしっかりめ。

キー配列
キー配列

配列に目立ったクセもなく、とても打ちやすいです。

ただし、上下のカーソルキーはかなり小さめなので慣れが必要です。

タッチパッド

タッチパッドは一体型。

何の違和感もなく、スムーズに操作できます。

バックライト

バックライトも搭載されているため、暗い場所で作業するときもミスタイプを減らせます。

ゲーミングパソコンのように、バックライトの色や発光パターンを変えることはできません。

ディスプレイ

ディスプレイ

ディスプレイは14型のフルHD(1,920×1,080)解像度。

ふちの薄いナローベゼルに加えて、蛍光灯などが映り込みにくいノングレア(つや消し)仕様なのでとても見やすいです。

最大開閉時

ディスプレイはここまで開きます。

180度完全に開くことはできません。

タッチパネルには非対応です。

色域はあまり広くない

色域のグラフ
ガンマカーブ

i1 Profilerでディスプレイの色域をチェックした結果は以下の通り。

mouse X4-Bの色域
  • sRGB比:63.7%
  • AdobeRGB比:47.5%

薄型ノートパソコンゆえ仕方ありませんが、色域は狭め。

一般的な用途ならまったく気になりませんが、WebデザインやDTPなど、厳密な色管理が求められる業務には向いていません。

クリエイティブ性能の検証

mouse X4-B

ここからはパソコンに負荷のかかる各種クリエイティブ用途で、mouse X4-Bの性能を検証しました。

Photoshop

Photoshop

まずは画像加工ソフトの代名詞的存在、Photoshopを試しました。

画像のトリミングや色味調整など、軽めの作業ならサクサク動かせます。

何十枚もレイヤーを重ねるようなレタッチなどは、さすがに重くなりそうです。

Lightroom

Lightroom

続いてLightroomでRAWデータの書き出し速度をチェックしました。

使用したのは有効画素数3,635万のニコンD810で撮影したRAWデータ100枚で、書き出しにかかった時間は8分20秒。

主なノートパソコン用CPUとスコアを比較すると以下の通り。

CPU別 RAW現像の処理速度
Core i7-8565U
3:24
Core i5-8265U
4:24
Ryzen7 3700U
6:17
Ryzen5 3500U
8:20

デスクトップパソコン用の第3世代Ryzenは書き出し速度が恐ろしく速いのですが、ノートパソコン用Ryzenは渋い結果に。

ディスプレイの色域も狭いので、写真編集がメインの方には少々おすすめしづらいです。

Lightroomの書き出し条件は以下で統一しています。

Lightroomの書き出し条件
画像形式JPEG
画質100
カラースペースsRGB
画像のサイズ未調整(撮影データそのまま)
解像度350
メタデータすべてのメタデータ
(人物情報や撮影場所の情報は削除)

Premiere pro

Premiere pro

Premiere Proで動画編集も試してみました。

不要なシーンをカットしたり、テロップや効果音を付ける程度なら問題なく動かせます。

毎日のように動画を編集する方は、メモリ8GB→16GBへのアップグレードがおすすめ。

After effectで細かい演出を作りこんだり、4K動画の編集なども考えていくとなると、さすがにパワー不足になりそうです。

4K動画の書き出し

4K動画の書き出しに、どれくらい時間がかかるか検証しました。

検証のために用意したのは、GoPro HERO7 Blackで撮影した4K 60fpsの動画データ。

書き出し条件とかかった時間は以下の通り。

H.264 Youtube 1080p FHD48:02
H.264 Youtube 2160p 4K UHD61:32

4K動画への書き出しは1時間以上かかりました。

ハイスペックPCなら10分前後で書き出せるので、かなり遅いです。

動画の書き出し中はほかの作業も重くなるため、休憩中などパソコンから離れるタイミングに書き出すのがおすすめ。

Illustrator

Illustrator

最後にIllustratorも動かしてみました。

ちょっとしたロゴを作ったり、名刺の印刷データを整えたりする程度ならサクサク動かせます。

ファイルサイズが数GBを超えるようなデータを扱うのは厳しそう。

ゲーム用途の性能チェック

mouse X4-B

ゲーム用途のパソコンではありませんが、参考までにベンチマークのスコアをご紹介します。

ベンチマーク結果

まずは定番のベンチマークソフトを走らせたところ、FF14は標準品質ならギリギリ動かせそうです。

ドラクエXは最高画質で「普通」、低品質なら「快適」という結果に。

かなり軽めのゲームならスムーズに動かせそうです。

本格的にパソコンゲームがしたい方は、ゲーミングパソコンを買いましょう。

FF14 漆黒の反逆者

FF14のベンチ-マーク
最高品質1340(設定変更が必要)
高品質1826(設定変更を推奨)
標準品質2288(普通)

ドラゴンクエストX

DQXベンチマーク
最高品質4203(普通)
標準品質5759(快適)
低品質6229(快適)

PUBG Liteの動作検証

ベンチマークを走らせるだけではなく、実際にゲームを動かしてみました。

検証で使用したのは、世界的に人気の高いバトルロイヤルゲームPUBG(PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS)の軽量版「PUBG Lite」。

PUBG Lite
PUBG Lite

「中画質」に設定したところ、平均フレームレートは43。

14型のディスプレイはグラフィックの粗さが目立ちにくく、休憩時間などに人気のバトルロイヤルゲームを気軽に遊べます。

ちなみにmプリインストールされているControl Centerを使うと、Windowsキーをロックして誤動作を防いだり、動作設定なども変更可能。

コントロール機能
コントロール機能

PUBG Liteのようなゲームで遊ぶときはハイパフォーマンスモードがおすすめです。

mouse X4-B レビューまとめ

mouse X4-B

最後にもう一度mouse X4-Bの特徴をおさらいします。

持ち運びやすい薄型軽量ボディ

個性を感じさせる赤い天板

CPUに最新世代のRyzenを搭載

約9.4時間の長持ちバッテリー

軽いゲームも動かせるGPU性能

クリエイティブ用途は少々重い

写真や動画編集などのクリエイティブ用途は少々しんどいものの、事務用途がメインならサクサク快適に動かせます。

持ち運びやすいサイズで、人とはちがうデザインのノートPCが欲しい方は、mouse X4-Bを候補に入れてみてはいかがでしょうか。

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