レビュー

HP ENVY x360 15(AMD)レビュー|高性能で見た目も美しいノートPC

HP ENVY x360 15(AMD)

日本HPが販売するノートパソコン、ENVY x360 15の特徴や性能について詳しくまとめました。

CPUにAMDのRyzen5 3500Uを搭載し、15インチという大きさを感じさせないコンパクトな1台。

どれだけの実力を秘めているのか、さまざまな点から検証しました。

仕事はもちろん、プライベートでも使えるおしゃれなノートパソコンを探している方は、ぜひご覧ください。

HP ENVY x360 15-ds0000

HP ENVY x360 15(AMD)

HP ENVY x360 15-ds0000がどういったパソコンなのか、まずは基本的なスペックから順にみていきます。

パソコンの総合的な性能をチェックするベンチマークソフト、PCmark 10のスコアは3583でした。

HP ENVY x360 15のスコア

ExcelやWordなどの事務作業はもちろん、写真や動画の編集といったクリエイティブ用途でも十分活躍してくれる1台です。

スペック

CPUやストレージ容量など、パソコンの基本スペックは以下の通り。

OSWindows 10 Home 64ビット
CPURyzen5 3500U
GPURadeon Vega8
メモリ8GB
ストレージM.2 SSD 512GB

それぞれの項目について詳しくご説明します。

CPU

CPUは第2世代のノートパソコン向けRyzen。

4コア8スレッドで、高性能な内蔵GPU、Radeon Vega8を搭載しています。

詳しいスペック面は、CPU-Zの結果をご覧ください。

HP ENVY x360 15のCPU情報

主なノートパソコン用CPUと、ベンチマーク結果(CINEBENCH R15)を比較した結果は以下の通り。

CPUのベンチマーク結果

ミドルクラスの薄型ノートパソコンでよく使われている、Core i7-8565Uとほぼ同じスコア。

さすがは最新世代のCPUです。

GPU(グラフィックス)

Radeon Vega8の性能面についても見ていきます。

CPU内蔵型のGPUながら、軽めのパソコンゲームを動かせるほどの実力を秘めています。

GPU-Zの結果は以下の通り。

HP ENVY x360 15のGPU情報

Intelの主なCPUとベンチマーク結果(Fire Strike)を比べてみました。

GPUのベンチマーク結果

さすがにGTX1050には敵わないものの、内蔵GPUとしては素晴らしいスコアです。

幅広い用途で力を発揮してくれることでしょう。

メモリ

メモリは高速なDDR4-2400MHzを16GB搭載。

裏蓋を開けられないため、購入後の増設や交換はできないと考えたほうがよさそうです。

動画編集をはじめ、各種クリエイティブ用途で使う前提なら、メモリ16GBのモデルをおすすめします。

ストレージ

ストレージはハイエンドクラスのM.2 SSDが使われていて、容量は512GB。

転送速度をCrystal Disk Markでチェックしたところ、読込速度は3,000MB/sを超えました。

SSDの転送速度

今までメインストレージがHDDだった方だと、目に見えてパソコンの起動が速くなります。

HDDや一般的なSSD(SATA)の平均的な転送速度と比べると、以下の通り。

ストレージの転送速度

HDD特有のカタカタカタ・・・という駆動音もしないため、非常に静かです。

ただ、オプションでストレージ容量を増やせない点は要注意。

「512GBではストレージが足りない!」

という方は外付けのHDDやSSDを購入するか、Dropboxなどのクラウドストレージを活用しましょう。

ラインナップ

ENVY x360 15-ds0000のラインナップは、スタンダードモデルとパフォーマンスモデルの2種類。

主なスペックを表にまとめました。

モデルCPUGPUメモリ価格(税別)
スタンダードRyzen5 3500URadeon Vega88GB/16GB104,800円〜
パフォーマンスRyzen7 3700URadeon Vega1016GB129,800円〜

