テレビCMでもおなじみのマウスコンピューターは、予算や用途に合わせてパソコンのスペックを細かくカスタマイズできる点が大きな魅力。
しかしながら選べるオプションが多すぎて、ある程度パソコンの知識がないとわかりづらいのも事実。
そこでこのページでは、おすすめのカスタマイズや追加オプションについて、パソコンが苦手な方にもわかりやすいように詳しく解説しています。
マウスコンピューターでパソコンを買おうと考えている方は、ぜひご覧ください。
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重要度の高いカスタマイズ

まずは数あるカスタマイズ項目の中から、重要度の高いものをピックアップしました。
最低限チェックしたいのは以下の4つ。
- OS
- Office
- メモリ
- ストレージ
それぞれについて順にご説明します。
カスタマイズできる項目はモデルや時期によって変わることがあります。最新情報は各モデルの見積もり画面でご確認ください。
OS

仕事でリモートデスクトップを使用する方など、明確な用途がない限り、OSはWindows10 Homeで問題ありません。
自宅で使うPCならとくに、Windows10 Homeで不都合を感じる場面はまずないでしょう。
Windows10 Proを選んだからといって、パソコンの基本的なパフォーマンスは変わりません。
Office

パソコンを事務用途メインで使うなら、Officeも必要です。
WordやExcelが使えればいいなら「Personal」で十分ですし、PowerPointも必要なら「Home and Business」を選びましょう。

「自宅でちょこっと表計算がしたい」
といった用途なら、無料で使えるGoogleのスプレッドシートでも代用できます。
パソコンをどの程度仕事で使うのかによって、最適なOfficeを選んでください。
AmazonなどでOfficeのオンラインコードを購入して、後からインストールすることも可能ですが、値段は少し高くなります。
メモリ

メモリ容量は多くの人が迷うポイントのひとつ。
「メモリはたくさんある方がいいんでしょ?」
と考えている方も多いですが、やみくもに容量を増やせばいいというわけでもありません。
メモリ容量のざっくりとした目安は以下の通り。
4GB | ネットサーフィン程度なら可 一応動かせるが快適とは言えない |
---|---|
8GB | ExcelやWordを快適に動かせる 動画や写真の編集は少々しんどい |
16GB | 事務用途なら非常に快適 RAW現像やゲームも快適に動かせる |
32GB | 重たい動画編集も快適に動かせる プロのクリエイター向け |
ExcelやWordなどの事務作業がメインなら8GB、写真やイラスト制作といったクリエイティブ用途、PCゲームを快適に動かしたいなら16GBが目安。
動画編集はメモリ16GBでも問題ないものの、演出や加工にこだわるなら32GBあったほうが快適です。
予算と用途に合わせて、メモリ容量を決めましょう。
ストレージ

ストレージとはデータを保存する領域のことで、容量が多いほど写真や動画など、たくさんのデータを保存できます。
メモリと同様に用途によって必要な容量は変わります。
125GB~ | 保存するデータがほとんどないなら問題なし 外付けorクラウドストレージの活用が必須 |
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250GB~ | ExcelやWordのファイルがメインなら問題なし クリエイティブ用途には少なすぎる |
500GB~ | 事務用途メインならかなり余裕がある クリエイティブ用途には最低限のライン |
1TB~ | クリエイティブやゲーム用途でも安心 |
Excelファイルなら重くても数MBなので、最低限のストレージで問題ありません。
写真や動画を編集したり、ゲームのインストールを考えているなら500GBは最低限必要と考えましょう。
最近のデジカメはRAWデータ1つで数GBありますし、PCゲームに至ってはソフト1本で100GBを超えることも。
パソコンの用途に合わせて、ストレージをカスタマイズすべきか考えましょう。
外付けのストレージやDropboxなどのクラウドストレージを使うという方法もあります。
転送速度のちがい
ストレージは容量だけでなく、転送速度のちがいによって値段も大きく変わります。
転送速度が速いほどパソコンの起動が速くなったり、重たいデータもスムーズに読み込めるので快適度が段違い。
SSDやHDDなど、主なストレージの平均的な転送速度をまとめると以下の通り。
NVMe M.2 SSD (Gen4) | |
---|---|
NVMe M.2 SSD | |
SSD(SATA) | |
HDD |
HDDは安価だけど転送速度が遅く、SSDは転送速度が速いものの高額です。
予算に余裕があればNVMe M.2 SSDを選びたいところですが、お財布と相談して決めましょう。
NVMe M.2 SSD(Gen4)は、今のところ第3世代のRyzenとX570チップセットのマザーボードの組み合わせという限られた環境下でしか使えません。
心配な方におすすめのサポート

ここからご紹介する追加オプションは、主にパソコンが苦手な方向け。
今まで何台もパソコンを買った経験がある方をはじめ、そこそこ知識がある方には不要なサービスです。
延長保証

マウスコンピューターのパソコンは、1ヵ月の初期不良対応と1年間の標準保証がつきます。
追加オプションで最大3年の延長保証を選べるほか、即日修理やピックアップ修理も選択可能。
センドバックとピックアップは、パソコンを自分で送るか運送業者が取りに来てくれるかのちがいです。
センドバックの送料は自己負担ですが、ピックアップは送料無料。
パソコンの故障やトラブルが心配な方は、延長保証を検討してみてください。
MouseProの一部製品は最大5年まで保証期間の延長が可能です。
破損盗難保証

