レビュー

mouse F5レビュー|光学ドライブ搭載で事務用途に最適

mouse F5-i5

マウスコンピューターが販売するノートパソコン、mouse F5-i5をお借りしました。

15.6型のボディに光学ドライブを搭載した、事務用途で便利なモデルです。

今回はmouse F5-i5の実力を、あらゆる用途で検証してみました。

職場や自宅などで幅広く使えるノートパソコンを探している方は、ぜひご覧ください。

mouse F5シリーズの特徴

mouse F5-i5

mouse F5-i5がどういったパソコンなのか、特徴を整理すると以下の通り。

 光学ドライブを標準搭載

ナローベゼルのディスプレイ

充実の各種インターフェイス

スペックの選択肢が幅広い

持ち歩くには少々重たい

メモリやストレージなどのカスタマイズにも対応していて、ビジネス用途と相性抜群のノートパソコンです。

基本的なスペックから順にご紹介します。

スペック

CPUやストレージ容量など、お借りしたパソコンの基本スペックは以下の通り。

OSWindows 10 Home 64ビット
CPUCore i5-10210U
GPUIntel UHD Graphics
メモリ8GB PC4-21300
ストレージM.2 SSD 256GB

パソコンの総合的な性能をチェックするベンチマークソフト、PCmark 10のスコアは3,693でした。

PCmark 10のスコア

Digital Content Creation(動画や写真の編集など)のスコアは低めですが、その他のスコアはなかなか優秀です。

ExcelやWordなどの事務用途で幅広く活躍します。

当サイトでレビューしたマウスコンピューターの主なノートPCとスコアを比較すると以下の通り。

PCmark 10 スコア比較
m-Book W
4,868
m-Book K
4,123
m-Book N
3,717
m-Book F5
3,693
mouse X4-B
3,475
mouse X4-i7
3,377
mouse X5-B
3,215

ExcelやWordなどの事務作業をサクサク快適にしたいなら、PCmark 10のスコアは3,000以上がひとつの目安。

写真や動画編集など、重い作業もサクサク処理したいならスコアが4,000を超えているm-Book K以上がおすすめです。

CPU

CPUは記事執筆時点で最新となる第10世代のCore i5を搭載。

薄型ノートパソコンによく使われる、末尾に「U」を冠した省電力タイプ。

詳しいスペックはCPU-Zの結果をご覧ください。

CPU-Zの結果

Max TDP(CPUの最大消費電力)は15Wと控えめながら、4コア8スレッドでプロセッサー動作周波数は1.60GHzと底力があります。

主なノートパソコン用CPUと、ベンチマーク結果(CINEBENCH R15)を比較した結果は以下の通り。

CINEBENCH R15 スコア比較
Core i7-10510U
694
Core i7-8565U
688
Core i5-10210U
530
Core i5-8265U
511

GPU(グラフィックス)

GPUはCPUに内蔵されたIntel UHD Graphics。

主な内蔵GPUのベンチマークスコア(Fire Strike)をグラフにまとめました。

Fire Strike スコア比較
AMD Radeon Vega8
2,480
Intel UHD Graphics
1,030
Intel UHD Graphics 620
623

