レビュー

HP Pavilion x360 14レビュー|出張のお供に最適な薄型ノートPC

HP-Pavilion-x360-14

ヒューレットパッカード(以下HP)の14インチコンバーチブルパソコン、HP Pavilion x360 14-cd0000をレビューする機会をいただきました。

持ち運びやすいコンパクトなサイズと洗練されたデザイン、さらに用途に合わせて形状を変えられる個性的な一台。

見た目のカッコ良さだけではなく、どの程度のことまで快適に処理できるのか、実力を詳しく検証してみました。

HP Pavilion x360 14の基本情報

HP Pavilion x360 14

今回使用しているのはHP Pavilion x360 14-cd0000のスタンダードモデル。

カラーバリエーションの展開はなく、すっきりとした印象のミネラルシルバーのみ。

年齢や性別を問わず使いやすいデザインです。

スペック

HP Pavilion x360 14-cd0000(スタンダードモデル)の基本スペックは以下の通り。

OSWindows 10 Home (64bit)
CPUCore i5-8250U
GPUIntel UHD Graphics 620
メモリ8GB
ストレージPCIe NVMe M.2 SSD 256GB

第8世代のCPUを搭載していて、薄型ノートパソコンによく用いられる末尾に「U」のつく超低消費電力タイプ。

高性能なCPUほど熱を発しやすく、廃熱のためにパソコン内部のファンを高速回転させないといけません。

作業によって差はあるものの、ノートパソコンの排気音って意外とうるさいんですよね。

薄型ゲーミングノートで高画質なオンラインゲームをプレイするときなんて、小さめのドライヤーぐらいの音がしますから。

その点、Core i5-8250Uは静穏性に優れていて、図書館のような場所でもパソコンの排気音を気にせずに作業できます。

CPU-Zによる分析結果は以下の通り。

HP Pavilion x360 14のCPU-Z結果

ラインナップ

HP Pavilion x360 14のラインナップは大きく4つに分かれています。

モデルOSCPUメモリ価格(税別)
エントリーモデルWindows 10 HomePentium 4415U4GB76,800円〜
ベーシックモデルWindows 10 HomeCore i3-8130U4GB82,800円〜
スタンダードモデルWindows 10 HomeCore i5-8250U8GB98,800円〜

