レビュー

mouse X4レビュー|Core i7搭載の薄型ハイスペックモデル

mouse X4-i7

マウスコンピューターが販売するノートパソコン、mouse X4-i7をお借りしました。

持ち運びやすい14型の薄型・軽量ボディに、最新世代のCore i7を搭載したハイスペックモデル。

今回はmouse X4-i7の実力を、あらゆる用途で検証してみました。

外出先でパソコンを使う機会が多い方、コンパクトかつ高性能なパソコンを探している方は、ぜひご覧ください。

mouse X4-i7の特徴

mouse X4-i7

mouse X4-i7がどういったパソコンなのか、特徴を整理すると以下の通り。

持ち運びやすい薄型軽量ボディ

約12時間の長持ちバッテリー

最新世代のCore i7を搭載

ExcelやWordなどがサクサク動く

動画編集など重い作業は不向き

薄型でバッテリーも長持ちなので、外出先でパソコンを使う機会が多い方におすすめなモデルです。

基本的なスペックから順にご紹介します。

スペック

CPUやストレージ容量など、お借りしたパソコンの基本スペックは以下の通り。

OSWindows 10 Home 64ビット
CPUCore i7-10510U
GPUIntel UHD Graphics
メモリ8GB PC4-21300
ストレージM.2 SSD 256GB

パソコンの総合的な性能をチェックするベンチマークソフト、PCmark 10のスコアは3,377でした。

PCmark 10のスコア

Digital Content Creation(動画や写真の編集など)のスコアは低めですが、その他のスコアはなかなか優秀です。

ExcelやWordなどの事務用途で幅広く活躍します。

当サイトでレビューしたマウスコンピューターの主なノートPCとスコアを比較すると以下の通り。

PCmark 10 スコア比較
m-Book W
4,868
m-Book K
4,123
m-Book N
3,717
mouse X4-B
3,475
mouse X4-i7
3,377
mouse X5-B
3,215

ExcelやWordなどの事務作業をサクサク快適にしたいなら、PCmark 10のスコアは3,000以上がひとつの目安。

写真や動画編集など、幅広い用途でサクサク快適な動作を求めるなら、少しでもスコアの高いモデルがおすすめです。

CPU

CPUは記事執筆時点で最新となる第10世代のCore i7を搭載。

薄型ノートパソコンによく使われる、末尾に「U」を冠した省電力タイプです。

詳しいスペックはCPU-Zの結果をご覧ください。

CPU-Zの結果

Max TDP(CPUの最大消費電力)は15Wと控えめながら、4コア8スレッドでプロセッサー動作周波数は1.80GHzと底力があります。

主なノートパソコン用CPUと、ベンチマーク結果(CINEBENCH R15)を比較した結果は以下の通り。

CINEBENCH R15 スコア比較
Core i7-9750H
1,280
Core i7-10510U
694
Ryzen7 3700U
662
Ryzen5 3500U
608

GPU(グラフィックス)

GPUはCPUに内蔵されたIntel UHD Graphics。

主な内蔵GPUのベンチマークスコア(Fire Strike)をグラフにまとめました。

Fire Strike スコア比較
AMD Radeon Vega8
2,480
Intel UHD Graphics
1,230
Intel UHD Graphics 620
623