内蔵GPUの定番だったIntel UHD Graphics 620と比べると、大幅にスコアが伸びました。

ただ、内蔵型GPUは伝統的にAMDが強いです。

事務用途がメインならIntel UHD Graphicsで問題ないものの、動画編集などの用途も想定しているなら少しでも高性能なGPUを選んだほうが快適です。

ストレージ

ストレージはSATA接続のM.2 SSDが1台搭載されています。

転送速度をCrystal Disk Markでチェックしたところ、読込速度が約520MB/sと標準的なスコアでした。

Crystal Disk Mark

HDD(ハードディスク)に比べれば十分速いものの、もう少し頑張ってほしいところ。

一般的なSSD(SATA)やHDDと平均的な転送速度を比較すると、以下の通り。

ストレージの転送速度
NVMe M.2 SSD
3,000
SSD(SATA)
550
HDD
120

ハイエンドクラスのM.2 SSDなら読込速度は3,000MB/sを超えます。

パソコンの起動やファイルの読込など少しでもスピードアップさせたい方は、カスタマイズでNVMe M.2 SSDに変えましょう。

「ストレージが256GBでは足らない!」

という方はカスタマイズで容量を増やすか、外付けのHDDやクラウドストレージの活用がおすすめです。

外観・大きさ

ここからはmouse F5-i5の外観を見ていきます。

mouse F5-i5の外観
mouse F5-i5の外観

マットブラックな天板に「mouse」のロゴのみというシンプルなデザイン。

いわゆる「普通のノートパソコン」といった見た目です。

天板
底面

仕様上の大きさは361×256mmと15.6型のノートパソコンとしては標準的。

分厚さ

分厚さは24.1mm(突起部含まず)あるため、持ち運ぶときは大きめのビジネスバッグだと安心。

重量チェック

重量は実測で約2kg。

手に持ってみると、ずっしりと重みを感じます。

持ち運べない重さではないものの、外に出る機会が多い方にはもう少し軽くて小さいパソコンが欲しくなりそう。

ACアダプター

ACアダプター

ACアダプターは40Wのとてもコンパクトなものが付属。

アダプターの重量

ACアダプター単体の重量は約216g。

パソコンを毎日持ち歩く人も、これだけ小さいACアダプターなら苦になりません。

着脱式のバッテリー

バッテリーは着脱式で、仕様上の駆動時間は約7.5時間。

パソコンの使い方次第ではあるものの、重い作業をしなければ半日程度はバッテリーだけで持ちそう。

ラインナップ

mouse F5シリーズの主なラインナップと価格(記事執筆時点)は以下の通り。

CPUメモリストレージOffice価格(税別)
Celeron 4205U8GB240GB SSD×59,800円〜
Celeron 4205U8GB240GB SSD78,800円〜
Core i3-8145U8GB256GB M.2 SSD×74,800円〜
Core i3-8145U8GB256GB M.2 SSD93,800円〜
Core i5-10210U8GB256GB M.2 SSD×79,800円〜※
Core i5-10210U8GB256GB M.2 SSD98,800円〜※
Core i5-8265U8GB256GB M.2 SSD×79,800円〜
Core i5-8265U8GB256GB M.2 SSD98,800円〜
Core i7-8565U8GB256GB M.2 SSD×89,800円〜
Core i7-8565U8GB256GB M.2 SSD108,800円〜

いずれもOfficeをつけると2万円ほど値段がアップ。

WordやExcelなどをサクサク快適に動かしたいなら、Core i5以上のモデルがおすすめ。

もちろんすべてのモデルがメモリやストレージ容量などのカスタマイズに対応しています。

今回お借りしているCore i5-10210U搭載モデルは、記事執筆時点でセール対象品となっているため若干値段が安くなっています。

セールやキャンペーンを要チェック

マウスコンピューターのセール

マウスコンピューターでは定期的にセールや各種キャンペーンを開催しています。

人気モデルが大幅に値引きされたり、非常にお買い得です。

ただし、希望に合ったパソコンが安くなっているかは運次第。

パソコンの購入を検討している方は、こまめに公式サイトをチェックしましょう。

インターフェイス

ここからはインターフェイスを見ていきます。

左側面のインターフェイス
  • 電源
  • LAN
  • D-Sub
  • USB3.0 Type-C
  • HDMI
  • USB3.0 Type-A

無線でインターネットにつなげる方がほとんどと思いますが、LANポートがあるといざというときに役立ちます。

最近は非搭載のパソコンが多くなってきたD-Sub端子も標準搭載。

右側面のインターフェイス
  • ヘッドホン
  • マイク
  • USB2.0 Type-A
  • DVDスーパーマルチドライブ
  • セキュリティスロット