各種条件および限度額の定めはあるものの、破損や盗難時の保証サービスもあります。
パソコンにコーヒーをこぼしてしまったり、落雷の影響でパソコンが動かなくなったり、通常保証の範囲外のトラブルまでカバーできます。
少々高額なので、予算に余裕があれば検討してみてはいかがでしょうか。
データ復旧サービス

ストレージの故障からデータを復旧できるサービスもあります。
数千円で利用できるのはお得ですが、普段からバックアップを取っておけば必要ないサービスです。
仕事で使うデータはもちろん、過去の写真データなど、大切なデータは2重、3重にバックアップを取っておきましょう。
電話サポート

マウスコンピューターといえば、24時間365日の電話サポートが大きな強み。
さらに+3,000円の追加オプションで、リモートサポートを利用できます。
パソコンの操作が苦手な方、身近に頼れる人がいない場合は追加しておくと安心です。
出張サービス

「パソコンを買っても設定のやり方がわからない・・・」
「家のインターネットにつなげられる自信がない・・・」
という方には出張設置サービスがおすすめ。
プランと主なサービス内容は以下の通り。
プラン1 9,500円(税別) | パソコンの設置・設定 インターネット(有線)への接続 |
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プラン2 10,500円(税別) | パソコンの設置・設定 インターネット(無線)への接続 |
プラン3 17,000円(税別) | パソコンの設置・設定 2時間フリープラン |
プラン4 15,000円(税別) | パソコンの設置・設定 5つの人気オプションからお好きな3つを選べる |
プラン5 28,500円(税別) | パソコンの設置・設定 古いパソコンから新しいパソコンへデータを移行 |
少々値は張りますが、諸々の初期設定をプロに丸投げできるので便利です。
パソコンに苦手意識がある方は、検討してみてください。
必要に応じて追加したい項目

各種ソフトウェアやキーボードなどのデバイスも、見積もり画面で追加できます。
いずれも優先度は低めですが、Amazonなどで買うつもりならまとめて注文したほうが便利です。
ウイルス対策ソフト

マウスコンピューターのパソコンには、ウィルス対策ソフトのマカフィーがインストールされています。
60日間は無料で使えて、+5,900円で15ヵ月版を追加可能。
マカフィーの通常版は12ヵ月で5,980円なので、パソコンと一緒に注文すると少しお得です。
無線LAN

ノートPCには無線LANが標準搭載されていますが、追加オプションでアップグレードが可能。
インターネットの速度にこだわる方は、カスタマイズを検討してみてください。
デスクトップPCの場合、有線でつなげることを前提に作られているモデルが多いので、必要に応じて無線LANのアダプターを追加しましょう。
ただし、USBで接続するタイプの無線LANアダプターなら2,000円前後で買えるので、Amazonなどで買ったほうが出費を抑えられます。
各種周辺機器

プリンターやモニター、外付けのストレージなど、各種周辺機器も見積もり画面で選べます。
ただし、キーボードやマウスは選択肢が少なく、Amazonと比べて特段安いわけでもないので、積極的にはおすすめしません。


ほかで探すのが面倒くさい方は、まとめて注文したほうが便利です。
ノートPC用クーラー

ノートPC用のクーラーも選べますが、ゲームやクリエイティブ用途などの重い作業をしないなら基本的に必要ありません。
重い作業がメインで、少しでもパソコンの性能を下げたくないなら、追加をおすすめします。
各種ソフトウェア

写真や動画編集、クラウドバックアップなど、各種ソフトウェアのライセンスも追加可能。
CyberLinkのソフトは少し安く買えるようですが、無料体験版を使ってみてからの判断で問題ないでしょう。
AdobeのCreative Cloudと比べれば価格は安いものの、メジャーなソフトとは言えません。
G-Tuneのおすすめカスタマイズ

マウスコンピューターは「G-Tune」ブランドでゲーミングPCも販売中。
ゲーミングPCは一般的なパソコンと比べてスペックが高く、パソコンにかかる負荷も大きくなりがち。
それゆえにカスタマイズのポイントも少し異なってきます。
G-Tuneの購入を検討中の方は、以下のページをご覧ください。
DAIVのおすすめオプション

マウスコンピューターのクリエイターPCブランド、DAIVをカスタマイズするときのポイントについては以下の記事にまとめました。
業務用途かプライベートで使うのかによって必要なスペックは異なりますが、快適な作業環境を整えるためにも適切なカスタマイズは必須。
クリエイターPCの購入を検討中の方は、要チェックです。
用途別の重要ポイント

ゲーミングPCとちがって、クリエイターPCで重要なのは何の用途がメインかという点。
たとえばイラスト・漫画制作がメインであれば、パソコンのスペックは控えめでも快適に動かせます。
一方で写真編集やRAW現像がメインなら、メモリは16GBが必須でストレージも余裕が欲しいです。
動画編集もメモリは最低16GB以上、できれば32GBほしいところ。
用途ごとのパソコンの選び方を別途まとめているので、クリエイティブ用途メインで考えている方は、ぜひご覧ください。
用途に合ったカスタマイズを

マウスコンピューターは選べるオプションが多く、見積もり画面で迷ってしまう方が多いのも無理はありません。
カスタマイズは必須ではありませんし、延長保証なども必要性を感じなければ標準仕様のまま買うのもひとつです。
見積もり画面は途中で一時保存できるので、迷ったときは一度時間を置いてから判断することをおすすめします。
予算と用途に合わせて、希望にぴったりのパソコンを買いましょう。