エントリーモデルは約8万円で購入可能ですが、仕事用途で使うには少々心配なスペック。

自宅でネットサーフィンをしたり、動画を見るくらいの用途なら大きな問題はないでしょう。

エクセルやワード、メールの送受信などの事務用途がメインなら、ベーシックモデル以上を検討したいところ。

快適さを優先するならスタンダードモデル一択です。

また、短納期に対応したモデルも一部販売されています。

掲載しているラインナップおよび仕様はあくまで記事執筆時点のものなので、最新情報は都度公式サイトにてご確認ください。

HP Pavilion x360 14の最新価格を見る

外観・サイズ

ここからは外観や大きさについて見ていきます。

HP Pavilion x360 14の天板

シャキッとしたシルバーカラーで、デザインもシンプルでとてもスッキリとしています。

万人受けするデザインですね。

HP Pavilion x360 14の裏面

裏側もご覧の通り、とてもあっさりしています。

仕様上のサイズは324×225mmとなっていて、A4のクリアファイルよりほんのり大きい程度。

クリアファイルとのサイズ比較

一般的なビジネスバッグにもすっぽり収まります。

カバンに入れやすいサイズ

分厚さも最厚部でたった20mmなので、カバンにたくさん書類などを詰め込むビジネスパーソンも安心。

HP Pavilion x360 14

重量は1.64kgと、片手で楽々持ち運べる重さ。

「パソコンが重すぎて持ち歩きたくない・・・」

といった悩みとは無縁でしょう。

インターフェイス

ここからは主なインターフェイスについて見ていきます。

薄型のノートパソコンはインターフェイスが少なめですが、HP Pavilion x360 14は仕事で使いやすい機能が揃っています。

HP Pavilion x360 14の左側面

Type-CのUSB3.1とUSB3.1ポートをはじめ、HDMI端子にSDカードリーダー、指紋認証センサーと音量調整ボタンも搭載。

VGA端子は非搭載なので、外部ディスプレイやプロジェクターとの接続で必要なときは変換アダプターを購入しましょう。

ACアダプターも左側に接続します。

HP Pavilion x360 14の右側面

右側にもUSB3.1ポート1つと、ヘッドフォン用の端子、電源ボタンとケンジンドンロック用のスロットも用意されています。

背面にポート類は何もありません。

HP Pavilion x360 14の裏側

よくみると、うっすらとPAVILIONの文字が印字されています。

うっすらと印字されたロゴ

ACアダプターもコンパクト

HP Pavilion x360 14のACアダプター

ACアダプターは45Wのコンパクトタイプ。

カバンに入れてもかさばらないサイズはうれしいです。

仕様上のバッテリー駆動時間も約9時間とたっぷりなので、万が一ACアダプターを忘れても半日は余裕で動いてくれるでしょう。

もちろんバッテリーの消費はパソコンの使い方次第なので、長時間外出するときはなるべくACアダプターを持ち歩くことをおすすめします。

ディスプレイ

HP Pavilion x360 14のディスプレイ

ディスプレイは14インチワイドのフルHD(1920×1080)、タッチ操作にも対応しています。

あえて蛍光灯が映り込むように撮影していますが、ツヤツヤの光沢仕様です。

パソコンを使う環境、ディスプレイの角度によっては少し見づらいかもしれません。

非光沢にしたい方は、家電量販店やAmazonで14インチディスプレイ用のつや消し保護シートを買いましょう。

用途に合わせて使い分けられる

HP Pavilion x360 14のディスプレイは、用途に合わせてぐりぐりと動かせます。

まずは標準的な使い方から。

ほとんどの方はこの状態でパソコンを使うことが多いでしょう。

HP Pavilion x360 14の標準的な使い方

ここからディスプレイをグルっと回転させると、テントモードに変えられます。

たとえば出張でビジネスホテルに泊まったとき、パソコンを置けるスペースが狭かったりするじゃないですか。

テントモードは設置面積がもっとも少ないので、狭い机でもメールをチェックしたり、動画も楽しめます。

HP Pavilion x360 14のテントモード

続いてはスタンドモード。

テントモードより設置面積が広く、安定感がぐんとアップします。

新幹線や飛行機で移動中など、ガタガタと揺れるような場所でも使いやすいモードですね。

HP Pavilion x360 14のスタンドモード

続いてフラットモード。

この状態で使う人は少数派だと思いますが、複数人でパソコンの画面をのぞき込むときなどは便利かもしれません。

後は腕立て伏せやプランクをしながら動画を見たいときでしょうか。

汗がパソコンにしたたり落ちないように注意したいですね。

HP Pavilion x360 14のフラットモード

最後にディスプレイを完全に回転させたタブレットモード。

取引先との打ち合わせやプレゼンのときに活躍してくれそうです。

HP Pavilion x360 14のタブレットモード

裏側にキーボードがくるため、慣れるまで少し違和感があります。

もちろんタブレットモードにしているときはキーボード操作が無効になるので、変なキーを押してしまっても問題ありません。