内蔵GPUの定番だったIntel UHD Graphics 620と比べると、大幅にスコアが伸びました。

ただ、内蔵型GPUは伝統的にAMDが強いです。

事務用途がメインならIntel UHD Graphicsで問題ないものの、動画編集などの用途も想定しているなら少しでも高性能なGPUを選んだほうが快適です。

ストレージ

ストレージはSATA接続のM.2 SSDが1台搭載されています。

転送速度をCrystal Disk Markでチェックしたところ、読込速度が約550MB/sと標準的なスコアでした。

Crystal Disk Mark

HDD(ハードディスク)に比べれば十分速いものの、もう少し頑張ってほしいところ。

一般的なSSD(SATA)やHDDと平均的な転送速度を比較すると、以下の通り。

ストレージの転送速度
NVMe M.2 SSD
3,000
SSD(SATA)
550
HDD
120

ハイエンドクラスのM.2 SSDなら読込速度は3,000MB/sを超えます。

パソコンの起動やファイルの読込など少しでもスピードアップさせたい方は、カスタマイズでNVMe M.2 SSDに変えましょう。

「ストレージが256GBでは足らない!」

という方はカスタマイズで容量を増やすか、外付けのHDDやクラウドストレージの活用がおすすめです。

外観・大きさ

ここからはmouse X4-i7の外観を見ていきます。

mouse X4-i7
mouse X4-i7

マットなグレーに「mouse」のロゴのみというシンプルなデザイン。

いわゆる「普通のノートパソコン」といった見た目です。

天板
底面

仕様上の大きさは320.2×214.5mmとコンパクト。

新幹線や飛行機で移動するときも、机の上で安定的に作業できます。

薄型ボディ

分厚さも17.5mm(突起部含まず)しかありません。

一般的なビジネスバッグなら問題なく収納できますし、小さめのリュックなどでも楽々持ち運べるサイズ。

mouse X4-i7の重量

重量は実測で約1.1kg。

手に持ってみると、見た目以上に軽く感じます。

ACアダプター

ACアダプター

ACアダプターは45Wのコンパクトなものが付属。

ACアダプターの重量

ACアダプター単体の重量は約228g。

パソコンを毎日持ち歩く人も、これだけ小さいACアダプターなら苦になりません。

バッテリーの駆動時間は約12時間とたっぷり。

パソコンの使い方次第ではあるものの、重い作業をしなければ丸一日バッテリーだけで持ちそう。

ラインナップ

mouse X4シリーズの主なラインナップと価格(記事執筆時点)は以下の通り。

CPUメモリストレージOffice価格(税別)
Ryzen5 3500U8GB128GB M.2 SSD×79,800円〜
Ryzen5 3500U8GB128GB M.2 SSD99,800円〜
Core i5-10210U8GB256GB M.2 SSD×89,800円〜
Core i5-10210U8GB256GB M.2 SSD108,800円〜
Core i7-10510U8GB256GB M.2 SSD×99,800円〜
Core i7-10510U8GB256GB M.2 SSD118,800円〜

いずれもOfficeをつけると2万円ほど値段がアップします。

今回お借りしたIntel CPU搭載モデルはグレーの天板で、AMDのRyzen搭載モデルは天板が赤。

Intel搭載モデル
mouse X4-i7
Ryzen搭載モデル
mouse X4-B

大きさはどちらも同じで、Ryzen搭載モデルはグラフィック性能が強く、Intel搭載モデルはバッテリーが長持ち。

Intel CPU搭載モデルは最大2.4GbpsのWi-Fi 6に対応しているのも特徴です。

見た目と価格のちがいはもちろん、何を優先するかによって最適な一台を選んでみてください。

もちろんすべてのモデルがメモリやストレージ容量などのカスタマイズに対応しています。

Ryzen搭載モデルについて詳しく知りたい方は以下の記事もあわせてご覧ください。

X4-B
mouse X4-Bレビュー|Ryzen搭載の薄型・軽量モデルマウスコンピューターが販売するノートパソコン、mouse X4-Bをお借りしました。 14型の薄型・軽量ボディに、存在感のある赤い...