ストレージはいずれも512GBのM.2 SSDが搭載。

オプションでMicrosoft Office Home & Business 2019をつける場合、+28,000円(税抜)かかります。

HPは頻繁にキャンペーンを実施するため、気になる方は公式サイトのチェックをおすすめします。

パソコンの仕様や価格は変動するので、最新情報は都度公式サイトにてご確認ください。

HP ENVY x360 15の最新価格を見る

持ち運び優先なら13インチ

HP ENVY x360 13-ar0000

「15インチのノートパソコンはちょっと大きいかも・・・」

と感じる方には、ひと回り小さいサイズのHP ENVY x360 13がおすすめ。

モデルCPUGPUメモリ価格(税別)
ベーシックRyzen3 3300URadeon Vega68GB89,800円〜
スタンダードRyzen5 3500URadeon Vega88GB99,800円〜
パフォーマンスRyzen7 3700URadeon Vega1016GB129,800円〜

小さめのビジネスバッグにもすっぽり収まるサイズなので、パソコンを持ち歩くことが多い方にぴったり。

以下の記事で詳しく解説しています。

HP ENVY x360 13-ar0000
HP ENVY x360 13レビュー|持ち運びに最適なノートPC日本HPが販売するノートパソコン、ENVY x360 13の特徴や性能について詳しくまとめました。 13.3インチという持ち運びや...

外観・大きさ

ここからはHP ENVY x360 15-ds0000の外観を見ていきます。

HP ENVY x360 15の天板

ナイトフォールブラックの天板にHPのロゴのみ、というシンプルなデザイン。

アルミニウムボディの表面は梨地処理されていて、とても高級感があります。

ロゴ部分は鏡面仕上げです。

仕様上の外寸は359×245mmと、A4クリアファイルより一回りほど大きめ。

新幹線や飛行機のテーブルに置いて作業する場合、コーヒーなどの飲み物は置けない可能性が高いです。

HP ENVY x360 15の大きさ

分厚さは最薄部で17mm、最厚部でも18mmしかないので、一般的なビジネスバッグなら問題なく収まるサイズです。

愛用しているビジネスリュック、Icon Slim Pack NylonⅡに入れてみたところ、すっぽり収納できました。

収納した様子

底面はパソコン内部の熱を逃がすために、一部メッシュ状になっています。

HP ENVY x360 15の底面

裏蓋は特殊なねじが使われているため、一般的なドライバーでは開けられません。

ACアダプター

ACアダプター

ACアダプターは65Wのコンパクトなタイプ。

小さくて軽いので、パソコンと一緒に持ち歩いても苦にならないでしょう。

仕様上のバッテリー駆動時間は約13時間なので、半日程度の外出ならACアダプターを持ち歩かなくても何とかなりそうです。

45分の充電で6時間ほど駆動可能な、ファストチャージ機能も搭載。

ただし、バッテリーの持ちはパソコンの使い方次第なので、過度な期待は禁物です。

重量

パソコン単体の重量は実測で約2kg、ACアダプターが加わっても約2.2kgと軽いです。

パソコンの重量
ACアダプターを含めた重量

このくらいの重さなら、外回りや出張が多い方も安心です。

インターフェイス

ここからはインターフェイスを見ていきます。

まずは右側面から。

右側面のインターフェイス
  1. プライバシースイッチ
  2. USB 3.1 Type-C Gen1
  3. USB 3.1 Type-A
  4. HDMI

プライバシースイッチは、ディスプレイの上部に搭載されているWEBカメラのONとOFFを簡単に切り替えられるもの。

マスキングテープなどでカメラを隠してしまう人も多いですが、物理的に使えないようにしておけば安心。

HDMIポートは最大4K(3840×2160)解像度で出力できるので、テレビや大型ディスプレイにつなげてネット動画を楽しむこともできます。

さらにType-AのUSBは、パソコンの電源がOFFの状態でもスマホなどを充電可能です。

左側面のインターフェイス
  1. ACアダプター
  2. USB 3.1 Gen1
  3. 電源ボタン
  4. ヘッドホン、マイクポート
  5. カードリーダー

