レビュー

Ideapad 330S(14)レビュー|絶妙なサイズの薄型ノートPC

Ideapad 330S(14)

Lenovoのノートパソコン、Ideapad 330S(14)をお借りしました。

14型の扱いやすい薄型ボディで、仕事にもプライベートにも使いやすいシンプルなデザイン。

このページでは、Ideapad 330S(14)の特徴や性能について詳しくご紹介します。

持ち運びやすいサイズで、コスパ抜群のノートパソコンを探している方は、ぜひご覧ください。

Ideapad 330S(14)の概要

Ideapad 330S(14)

Ideapad 330S(14)がどういったパソコンなのか、基本的なスペックからご紹介します。

パソコンの総合的な性能をチェックするベンチマークソフト、PCmark 10のスコアは2,935でした。

PCmark 10のスコア

ExcelやWordなどのオフィス系ソフトはサクサク動かせるスコアなので、事務作業がメインの方なら快適に作業できます。

写真や動画の編集といったクリエイティブ用途はスコアが低めなので、使い方によっては重く感じることもあるでしょう。

スペック

CPUやストレージ容量など、パソコンの基本スペックは以下の通り。

OSWindows 10 Home 64bit
CPUCore i5-8250U
GPUIntel UHD Graphics620
メモリ8GB
ストレージM.2 SSD 256GB

それぞれの項目について詳しくご説明します。

製品版とは仕様が異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

CPU

CPUは第8世代のCore i5で、薄型ノートパソコンによく使われる末尾に「U」を冠したモデルです。

詳しいスペックはCPU-Zの結果をご覧ください。

CPU-Zの結果

省電力が特徴のCPUながら、4コア8スレッドと幅広い用途で活躍する実力を備えています。

主な薄型ノートパソコン用CPUと、ベンチマーク結果(CINEBENCH R15)を比較した結果は以下の通り。

CINEBENCH R15

同じCore i5-8250Uを搭載したパソコンと比べると、若干スコアが低めに出ています。

GPU(グラフィックス)

グラフィックスはCPU内蔵型のIntel UHD Graphics620。

GPU-ZではなぜかUHD Graphics610と表示されました。

ほかのベンチマークソフトではUHD Graphics620と認識されていたので、GPU-Z側のエラーと思われます。

GPU-Z

事務作業やネットサーフィン、YoutubeやNetflixで動画視聴などの用途であれば不満を感じることはないでしょう。

最新3Dゲームを動かせるほどのパワーはありません。

ストレージ

ストレージは転送速度の速いM.2 SSDが使われていて、容量は256GB。

転送速度をCrystal Disk Markでチェックしたところ、素晴らしいスコアが出ました。

Crystal Disk Mark

10万円以下のノートパソコンだと、転送速度は期待できないことが多いのですが、Ideapad 330S(14)のSSDはなかなか優秀です。

HDDや一般的なSSD(SATA)の平均的な転送速度と比べると、以下の通り。

ストレージの転送速度

今までメインストレージがHDDだった方だと、目に見えてパソコンの起動が速くなります。

ストレージの容量が気になる方は、外付けのHDDやSSDを購入したり、Dropboxなどのクラウドストレージをうまく活用しましょう。

ラインナップ

Ideapad 330S(14)

Ideapad 330S(14)のラインナップは2種類。

CPUメモリストレージOffice価格(税別)
Pentium 4415U8GB128GB SSD62,812円〜
Core i5-8265U8GB256GB SSD85,485円〜

CPUはPentiumになりますが、Office(Home&Business2016)搭載モデルが6万円台で買えるのはお買い得です。

パソコンの処理スピードや総合的な性能を優先したい方は、Core i5搭載モデルを選びましょう。

直販サイトのクーポン適用後の価格です。時期によって変動するため、必ず公式サイトで最新の価格をご確認ください。

外観・大きさ

ここからはIdeapad 330S(14)の外観を見ていきます。

Ideapad 330S(14)