キーボード

ここからはキーボードを見ていきます。

HP Pavilion x360 14のキーボード

一般的なテンキーなしの日本語配列のキーボードで、右下のカーソルキーが少し小さめです。

仕様上のキーピッチは約18×18mm、キーストロークも約1.5mmと、標準的なキーボードといえます。

キータイプ音は品のあるポコポコ系で、20秒ちょっとの動画を用意したので実際に確認してみてください。

とても静かなキータイプ音なので、新幹線で隣に座っているおじさんが寝ていても、気にせず仕事を進められそうです。

HP Pavilion x360 14のバックライト

バックライトも搭載されているので、暗い場所で作業するときは打ち間違いを防ぐためにONにしましょう。

ただ、バックライト点灯中はバッテリー消費が若干速くなるので、ACアダプターが手元にないときは使いどころの見極めが大切です。

HP Pavilion x360 14のタッチパッド

タッチパッドもスムーズに動きますが、左クリックしたときにカーソルが動いてしまい、ほかのファイルを開いてしまうことが何度か発生しました。

慣れの問題ではあるものの、ちょっとクセがありますね。

アクティブペンも使用可能

別売りのSpectreアクティブペンを使えば、タブレットモードでお絵かきもできます。

アクティブペンで書いたイラスト

写真は別モデルのHP Spectre x360で使用したときのものですが、簡単なイラスト程度ならスラスラと描けました。

ただ、アクティブペンの直販価格は8,000円となかなかのお値段です。

HP Spectre x360について詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

HP Spectre x360 13
HP Spectre x360レビュー|カフェで使いたい薄型軽量ノートPCヒューレットパッカード(以下HP)の2in1タイプのタブレットPC、HP Spectre x360をレビューする機会をいただきました。 ...

各種ベンチマーク結果

ここからは各種ベンチマークソフトなどを使用して、HP Pavilion x360 14の性能面を見ていきます。

まずはCPUから見ていきましょう。

CPU

HP Pavilion x360 14のCINE BENCH結果

CINEBENCH R15でCPUの基本性能をチェックしてみたところ、536cbという結果でした。

主なCPUと結果を比較してみるとご覧の通り。

CINEBENCHの比較結果

高い数値を出しているCore i7-8750Hは、高性能なゲーミングノートなどに搭載されているCPU。

Core i7-8550Uは、消費電力の低下を優先しているCPUなので、数値が下がってしまうのは仕方のないことです。

Core i7-5557Uは、少し前まで私がメインで使っていたMacBook Pro(27万円で購入)に搭載されていたCPUです。

いずれの数値も当ブログで計測したものなので、参考程度にお考え下さい。

ストレージ

SSD(PCIe NVMe M.2)の転送速度をCrystalDiskMarkでチェックしたところ、1,479MB/sでした。

HP Pavilion x360 14のストレージ転送速度

2,000MB/s以上の転送速度をたたき出すSSDもありますが、これでも十分すぎるほど早いです。

どれだけ差があるのかというと、おおよその平均値で比較すると以下の通り。

ストレージの転送速度の例

一般的なHDDは150MB/s前後しか出ませんから、SSDがどれだけ早いかおわかりいただけると思います。

ただし、容量が256GBしかないので、保存すべきデータがたくさんある方は外付けHDDやNASの活用を考えましょう。

使い方次第ですが、256GBはあっという間にストレージ不足になりますよ。

3D性能

HP Pavilion x360 14のFIRE STRIKE結果

ゲーミング用途のパソコンではないため、本来計測する必要はないのですが、3DMarkのFire Strikeで3D性能もチェックしたところ948という結果でした。

人気の高いオンラインゲームで遊ぶなら、GTX1050などのGPU(画像処理専門の頭脳)を搭載したゲーミングノートを買いましょう。

FireStrikeの結果比較

高価なGPUほど数値が高く、最新のオンラインゲームも最高画質でサクサク楽しめます。

いずれの数値も当ブログで計測したものなので、参考程度にお考え下さい。

オンラインゲーム

オンラインゲームのベンチマークソフトも参考までに走らせてみました。

いずれも1920×1080(フルHD)の環境で確認したところ、ドラクエXのような軽いゲームであれば何とか動かせそうです。

重いゲームとして評判のファイナルファンタジー15は動作困難、ファイナルファンタジー14も厳しいという結果になりました。

FF15

FF15は動作困難

ファイナルファンタジー15は動かせないという結果に。どうしても遊びたいなら、プレイステーション4を買ったほうが手っ取り早いでしょう。

FF14 紅蓮のリベレーター

FF14も動作困難
最高品質814(動作困難)
高品質1207(設定変更が必要)
標準品質1584(設定変更を推奨)

