レビュー

m-Book Kシリーズのレビュー|MX250搭載モデル

m-Book K700BN-M2S2

マウスコンピューターが販売するノートパソコン、m-Book Kシリーズをお借りしました。

第9世代のCPUとGeForce MX250を搭載した、15.6型のノートパソコン。

ExcelやWordなどを使用した事務作業はもちろん、Amazonプライム・ビデオで映画を見たり、写真や動画の編集もこなせる万能な1台です。

今回はm-Book Kシリーズの実力を、あらゆる用途で検証してみました。

幅広い用途で使える万能なノートパソコンを探している方は、ぜひご覧ください。

m-Book Kシリーズの特徴

m-Book Kシリーズ

まずはm-Book Kシリーズがどういったパソコンなのか、基本的なスペックから順にみていきます。

スペック

CPUやストレージなど、今回お借りしているモデル(m-Book K700BN-M2S2)の基本スペックは以下の通り。

OSWindows 10 Home 64ビット
CPUCore i7-9750H
GPUGeForce MX250
メモリ8GB(8GB×1)
ストレージM.2 SSD 256GB

それぞれの項目について詳しくご説明します。

CPU

CPUはパソコンの頭脳にあたる、とても重要なパーツです。

m-Book Kシリーズに搭載されているのは、高性能なゲーミングノートやクリエイター向けのノートパソコンでよく使われる、末尾に「H」を冠したモデル。

詳しいスペック面は、CPU-Zの結果をご覧ください。

CPU-Zの結果

主なCPU(Core i7)と、ベンチマーク結果(CINEBENCH R15)を比較した結果は以下の通り。

ベンチマークの結果

高性能なデスクトップパソコン向けCPUのCore i7-8700Kには敵わないものの、一般的なノートパソコンと比べればはるかに高性能です。

GPU(グラフィックス)

GPUとは画像処理に特化した専門のパーツで、グラフィックボードやビデオカードと呼ばれることもあります。

一般的なノートパソコンだと、CPU内蔵型のIntel UHD Graphics620などを使用することが多いですが、m-Book Kシリーズは専用グラフィックボードのMX250を搭載。

詳しいスペック面はGPU-Zの結果をご覧ください。

GPU-Zの結果

ベンチマーク(Fire Strike)の結果を比べてみると以下の通り。

ベンチマークの結果

CPU内蔵型のIntel UHD Graphics620と比較すると、3倍以上のスコアです。

グラフィックボードがあると動画編集などの快適度がグンとアップしますし、軽めのパソコンゲームも動かせます。

メモリ

m-Book Kのメモリ

今回お借りしているモデル(m-Book K700BN-M2S2)のメモリはシングルチャンネルの8GBのみ。

事務作業がメインならとくに問題ないものの、使い方によっては少々重く感じる場面が出てきそうです。

予算に余裕があれば+7,800円(税別)で16GB(8GB×2)へのアップグレードを考えてみてください。

8GB(4GB×2)なら+2,800円(税別)です。

同じ8GBでもシングルチャンネルよりデュアルチャンネルのほうが性能は上がります。

ストレージ

M.2 SSD
2.5インチストレージケース

ストレージはM.2タイプのSSD(SATA)が256GB。

Crystal Disk Markで転送速度をチェックした結果は以下の通り。

SSDの転送速度

標準的な転送速度ですね。

2.5インチのストレージを追加できるスペースが用意されているため、たくさんデータを保存する方は、オプションでHDDやSSDを追加しましょう。

ラインナップ

m-Book Kシリーズ

m-Book Kシリーズのラインナップを表にまとめました。

GPUはいずれも GeForce MX250を搭載しています。

CPUストレージメモリOffice価格(税別)
Core i7-9750HM.2 SSD 256GB8GB99,800円〜
Core i7-9750HM.2 SSD 256GB8GB118,800円〜
Core i7-9750HNVMe M.2 SSD 256GB
HDD 1TB
16GB119,800円〜
Core i7-9750HNVMe M.2 SSD 256GB
HDD 1TB
16GB138,800円〜
Core i7-9750HNVMe M.2 SSD 512GB
HDD 1TB
32GB129,800円〜
Core i7-9750HNVMe M.2 SSD 512GB
HDD 1TB
32GB148,800円〜