電源ボタンが目立ちにくい場所にあるため、最初は戸惑うかもしれません。

SDカードなどを読み込めるリーダーが搭載されているのは便利です。

背面にポート類は何もありません。

背面の印字

よく見るとENVYという文字が印字されています。

キーボード

キーボード配列

キーボードはテンキーありのクセのない配列です。

上下のスクロールキーがかなり小さいものの、慣れてしまえば問題なく使えるでしょう。

仕様上のキーピッチは約18.7×18.7mm、キーストロークは約1.5mmと標準的。

1,100万回のキーストロークテストをクリアした、耐久性の高さも安心です。

指紋認証

指紋認証にも対応しているため、ビジネス用途で使う方も安心です。

メッシュ状になっている個所は、高級オーディオメーカーBang & Olufsenと共同開発されたスピーカーが搭載されています。

スピーカー

薄型ノートパソコンとしてはそこそこ良い音質に感じますが、こだわる方は外付けのスピーカーやヘッドホンを使いましょう。

タッチパッドは一体型で、さらさらとした質感です。

タッチパッド

少し上下の幅が狭いように感じました。

キーボードのバックライト

バックライトも搭載されているので、暗い場所で作業するときもミスタイプを防げます。

キータイプ音

キータイプ音は静かなパタパタ系。

30秒ほどの動画を作成したので、実際に聞いてみてください。

カチャカチャと響くような音はしないので、静かな場所でも落ち着いて作業できます。

ディスプレイ

光沢のあるディスプレイ

ディスプレイは15.6インチワイドのフルHD(1,920×1,080)解像度。

IPSパネルが採用されているため、上下左右のどこから見ても色調やコントラストが変化しづらく、とても見やすいです。

ただ、ノングレア(非光沢)仕様ではないため、座る場所によっては蛍光灯がガッツリ映り込みます。

HPのノートパソコンは光沢仕様のディスプレイが多いですね。

タッチ対応のパネル

ディスプレイはタッチパネルにも対応しています。

タッチペンにも対応しているので、ふと思いついたメモを手書きで残したり、簡単なイラストも描けます。

ナローベゼルを採用

HP ENVY x360 15はディスプレイのふちが狭い、ナローベゼルを採用。

実測で左右は約7mm、上部は約9mmでした。

側面のベゼル
上部のベゼル

ナローベゼルのパソコンは見た目がきれいですし、作業にも集中しやすくなります。

色域はあまり広くない

色域のグラフ
ガンマカーブ

i1 Profilerでディスプレイの色域をチェックした結果は以下の通り。

HP Pavilion 13-an0000の色域
  • sRGB比:61.2%
  • AdobeRGB比:46.0%

色域は狭いようですが、ExcelやWordなどの事務作業がメインならとくに問題はありません。

厳密な色管理を求められるデザイナーやフォトグラファーの方が仕事で使うときは、カラーマネジメントモニターにつなげることをおすすめします。

モード変形

通常モード

HP ENVY x360 15は、用途に合わせて形状を変えられるのも特徴のひとつ。

まずはもっとも一般的なノートブックモード。

テントモード

こちらはテントモード。

食卓においてテレビ代わりに使うなど、接地面が少ないので狭い場所でパソコンを使いたいときに便利です。

スタンドモード

こちらはスタンドモード。

先ほどのテントモードとちがって、接地面が非常に広いため安定感があります。

新幹線や飛行機で移動中にダウンロードしておいた映画を見るときなどに使えそうです。

タブレットモード

こちらはタブレットモード。

裏側にキーボードが来るため、iPadと同じ感覚で持つと少々違和感がありますが、会議や打ち合わせで重宝するでしょう。

フラットモード

最後にフラットモード。

会議中に複数人で画面を確認したいときなどに使えそうです。

ヒンジの耐久性も高い

ヒンジ部分

用途に合わせてパソコンの形状を変えられるのは便利ですが、ぐりぐり動かしていると耐久性が心配になります。

その点、HP ENVY x360 15のヒンジ部分は3万2,000回以上もの可動テストをクリア。

乱暴に扱わない限り、パソコンより先にヒンジが壊れることはないでしょう。

クリエイティブ性能の検証

HP ENVY x360 15(AMD)

ここからはパソコンに負荷のかかるクリエイティブ用途についてご紹介します。

Photoshop

Photoshop

まずは画像加工ソフトの代名詞的存在、Photoshopを試しました。

写真や画像のトリミング、色味を調整するくらいならサクサクと動かせます。

ただし、7,360×4,912ピクセルの写真データにフィルターをかけると5秒前後は待たされました。

フィルターの適用

ファイルサイズの大きなデータを扱うのは、少々しんどい場面もありそうです。

Lightroom

Lightroom

続いてLightroomでRAWデータの書き出し速度をチェックしました。

使用したのは有効画素数3,635万のニコンD810で撮影したRAWデータ100枚で、書き出しにかかった時間は5分11秒。

主なCPUと結果を比較したグラフはこちら。

RAW現像の処理結果

Lightroomの書き出しは以下の条件で統一しています。

書き出し条件

画像形式:JPEG
画質:100
カラースペース:sRGB
画像のサイズ:未調整(撮影データそのまま)
解像度:350
メタデータ:すべてのメタデータ(人物情報や撮影場所の情報は削除)