光学ドライブは本体右側にあります。

光学ドライブ

SDカードなどを読み込めるカードリーダーは前面の左側。

前面のインターフェイス

背面に端子類は何もありません。

背面図

キーボード

キーボード

キーボードはテンキーのある104キー日本語配列で、バックライトは非搭載。

キーピッチは実測で約18mmと標準的。

キーストロークは約1.8mmとノートパソコンとしては深めです。

右側の配列
左側の配列

配列に目立ったクセもなく、とても打ちやすいです。

ただし、上下のカーソルキーはかなり小さめなので慣れが必要。

タッチパッド

タッチパッドは分離タイプで、スムーズに操作可能。

ディスプレイ

ディスプレイ

ディスプレイは15.6型のフルHD(1,920×1,080)解像度で、タッチパネルには非対応。

ふちの薄いナローベゼルに加えて、蛍光灯などが映り込みにくいノングレア(つや消し)仕様なのでとても見やすいです。

Webカメラも搭載しているので、テレワークにも対応可能。

最大開閉時

ディスプレイはここまで開きます。

180度完全に開くことはできません。

色域は狭い

色域のグラフ
ガンマカーブ

i1 Profilerでディスプレイの色域をチェックした結果は以下の通り。

mouse F5-i5の色域
  • sRGB比:59.6%
  • AdobeRGB比:44.2%

クリエイター用のパソコンではないため仕方ありませんが、色域は狭め。

ガンマカーブも乱れがあるため、WebデザインやDTPなどの厳密な色管理が求められる業務には不向き。

事務作業や動画視聴、ブラウジング程度の用途ならまったく問題はありません。

クリエイティブ性能の検証

mouse F5-i5

ここからはパソコンに負荷のかかる各種クリエイティブ用途で、mouse F5-i5の性能を検証しました。

ちなみに動画編集のような重い作業をするときは、プリインストールされているコントロールセンターでパフォーマンスモードに変えておくことをおすすめします。

コントロールセンター

消費電力が増えてファンの回転音も大きくなるので、用途に合わせてモードを選べるとベスト。

ファンの回転音

ファンの回転もコントロールセンターから調整できるので、気になる方は自分好みにカスタマイズできます。

Photoshop

Photoshop

まずは画像加工ソフトの代名詞的存在、Photoshopを試しました。

画像のトリミングや色味調整など、軽めの作業ならサクサク動かせます。

何十枚もレイヤーを重ねるようなレタッチなどは、さすがに重くなりそうです。

Lightroom

Lightroom

続いてLightroomでRAWデータの書き出し速度をチェックしました。

使用したのは有効画素数3,635万のニコンD810で撮影したRAWデータ100枚で、書き出しにかかった時間は6分4秒。

主なノートパソコン用CPUとスコアを比較すると以下の通り。

CPU別 RAW現像の処理速度
Core i7-8565U
3:24
Core i7-10510U
3:32
Core i5-8265U
5:48
Core i5-10210U
6:04

実用上はとくに問題ないものの、1分1秒が惜しいプロカメラマンにはおすすめできません。

Lightroomの書き出し条件は以下で統一しています。

Lightroomの書き出し条件
画像形式JPEG
画質100
カラースペースsRGB
画像のサイズ未調整(撮影データそのまま)
解像度350
メタデータすべてのメタデータ
(人物情報や撮影場所の情報は削除)

Premiere pro

Premiere pro

Premiere Proで動画編集も試してみました。

不要なシーンをカットしたり、テロップや効果音を付ける程度なら問題なく動かせます。

毎日のように動画を編集する方は、メモリ8GB→16GBへのアップグレードがおすすめ。

+8,800(税別)でメモリを16GBに増やせます。

After effectで細かい演出を作りこんだり、4K動画の編集なども考えていくとなると、さすがにパワー不足になりそうです。

4K動画の書き出し

4K動画の書き出しに、どれくらい時間がかかるか検証しました。

検証のために用意したのは、GoPro HERO7 Blackで撮影した4K 60fpsの動画データ。

書き出し条件とかかった時間は以下の通り。

H.264 Youtube 1080p FHD46:53
H.264 Youtube 2160p 4K UHD51:22

4K動画への書き出しは約1時間かかりました。

クリエイター向けのハイスペックPCなら10分前後で書き出せるので、かなり遅いです。

動画の書き出し中はほかの作業も重くなるため、休憩中などパソコンから離れるタイミングに書き出すのがおすすめ。

Illustrator

Illustrator

最後にIllustratorも動かしてみました。

ちょっとしたロゴを作ったり、名刺の印刷データを整えたりする程度ならサクサク動かせます。

ファイルサイズが数GBを超えるようなデータを扱うのは厳しそう。

ゲーム用途の性能チェック

mouse F5-i5

ゲーム用途のパソコンではありませんが、参考までにベンチマークのスコアをご紹介します。

ベンチマーク結果

まずは定番のベンチマークソフトを走らせたところ、FF14は標準品質でも動かすのは困難。

グラフィックの軽いドラクエXはいずれの画質でも「普通」という結果に。

かなり軽めのゲームなら何とか動かせそうですが、パソコンでゲームがしたい方はゲーミングパソコンを買いましょう。

FF14 漆黒の反逆者

FF14のベンチ-マーク
標準品質1700(設定変更を推奨)

ドラゴンクエストX

DQXベンチマーク
最高品質3437(普通)
標準品質4228(普通)
低品質4915(普通)

PUBG Liteの動作検証

ベンチマークを走らせるだけではなく、実際にゲームを動かしてみました。

検証で使用したのは、世界的に人気の高いバトルロイヤルゲームPUBG(PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS)の軽量版「PUBG Lite」。

PUBG Lite

「最低画質」に設定したところ、平均フレームレートは41。

ちょっとした息抜き程度なら問題ありませんが、快適とは程遠いです。

スマホ版のPUBG MOBILEで遊んだほうがスムーズに動かせます。

mouse F5-i5 レビューまとめ

mouse F5-i5

最後にもう一度mouse F5-i5の特徴をおさらいします。

 光学ドライブを標準搭載

ナローベゼルのディスプレイ

充実の各種インターフェイス

スペックの選択肢が幅広い

持ち歩くには少々重たい

動画編集やゲーム用途は少々しんどいものの、据え置きの事務用パソコンとして使いやすいスペックです。

テレビのない部屋でDVDを見たいときにも活躍するでしょう。

記事執筆時点では36回まで分割手数料無料のキャンペーンも開催中なので、まとまった出費を避けたい方は要チェック。

10万円前後で買える光学ドライブ搭載ノートPCを探している方は、mouse F5を候補に入れてみてください。

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