セールやキャンペーンを要チェック

マウスコンピューターのセール

マウスコンピューターでは定期的にセールや各種キャンペーンを開催しています。

人気モデルが大幅に値引きされたり、非常にお買い得です。

ただし、希望に合ったパソコンが安くなっているかは運次第。

パソコンの購入を検討している方は、こまめに公式サイトをチェックしましょう。

インターフェイス

ここからはインターフェイスを見ていきます。

薄型ノートパソコンの宿命ですが、インターフェイスは最小限です。

左側面のインターフェイス
  • セキュリティスロット
  • LAN
  • USB 2.0
  • USB 3.0
  • イヤホン

無線でインターネットにつなげる方がほとんどと思いますが、LANポートがあるといざというときに役立ちます。

右側面のインターフェイス
  • USB 3.0 Type-C
  • USB 3.0
  • HDMI
  • 電源

SDカードなどを読み込めるカードリーダーは非搭載。

背面図

背面に端子類は何もありません。

キーボード

キー配列

キーボードはテンキーのない82キー日本語配列で、単色のバックライトも搭載。

キーピッチは実測で約18mmと標準的。

キーストロークは約1.4mmと薄型ノートパソコンとしてはしっかりめ。

左側の配列
右側の配列

配列に目立ったクセもなく、とても打ちやすいです。

ただし、上下のカーソルキーはかなり小さめなので慣れが必要です。

タッチパッド

タッチパッドは一体型で、かなり広く作られています。

ディスプレイ

ディスプレイ

ディスプレイは14型のフルHD(1,920×1,080)解像度で、タッチパネルには非対応。

ふちの薄いナローベゼルに加えて、蛍光灯などが映り込みにくいノングレア(つや消し)仕様なのでとても見やすいです。

最大開閉時

ディスプレイはここまで開きます。

180度完全に開くことはできません。

色域はあまり広くない

色域のグラフ
ガンマカーブ

i1 Profilerでディスプレイの色域をチェックした結果は以下の通り。

mouse X4-i7の色域
  • sRGB比:64.8%
  • AdobeRGB比:47.4%

薄型ノートパソコンゆえ仕方ありませんが、色域は狭め。

一般的な用途ならまったく気になりませんが、WebデザインやDTPなどの厳密な色管理が求められる業務には向いていません。

クリエイティブ性能の検証

mouse X4-i7

ここからはパソコンに負荷のかかる各種クリエイティブ用途で、mouse X4-i7の性能を検証しました。

Photoshop

Photoshop

まずは画像加工ソフトの代名詞的存在、Photoshopを試しました。

画像のトリミングや色味調整など、軽めの作業ならサクサク動かせます。

何十枚もレイヤーを重ねるようなレタッチなどは、さすがに重くなりそうです。

Lightroom

Lightroom

続いてLightroomでRAWデータの書き出し速度をチェックしました。

使用したのは有効画素数3,635万のニコンD810で撮影したRAWデータ100枚で、書き出しにかかった時間は5分31秒。

主なノートパソコン用CPUとスコアを比較すると以下の通り。

CPU別 RAW現像の処理速度
Core i7-9750H
2:18
Core i7-10510U
5:31
Ryzen7 3700U
6:17
Ryzen5 3500U
8:20

あまり速くはないものの、実用上は問題ないでしょう。

1分1秒が惜しいプロカメラマンにはおすすめできません。

Lightroomの書き出し条件は以下で統一しています。

Lightroomの書き出し条件
画像形式JPEG
画質100
カラースペースsRGB
画像のサイズ未調整(撮影データそのまま)
解像度350
メタデータすべてのメタデータ
(人物情報や撮影場所の情報は削除)

Premiere pro

Premiere pro

Premiere Proで動画編集も試してみました。

不要なシーンをカットしたり、テロップや効果音を付ける程度なら問題なく動かせます。

毎日のように動画を編集する方は、メモリ8GB→16GBへのアップグレードがおすすめ。

+8,800(税別)でメモリを16GBに増やせます。

After effectで細かい演出を作りこんだり、4K動画の編集なども考えていくとなると、さすがにパワー不足になりそうです。

4K動画の書き出し

4K動画の書き出しに、どれくらい時間がかかるか検証しました。

検証のために用意したのは、GoPro HERO7 Blackで撮影した4K 60fpsの動画データ。

書き出し条件とかかった時間は以下の通り。

H.264 Youtube 1080p FHD48:21
H.264 Youtube 2160p 4K UHD53:10

4K動画への書き出しは約1時間かかりました。

クリエイター向けのハイスペックPCなら10分前後で書き出せるので、かなり遅いです。

動画の書き出し中はほかの作業も重くなるため、休憩中などパソコンから離れるタイミングに書き出すのがおすすめ。

Illustrator

Illustrator

最後にIllustratorも動かしてみました。

ちょっとしたロゴを作ったり、名刺の印刷データを整えたりする程度ならサクサク動かせます。

ファイルサイズが数GBを超えるようなデータを扱うのは厳しそう。

ゲーム用途の性能チェック

mouse X4-i7

ゲーム用途のパソコンではありませんが、参考までにベンチマークのスコアをご紹介します。

ベンチマーク結果

まずは定番のベンチマークソフトを走らせたところ、FF14は標準品質でも動かすのは困難。

グラフィックの軽いドラクエXは最高画質で「普通」、低品質なら「快適」という結果に。

かなり軽めのゲームなら何とか動かせそうですが、パソコンでゲームがしたい方はゲーミングパソコンを買いましょう。

FF14 漆黒の反逆者

FF14のベンチ-マーク
最高品質863(動作困難)
高品質1219(設定変更が必要)
標準品質1696(設定変更を推奨)

ドラゴンクエストX

DQXベンチマーク
最高品質3264(普通)
標準品質3433(快適)
低品質3658(快適)

PUBG Liteの動作検証

ベンチマークを走らせるだけではなく、実際にゲームを動かしてみました。

検証で使用したのは、世界的に人気の高いバトルロイヤルゲームPUBG(PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS)の軽量版「PUBG Lite」。

PUBG Lite

「最低画質」に設定したところ、平均フレームレートは33。

ちょっとした息抜き程度なら問題ありませんが、快適とは程遠いです。

スマホ版のPUBG MOBILEで遊んだほうがスムーズに動かせます。

mouse X4-i7 レビューまとめ

mouse X4-i7

最後にもう一度mouse X4-i7の特徴をおさらいします。

持ち運びやすい薄型軽量ボディ

約12時間の長持ちバッテリー

最新世代のCore i7を搭載

ExcelやWordなどがサクサク動く

動画編集など重い作業は不向き

約1.1kgの軽いボディで約半日持つバッテリーは、外出の多いビジネスパーソンにぴったり。

パソコンゲームや動画編集などの用途はさすがにしんどいものの、事務作業がメインならとても快適に動かせます。

記事執筆時点では36回まで分割手数料無料のキャンペーンも開催中なので、まとまった出費を避けたい方は要チェックです。

10万円前後で買える薄型ノートパソコンを探している方は、mouse X4を候補に入れてみてください。

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