幅広い用途で使う前提で考えるなら、メモリ16GB搭載モデルが使いやすそうです。

Officeの有無はExcelやWordが必要かどうかで判断してください。

メモリ32GB搭載モデルは、動画編集をガッツリやるような方におすすめ。

予算や用途に合わせて、ぴったりのモデルを見つけましょう。

記載している仕様および価格は記事執筆時点のものです。パソコンの仕様や価格は変動するものなので、最新情報は都度公式サイトにてご確認ください。

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外観・大きさ

ここからはm-Book Kシリーズの外観を見ていきます。

m-Book Kシリーズの天板

マットなブラックにmouseのロゴのみというシンプルなデザイン。

指紋などの汚れが少々目立ちやすい材質なので、気になる方はこまめに掃除しましょう。

仕様上の大きさは361×258mmで、A4クリアファイルと比べてみると以下の通り。

クリアファイルとの比較

分厚さも24.9mm(突起部含まず)あるため、小さめのビジネスバッグだと入りきらない可能性があります。

持ち運ぶ前提で考えている方は、お持ちのカバンのサイズを事前に確認しておきましょう。

底面はご覧の通り。

m-Book Kシリーズの底面

パソコン内部の熱を逃がすために、大半の部分がメッシュ状になっています。

底面からはそこそこ熱い風が出てくるため、ひざ上での作業は止めましょう。

ACアダプター

ACアダプター

ACアダプターは90Wに対応したもので、一般的な薄型ノートパソコンに付属しているものと比べると大きめに感じます。

着脱式のバッテリー

バッテリーは着脱式で、仕様上の動作時間は約7.4時間。

ただし、バッテリーの持ち時間はパソコンの使い方次第なので、なるべくACアダプターにつなげての作業をおすすめします。

重量

パソコン単体の重量は実測で約1.9kg、ACアダプターが加わると約2.3kgです。

パソコンの重量
ACアダプター込みの重量

毎日持ち歩くのは少々しんどい重さです。

インターフェイス

ここからはインターフェイスを見ていきます。

右側面はご覧の通り。

右側面のインターフェイス
  1. USB3.1(Type-A)
  2. USB3.1(Type-C)
  3. カードリーダー

デジカメなどで使用したSDカードを差し込めば、すぐにデータを読み込めます。

左側面のインターフェイス
  1. 盗難防止ロック
  2. USB3.0(Type-A)
  3. USB2.0(Type-A)
  4. マイク入力
  5. ヘッドホン出力

ACアダプターは背面につなげます。

背面のインターフェイス
  1. mini DisplayPort
  2. HDMI
  3. LAN
  4. 電源

外部モニターとの接続に使う端子が背面にそろっているのは便利です。

ケース内部

ケース内部の様子

基本的に裏蓋を開ける必要はありませんが、参考までにケース内部をご紹介します。

ある程度知識とスキルがある方以外、メモリやストレージの交換・増設はオプションで選ぶことをおすすめします。

自分でメモリを交換して、万が一パソコンが動かなくなってしまった場合、保証対象外になる可能性があるため、くれぐれも気を付けてください。

キーボード

m-Book Kのキー配列

キーボードは107キー(テンキーあり)の一般的な日本語配列。

テンキーの「0」の位置は少し気になりますが、クセが少なくてタイピングしやすいです。

テンキーの位置

仕様上のキーピッチは約18.2mm、キーストロークも約1.8mmと標準的です。

タッチパッドは分離型で、サラサラとした触感でスムーズに動いてくれます。

分離型のタッチパッド

バックライトは非搭載なので、暗い場所での作業には不向きです。

キータイプ音

キータイプ音は控えめなポコポコ系。

30秒ほどの動画を作成したので、実際に聞いてみてください。

ディスプレイ

m-Book Kのディスプレイ

ディスプレイは15.6型のフルHD解像度(1,920×1,080)で、映り込みを軽減するノングレア仕様。

ツヤツヤの光沢画面は目が疲れやすいため、毎日パソコンを使うならノングレアモニターがおすすめです。

さらに発色のきれいなIPSパネルが使われていて、上下左右の視野角も広くて見やすいです。

ナローベゼルを採用

m-Book Kシリーズのディスプレイは、ふちの部分が狭いナローベゼル仕様。

実測で左右は約7mm、上部は約10mmでした。

側面のベゼル
上部のベゼル

ナローベゼルに慣れてしまうと、一昔前の極太ベゼルのノートパソコンには戻れなくなります。

色域はあまり広くない

m-Book Kの色域

i1 Profilerでディスプレイの色域をチェックした結果は以下の通り。

m-Book Kシリーズの色域
  • sRGB比:61.4%
  • AdobeRGB比:45.6%

色域は狭いですが、事務作業やプライベートで使う程度ならまったく問題はありません。

WebデザインやDTPなど、厳密な色管理が求められる方は要注意。

きちんとハードウェアキャリブレーションに対応したカラーマネジメントモニターを使いましょう。

クリエイティブ性能の検証

ここまでm-Book Kシリーズの基本的なスペック面をご紹介しました。

ここからはAdobeの各種ソフトウェアを使って、クリエイティブ用途でどれくらい使えるかについてご紹介します。

Photoshop

Photoshop

まずは画像加工ソフトの代名詞的存在、Photoshopを試しました。

Core i7-9750HとGeForce MX250を搭載していることもあり、7,360×4,912ピクセルの写真データもサクサク加工できます。

ちょっとした画像加工はもちろん、風景写真やポートレートなどのレタッチも快適に動かせそうです。

Lightroom

Lightroom

続いてLightroomでRAWデータの書き出し速度をチェックしました。

使用したのは有効画素数3,635万のニコンD810で撮影したRAWデータ100枚で、書き出しにかかった時間は5分11秒。

思っていたより遅いです。

Lightroomの書き出し条件は以下の通り。

Lightroomの書き出し条件
画像形式JPEG
画質100
カラースペースsRGB
画像のサイズ未調整(撮影データそのまま)
解像度350
メタデータすべてのメタデータ
(人物情報や撮影場所の情報は削除)