薄型ノートパソコンの宿命ですが、そこまで速くはないですね。

Lightroomの書き出しは高性能なCPUほど速くなるため、ハイエンドクラスのパソコンだと2分弱で書き出しが終わります。

Premiere pro

Premiere pro

Premiere Proで動画編集も試してみました。

不要なシーンをカットしたり、テロップや効果音を付ける程度ならとくに問題なく動かせます。

ただし、Premiere Proの推奨環境はメモリ16GB以上、4K動画も扱うとなるとメモリ32GB以上になります。

動画編集をがっつりやるつもりの方は、メモリを16GB搭載したモデルを選びましょう。

4K動画の書き出し

4K動画の書き出しに、どれくらい時間がかかるかも検証しました。

検証のために用意したのは、GoPro HERO7 Blackで撮影した4K 60fpsの動画データ。

書き出し条件とかかった時間は以下の通り。

H.264 Youtube 1080p FHD39:50
H.264 Youtube 2160p 4K UHD47:07

さすがに時間がかかりました。

薄型ノートパソコンのなかには書き出しに1時間以上かかるモデルもありますから、そこまで悪い結果ではありません。

お風呂に入る前とか、寝る前に書き出しをスタートすることをおすすめします。

Illustrator

illustrator

最後にIllustratorも動かしてみました。

ちょっとしたロゴを作ったり、名刺の印刷データを整えたりする程度ならサクサク動かせます。

ファイルサイズが数GBを超えるようなデータを扱うときは、さすがに重くなる場面がありそうです。

ゲーム用途の性能チェック

HP ENVY x360 15(AMD)

ゲーム用途に最適化されたパソコンではありませんが、検証のために動かしてみました。

ベンチマーク結果

MMORPGの定番ベンチマークソフトを走らせたところ、FF14とドラクエXはフルHD解像度でも何とか動かせるようです。

Radeon Vega8はなかなか優秀です。

試しにFF15のベンチマークソフトも走らせてみましたが、軽量品質で動作困難という結果でした。

パソコンゲームでがっつり遊びたいなら、やはりゲーミングノートを買うのが正解です。

FF14 漆黒の反逆者

FF14のベンチ-マーク
最高品質2060(普通)
高品質2924(やや快適)
標準品質3974(快適)

ドラゴンクエストX

DQXベンチマーク
最高品質7904(とても快適)
標準品質8614(とても快適)
低品質9355(とても快適)

軽いゲームをプレイ

ここからは実際にゲームをプレイした結果をご紹介します。

ロックマンクラシックコレクション

ロックマンクラシックコレクション

ロックマンのようなレトロゲームなら、画面がカクつくこともなくスムーズに遊べました。

ただし、ロックマンをキーボードで操作するのは至難の業なので、ゲーム用コントローラーの使用をおすすめします。

レトロゲームは難易度が異常に高かったりするので、ヒマつぶしに最適。

ロケットリーグ

ロケットリーグ

ロケットリーグもかなり軽いゲームですが、フレームレートは30~40あたりをうろうろ。

多少のカクつきは感じるものの、それなりにプレイできました。

カジュアルに楽しむ分には問題ありません。

仕事にもエンタメにも使える

HP ENVY x360 15(AMD)

今回はHP ENVY x360 15-ds0000の実力をさまざまな点から検証してみました。

性能面は申し分なしで、仕事にもプライベートにも使える1台です。

薄型で持ち運びやすく、見た目もスタイリッシュなので、おしゃれなカフェで使いたくなります。

「1台で何でもできるノートパソコンが欲しい」

「性能だけではなく、見た目にもこだわりたい」

と考えている方は、ぜひHP ENVY x360 15-ds0000を候補に入れてみてはいかがでしょうか。

日本HP 公式サイトはこちら

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