シルバーというよりグレーに近い落ち着いたカラーで、Lenovoのロゴが控えめに配置されています。

仕様上のサイズは323.1×234.8mmで、A4用紙を持ち運べるビジネスバッグなら問題なく収納できます。

Ideapad 330S(14)のサイズ

新幹線や飛行機の座席に設置されている小さめのテーブルにも置きやすいサイズです。

底面はパソコン内部の熱を逃がすために、一部メッシュ状になっています。

Ideapad 330S(14)の底面

裏蓋は特殊なねじが使われているため、一般的なプラスドライバーでは開けられません。

写真の下側、左右にスピーカーがあります。

左側のスピーカー
右側のスピーカー

自然な音声を再生する、Intelのハイデフィニション・オーディオ(Dolby Audio Premium対応)を搭載していますが、音質は普通です。

音にこだわる方は外付けのスピーカーやヘッドホンなどを使いましょう。

ACアダプター

ACアダプター

ACアダプターは一体型で、薄型ノートパソコン用としては少し大きめに感じます。

仕様上のバッテリー駆動時間は最大約12.4時間とたっぷり。

パソコンの使い方次第でバッテリーの消費は変動しますが、半日程度の外出ならACアダプターを持ち歩かなくても何とかなるでしょう。

急速充電にも対応していて、1時間で約80%までバッテリーを充電できます。

重量

パソコン単体の重量は実測で約1.5kg、ACアダプターが加わっても約1.7kgでした。

Ideapad 330S(14)の重量
アダプター込みの重量

14型なので飛びぬけて軽くはないものの、気軽に持ち運べる重さです。

インターフェイス

分厚さは18.95mmで、ビジネスで使いやすいインターフェイスがそろっています。

それぞれ写真左側から順にご説明します。

左側面のインターフェイス
  1. ACアダプター
  2. HDMI
  3. USB3.0(Powered USB)
  4. USB3.1 Type-C
  5. マイク・ヘッドホン

USB3.0はPowered USBに対応しているため、パソコンの電源がオフの状態でもスマホなどを充電できます。

Type-Cにも対応しているのは便利です。

右側面のインターフェイス
  1. Novo ボタン
  2. メディアカードリーダー
  3. USB3.0
  4. セキュリティー・キーホール

Novoボタンはパソコンがうまく起動しなくなったり、調子が悪くなったときに使います。

キーボード

Ideapad 330S(14)のキー配列

キーボードは84キー(テンキーなし)の日本語配列で、単色のバックライトも搭載。

タッチパッドは一体型で、滑らかに操作できます。

電源ボタンは右上にありますが、かなり細く作られているため少々押しにくいです。

左側の「Shift」や「Capslock」が広めに配列されていて、エンターキー周りは詰まった感じに配列されているのも気になるポイント。

Shiftキー回り
エンターキー回り

上下のカーソルキーもかなり狭く配置されているので、慣れるまでミスタイプしそうです。

キータイプ音はペタペタ系で、薄型ノートパソコンゆえ仕方ありませんが、打鍵感はそれなりです。

ディスプレイ

Ideapad 330S(14)のディスプレイ

ディスプレイはフルHD(1,920×1,080)解像度で、IPSパネルが使われているため視野角も広く、発色もきれい。

マットな質感のノングレア(非光沢)仕様で、蛍光灯などが映り込みにくいため、長時間作業しても目が疲れにくいです。

ディスプレイは最大で180度開きます。

ディスプレイを180度開いた状態

ノートパソコンスタンドに立てかけるときや、会議や打ち合わせなどで活用できそうです。

タッチパネルには対応していません。

ナローベゼルを採用

Ideapad 330S(14)はディスプレイのふちが狭い、ナローベゼル仕様。

実測で左右は約6mm、上部は約10mmでした。

左右のベゼル
上部のベゼル

ナローベゼルのパソコンは見た目がきれいですし、作業にも集中しやすくなります。

色域は狭いが問題なし

色域のグラフ
ガンマカーブ

X-Riteのi1 Profilerでディスプレイの色域をチェックした結果は以下の通り。

Ideapad 330S(14)の色域
  • sRGB比:63.4%
  • AdobeRGB比:47.6%

思っていたより色域は狭いです。

とはいえ厳密な色管理が求められるフォトグラファーやデザイナーでもない限り、色域の狭さは問題ありません。

少なくとも私の肉眼で見ている限り、普通にきれいな画面です。

クリエイティブ性能の検証

Ideapad 330S(14)