主なCPUと結果を比較したグラフはこちら。

RAW現像の処理速度

Core i7-9750Hなら2分台で書き出せるはずなんですが、シングルチャンネルのメモリ8GBが足を引っ張っている可能性が高いです。

RAW現像の快適度をアップしたいなら、最低でもメモリはデュアルチャンネルにすることをおすすめします。

Premiere pro

Premiere pro

動画編集の性能をチェックすべく、Premiere Proも動かしてみました。

スマホやデジカメで撮影したムービーを取り込んで、不要なシーンをカットしたり、テロップや効果音を付ける程度なら問題なく動かせます。

ただ、今回お借りしているモデル(m-Book K700BN-M2S2)はメモリが8GBしかありません。

Premiere Proの推奨スペックはメモリ16GB以上、4K動画も編集するならメモリ32GBが必要なので、使い方によっては重く感じる場面も出てきそうです。

4K動画の書き出し

参考までに、4K動画の書き出しにかかる時間を検証しました。

検証のために用意したのは、GoPro HERO7 Blackで撮影した4K 60fpsの動画データ。

書き出し条件とかかった時間は以下の通り。

H.264(Youtube 1080p HD)13:03
H.264(Youtube 2160p 4K UHD)14:07

さすがに4K動画の書き出しは時間がかかりますが、一般的な薄型ノートパソコンだと1時間近くかかるケースもザラにあります。

お風呂に入る前などに書き出しをスタートさせるなど、使い方を工夫しましょう。

Illustrator

Illustrator

最後にIllustratorをスムーズに動かせるかどうかもチェックしました。

ホームページやチラシで使うためのロゴを作ったり、名刺用の印刷データを整えたりする程度ならまったく問題なく動かせます。

年賀状や暑中見舞いのイラストを作ったり、さまざまな用途で活躍してくれるでしょう。

ゲーム用途の性能チェック

ここからはゲーミング用途の性能面をチェックしていきます。

MX250はゲーム用のGPUではありませんが、軽めのゲームなら動かせる実力を備えています。

どの程度動かせるのか検証してみました。

ベンチマーク結果

まずはパソコンゲームの定番ベンチマークソフトを走らせました。

いずれも解像度は1920×1080(フルHD)のノートパソコンに設定しています。

重量級ゲームのFF15は軽量品質でも厳しいですが、人気MMOPRGのFF14やドラクエXなら快適に動かるようです。

FF15

FF15
軽量品質2606(やや重い)

FF14 漆黒の反逆者

FF14のベンチ-マーク
最高品質3880(快適)
高品質5509(とても快適)
標準品質8104(非常に快適)

ドラゴンクエストX

DQXベンチマーク
最高品質11266(すごく快適)

人気ゲームをプレイ

ベンチマークを走らせるだけではなく、実際に軽めのゲームをプレイしてみました。

今回試したのは以下の3つ。

検証でプレイしたゲーム
  • SEKIRO
  • ロケットリーグ
  • ロックマンクラシックコレクション

Apex LegendsやフォートナイトなどのFPSゲームを動かすのはさすがにしんどいです。

SEKIRO

SEKIRO

人気3DアクションゲームのSEKIROを「中」程度の画質に設定して動かしてみました。

フレームレートは30に届かないくらいで、サクサク快適とは言えませんがそれなりにプレイはできます。

高画質でスムーズに遊びたいなら、やはりゲーミングパソコンを買いましょう。

ロケットリーグ

ロケットリーグ

ロケットリーグはかなり軽いゲームなので、最高画質でも60近いフレームレートで遊べます。

カジュアルに楽しむ分にはまったく問題ありません。

ロックマンクラシックコレクション

ロックマンクラシックコレクション

最後にレトロゲームのロックマンクラシックコレクションを試してみました。

横スクロールの2Dゲームなので、MX250でも非常に快適に動かせます。

仕事の息抜きにレトロゲームなんていかがでしょうか。

幅広く使える便利なノートPC

m-Book Kシリーズ

マウスコンピューターのノートパソコン、m-Book Kシリーズをさまざまな点から検証してみました。

第9世代のCPUとGeForce MX250を搭載しているため、事務作業はもちろんクリエイティブ用途にも幅広く活躍してくれます。

15.6型のディスプレイは画面が広くて作業しやすいのも魅力です。

「せっかく買い替えるなら、いろいろ使えるパソコンが欲しい!」

と考えているなら、m-Book Kシリーズを候補に入れてみてください。

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