ドラゴンクエストX

DQ10ベンチマーク結果
最高品質2963(やや重い)
標準品質3663(普通)
低品質4177(普通)

軽量ゲームならプレイ可能

ロックマンのプレイ画面

「どうしてもHP Pavilion x360 14でゲームがしたい!」

という方にはレトロゲームがおすすめです。

STEAMで購入したロックマン クラシックコレクションを試してみたところ、サックサクに動いてくれました。

実際のプレイ動画をこちらでご覧いただけます。(めっちゃ難しい・・・)

動画ではXbox 360用のコントローラーを使っていますが、キーボードでも操作は可能です。

新幹線での移動中や出張先のビジネスホテルでヒマになったとき、ちょっとした息抜きにおすすめです。

https://pc.sukecom.net/gaming-pc/

Adobe関連のソフトウェア

パソコンゲームに続いて、写真のRAW現像や動画編集もサクサクできるかをチェックしてみました。

ちょっとした作業程度なら何とか動かせそうです。

LightroomでRAW現像

有効画素数3,635万のニコンD810で撮影したRAWデータ50枚を読み込んで、実際にRAW現像をしてみました。

RAW現像作業中の様子

等倍表示には多少時間がかかるものの、プリセットの適用やトリミング程度ならとくに問題なく動いてくれますね。

RAWデータからjpegへの書き出しも、以下の条件で試してみました。

書き出し条件
  • 画像形式:JPEG
  • 画質:100
  • カラースペース:sRGB
  • 画像のサイズ:未調整(撮影データそのまま)
  • 解像度:350
  • メタデータ:すべてのメタデータ(人物情報や撮影場所の情報は削除)

RAWデータ50枚の書き出しにかかった時間は約6分でした。

HP Pavilion x360 14でRAW現像

決して早いとは言えないものの、時間に追われたプロカメラマンでない限り、大きな問題はないでしょう。

お風呂に入る前やトイレの前に書き出しをスタートしておけば気になりません。

Photoshopで画像加工

続いてPhotoshopで簡単なレタッチも試してみました。

Photoshopで作業中の様子

画像全体にノイズをかけるなど、CPUに負荷のかかる作業をしない限り、とくに処理が遅延することなく動いてくれました。

ただ、14インチのディスプレイはPhotoshopを動かすには少々狭いですね。

ポートレートで肌を細かくレタッチするようなときは、大きめの外付けディスプレイにつなげたくなります。

Premiere Proで動画編集

最後にPremiere Proで動画編集を試してみたところ、いきなり「画面のサイズが合ってない」と注意書きが表示されました。

Premiereproの警告画面

まったく動かせないということはないものの、実際に作業をしてみると画面が小さくて確かに使いづらいです。

動画編集の様子

Photoshopと同じく、Premiere Proで作業をするときは外部モニターを使いましょう。

Youtuberのようにガッツリ動画を作りこむような方は、もう少しハイスペックなパソコンを買ったほうが良いでしょう。

メモリも8GBしかないので、動画編集には少し不安です。

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出張の多いビジネスパーソンへ

HP Pavilion x360 14

HP Pavilion x360 14は万能タイプのノートパソコンですが、出張の多いビジネスパーソンにとくにおすすめです。

持ち運びやすいサイズとACアダプターなしで約9時間使えるバッテリー、用途に合わせて形状を変えられるギミック。

デスクワークでも、取引先との打ち合わせ中でも、ビジネスホテルでひとり過ごすときも、頼もしい相棒になってくれることでしょう。

パソコンゲームや動画編集ではパワー不足を実感するのも事実ですが、一般的な事務用途ならサクサク快適です。

10万円前後の薄型ノートパソコンを探している方は、ぜひHP Pavilion x360 14を候補に入れてみてください。

HP Pavilion x360 14について詳しく見る

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