ここからはパソコンに負荷のかかるクリエイティブ用途の検証結果についてご紹介します。

Photoshop

Photoshop

まずは画像加工ソフトの代名詞的存在、Photoshopを試しました。

ソフトの立ち上がりに少し時間がかかるように感じましたが、操作自体は問題なく動かせました。

写真や画像のトリミング、色味を調整するくらいならサクサク快適です。

ただ、画面が小さいので細かい作業には向いていません。

ちょっとした作業ならまだしも、がっつりPhotoshopを使うときは外付けのモニターにつなげたくなります。

Lightroom

Lightroom

続いてLightroomでRAWデータの書き出し速度をチェックしました。

使用したのは有効画素数3,635万のニコンD810で撮影したRAWデータ100枚で、書き出しにかかった時間は5分48秒。

Core i5搭載の薄型ノートパソコンとして考えれば、悪くないスコアです。

主なCPUと書き出し速度を比較したグラフはこちら。

RAWデータの比較

Lightroomの書き出しは以下の条件で統一しています。

Lightroomの書き出し条件
画像形式JPEG
画質100
カラースペースsRGB
画像のサイズ未調整(撮影データそのまま)
解像度350
メタデータすべてのメタデータ
(人物情報や撮影場所の情報は削除)

Premiere pro

Premiere pro

Premiere Proで動画編集も試したところ、「画面の解像度が推奨環境を下回っている」と注意書きが表示されました。

注意書き

そのままでも動かせますが、PhotoshopやLightroom以上に表示するパネルが多くなるため、やはり外付けのモニターにつなげたいところ。

編集作業自体は、不要なシーンをカットしたり、テロップや効果音を付ける程度ならとくに問題なく動かせます。

ちなみに、Premiere Proの推奨環境はメモリ16GB以上、4K動画も扱うとなるとメモリ32GB以上。

毎日のように動画を編集する方は、もう少しハイスペックなマシンの購入をおすすめします。

4K動画の書き出し

参考までに4K動画の書き出しにかかる時間を検証しました。

検証のために用意したのは、GoPro HERO7 Blackで撮影した4K 60fpsの動画データ。

書き出し条件とかかった時間は以下の通り。

H.264 Youtube 1080p FHD43:57
H.264 Youtube 2160p 4K UHD58:11

想像以上に時間がかかりました。

書き出し中はパソコンに大きな負荷がかかるため、寝る前に書き出しをスタートさせるなど、工夫したほうがよさそうです。

Illustrator

Illustrator

最後にIllustratorも動かしてみました。

ちょっとしたロゴを作ったり、名刺の印刷データを整えたりする程度ならサクサク動かせます。

ファイルサイズが数GBを超えるようなデータを扱うときは、さすがに重くなる場面がありそうです。

ゲーム用途の性能チェック

Ideapad 330S(14)

ゲーム用のパソコンではありませんが、検証のために動かしてみました。

ベンチマーク結果

MMORPGの定番ベンチマークソフトを走らせたところ、標準品質のドラクエXならフルHD解像度で何とか動かせそうです。

FF14は画質を落としても厳しい結果でした。

パソコンでゲームがしたい方は、やはりゲーミングパソコンを買うのが一番です。

FF14 漆黒の反逆者

FF14のベンチ-マーク
高品質1455(設定変更が必要)
標準品質1630(設定変更を推奨)

ドラゴンクエストX

DQXベンチマーク
最高品質3831(普通)
標準品質5180(快適)
低品質6273(快適)

普段使いにも最適な薄型ノートPC

Ideapad 330S(14)

今回はLenovoのIdeapad 330S(14)をさまざまな点から検証してみました。

小さめのビジネスバッグで持ち運べるコンパクトさと、Excelなども作業しやすい絶妙なディスプレイサイズ。

シンプルなデザインはプライベートでも使いやすいですし、10万円以下で買える価格帯も魅力です。

突出した個性はないものの、目立った欠点もない、まさにスタンダードなノートパソコンです。

コスパに優れたノートパソコンを探している方は、Ideapad 330S(14)を検討してみてください。

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