ドスパラが販売するノートパソコン、DX-C5をお借りしました。
15.6型の薄型ボディにIntelの第10世代CPUを搭載、59,980円~で買える手の届きやすさが最大の魅力です。
どの程度の性能を秘めているのか、じっくりご紹介します。
仕事はもちろん、普段使いにも活躍するコスパの高いノートPCを探している方は、ぜひご覧ください。
目次リンク
DX-C5の概要や特徴

DX-C5がどういったパソコンなのか、特徴を整理すると以下の通り。
59,980円~で買える低価格
シンプルに振り切ったデザイン
15.6型の薄型・軽量モデル
テレワークや事務仕事で活躍
性能に過度な期待は禁物
基本的なスペックから順にご紹介します。
スペック

CPUやストレージ容量など、お借りしたパソコンの基本スペックは以下の通り。
OS | Windows 10 Home 64ビット |
---|---|
CPU | Core i5-10210U |
GPU | Intel UHD Graphics |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 250GB SSD |
CPUはIntelの第10世代で、4コア8スレッドで動作周波数は1.60 GHz(最大4.20 GHz)と控えめ。
GPUはCPU内蔵型のIntel UHD Graphicsです。
CPUとGPUの詳しいスペックを知りたい方は、こちらをご覧ください。


メモリは8GBと控えめですが、事務仕事をこなす分には十分。
ストレージは250GBしか搭載されていないため、容量が心配な方はDropboxなどのクラウドストレージや、外付けHDDなどの活用を検討したほうがよいでしょう。
メモリやストレージは注文時のカスタマイズで増設(容量アップ)も可能です。
価格とラインナップ

DX-C5はMicrosoft Office 2019搭載モデルも展開。
それぞれのスペックと価格をまとめると以下の通り。
CPU | メモリ | ストレージ | Office 2019 | 価格(税別) |
---|---|---|---|---|
Core i5-10210U | 8GB | 250GB SSD | × | 59,980円〜 |
Core i5-10210U | 8GB | 250GB SSD | Personal | 75,980円〜 |
Core i5-10210U | 8GB | 250GB SSD | Home & Business | 80,880円〜 |
Home & Businessには、PowerPointとOneNoteが含まれています。
ExcelとWordだけで問題ないなら、Personalを選びましょう。
ちなみに、Office非搭載モデルにもKINGSOFT WPS Officeが標準同梱されています。
MicrosoftのOfficeと互換性のあるソフトなので、Excelなどの使用頻度が低いならWPS Officeでも十分まかなえます。
外観・大きさ

ここからはDX-C5の外観を見ていきます。
本体カラーは程よくツヤがあるシルバー。
天板にロゴなどが一切ない、きわめてシンプルなデザインです。


仕様上の寸法は358.9×247.1mmと、今までの15.6型ノートPCとしては比較的スリム。
分厚さは19.9mmで、一般的なビジネスバッグなら問題なく収納できるサイズです。

パソコン単体の重量は実測で約1.5kgでした。
持ち歩けない重さではありませんが、15.6型は職場や自宅など、据え置きでの使用に向いています。
毎日パソコンを持ち歩いたり、外出先で使うことが多い方は、14型や13.3型などの軽量かつコンパクトなものを選んだほうがよいでしょう。
ACアダプター

ACアダプターはコンパクトなものが付属。

重量はケーブル込みで約267gでした。
バッテリーの駆動時間も最大7.7時間とたっぷり。
パソコンの使い方次第ではありますが、事務仕事がメインなら半日程度はバッテリーだけで十分使えそうです。
インターフェイス
ここからはインターフェイスを見ていきます。

- 電源
- HDMI 1.4
- USB 3.2 Gen1(Type-A)
- USB 3.2 Gen2(Type-C)
- マイク・イヤホンコンボジャック
USB Type-Cはデータ転送のみで、映像出力や給電には対応していません。

- MicroSDカードリーダー
- USB 3.2 Gen1(Type-A)
- LAN
- セキュリティスロット
有線LANも接続できますが、次世代通信規格のWi-Fi 6に対応。
Bluetooth 5.1にも対応しているので、マウスなどの周辺機器をワイヤレスで快適に動かせます。

背面に端子類は何もありません。
インターフェイスは少なめなので、用途に合わせてUSBハブやカードリーダーなどを活用しましょう。
キーボード

キーボードはテンキーを含む日本語配列。
Excelなどの作業で数字を打ち込むことが多い方も安心。
打鍵感はパタパタ系で、ノートPCとしてはまずまずな印象です。


最下段だけ縦幅が長めに設計されているのは少々気になりましたが、目立ったクセもなくタイピングしやすいです。

タッチパッドは本体の大きさと比べると、少し小さめに感じました。
据え置きで使うときは、なるべくマウスを使ったほうがよさそうです。
ディスプレイ

ディスプレイは15.6インチのフルHD(1,920×1,080)解像度。
ノングレア(非光沢)かつナローベゼル(狭額縁)で、とても見やすいです。

ディスプレイ上部にはHD画質のWebカメラとマイクも搭載。
テレワークなどでオンライン会議を多用する方も安心です。

ディスプレイは最大でここまで開きます。
タッチパネルには対応していません。
sRGBカバー率約91%


i1 Profilerでディスプレイの色域をチェックした結果は以下の通り。
- sRGBカバー率:90.9%
- AdobeRGBカバー率:70.3%
低価格帯のノートPCとしては、そこそこ広い色域です。
肉眼で見る分にはまったく気になりませんが、厳密な色管理が求められる業務ではカラーマネジメントモニターにつなげましょう。
DX-C5のベンチマーク結果
ここからはDX-C5の性能を、各種ベンチマークソフトを使用して数値化していきます。
計測結果はいずれも当サイトで検証したものなので、あくまで参考程度にお考えください。
PCmark 10

パソコンの総合的な性能をチェックするベンチマークソフト、PCmark 10のスコアは3,700でした。
ExcelやWordなど、一般的な事務作業であれば快適にこなせるスコアです。
Digital Content Creationのスコアは低めなので、動画編集などの用途ではパワー不足を感じる場面が多くなるでしょう。
CPU(CINEBENCH)
CPUの性能をCINEBENCHでチェックしました。


主なノートパソコン用CPUと、ベンチマーク結果(CINEBENCH R15)を比較した結果は以下の通り。
Core i7-1065G7 | |
---|---|
Core i7-10810U | |
Core i5-10210U | |
Ryzen 3 4300U |
薄型ノートPC向けのCore i5なので、順当なスコアといえそうです。
GPU(Fire Strike)

内蔵GPU(Intel UHD Graphics)の性能をFire Strikeでチェックしました。
GeForce GTX1050 | |
---|---|
Intel Iris Xe Graphics | |
Radeon Graphics | |
Intel UHD Graphics |
CPU内蔵型のGPUなので、妥当なスコアです。
最新パソコンゲームをサクサク動かせるようなパワーはありませんが、Youtubeなどの動画を見たり、ちょっとした動画編集程度なら問題なくこなせます。
ストレージ(Crystal Disk Mark)

転送速度をCrystal Disk Markでチェックしたところ、読み込みで550MB/sという結果でした。
搭載されているSSDはSATAタイプのようです。
ストレージの種類による平均的な転送速度を比較すると、以下の通り。
NVMe M.2 SSD (Gen4) | |
---|---|
NVMe M.2 SSD | |
SSD(SATA) | |
HDD |
NVMe M.2 SSD(Gen4)は、今のところ限られた環境下でしか使えません。
転送速度にこだわる方は、+2,000円(税別)の追加オプションで読込速度3,000MB/sのNVMe SSD 256GBへのカスタマイズがおすすめです。
パソコンゲーム
参考までにゲーム用のベンチマークソフトをフルHD解像度の設定で走らせたところ、FF14は標準品質でも厳しい結果になりました。
ドラクエXのようなグラフィックがとても軽いゲームなら、それなりに動かせるようです。
パソコンでゲームがしたいなら、素直にゲーミングPCを買いましょう。
ドスパラのガレリアなら最安で7万円台からラインナップがあります。

最高品質 | 902(動作困難) |
---|---|
高品質 | 1324(設定変更が必要) |
標準品質 | 1752(設定変更を推奨) |

最高品質 | 3338(普通) |
---|---|
標準品質 | 3935(普通) |
低品質 | 4619(普通) |
事務用途や普段使いにおすすめ

最後にもう一度、ドスパラのDX-C5の特徴をおさらいします。
59,980円~で買える低価格
シンプルに振り切ったデザイン
15.6型の薄型・軽量モデル
テレワークや事務仕事で活躍
性能に過度な期待は禁物
突出した性能は持ち合わせていないものの、テレワークや事務仕事を難なくこなせる実力があります。
「動画を見たり、ブログを書いたりするための手ごろなPCが欲しい」
「オンライン会議ができれば問題ないので、なるべく安いPCが欲しい」
そんな風に考えている方に、ぴったりハマりそうです。
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なるべく安く、そこそこ使えるノートPCを探している方は、ドスパラのDX-C5を検討してみてはいかがでしょうか。