レビュー

ASUS VivoBook S15レビュー|5色から選べる薄型ノートPC

ASUS Vivobook

ASUSの新型ノートパソコン VivoBook S15を発売に先立ってメーカーからお借りしたので特徴や性能について詳しくご紹介します。

Intelの最新世代CPUを搭載し、15.6型のディスプレイサイズながらスリムでコンパクトな新型ノートPC。

豊富なカラーバリエーションも特徴的です。

どんなパソコンなのか、じっくり検証しました。

VivoBook S15の発売日は2019年12月13日(金)です

ASUS VivoBook S15の特徴

ASUSのVivoBook

VivoBook S15がどういったパソコンなのか、特徴を整理すると以下の通り。

Microsoft モダンPC認定モデル

第10世代の最新Intel CPU搭載

5つのカラーバリエーション

15.6型の薄型・軽量モデル

事務用途や普段使いにぴったり

VivoBook S15のテーマは「ジブン色で、進め。」

製品発表会にはASUS JAPAN株式会社の代表取締役社長 Alvin Chen氏も登場するなど、かなり力を入れているモデルのようです。

ASUSの社長
製品発表会

基本的なスペックから順にご紹介します。

スペック

CPUやストレージ容量など、お借りしたパソコンの基本スペックは以下の通り。

OSWindows 10 Home 64ビット
CPUCore i7-10510U
GPUIntel UHD Graphics
メモリ16GB(DDR4-2666)
ストレージM.2 SSD 512GB
HDD 1TB

パソコンの総合的な性能をチェックするベンチマークソフト、PCmark 10のスコアは3,978でした。

PCmark 10のスコア

Digital Content Creation(動画や写真の編集など)のスコアは低めですが、その他のスコアはなかなか優秀です。

事務用途はもちろん、幅広い用途で活躍するでしょう。

製品版とは仕様が異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

CPU

CPUは第10世代のCore i7で、薄型ノートパソコンによく使われる末尾に「U」を冠したモデル。

詳しいスペック面は、CPU-Zの結果をご覧ください。

CPU-Zの結果

TDP(CPUの消費電力)は15Wと省電力ながら、4コア8スレッドでプロセッサー動作周波数は1.80GHzと底力があります。

主なノートパソコン用CPUと、ベンチマーク結果(CINEBENCH R15)を比較した結果は以下の通り。

CINEBENCH R15 スコア比較
Core i7-8750H
865
Core i7-10510U
694
Core i7-8565U
688
Core i7-8550U
453

高性能なゲーミングノートなどに使われる、末尾に「H」を冠したモデルとはさすがに差があるものの、一般的な用途で考えれば十分な性能。

2つ前の世代にあたるCore i7-8565Uと比べると、スコアは微増程度でした。

GPU(グラフィックス)

VivoBook S15のGPUはCPU内蔵型。

さすがは最新CPUというだけあって、ベンチマーク(Fire Strike)のスコアも伸びてきています。

Fire Strike スコア比較
AMD Radeon Vega10
1,504
Intel UHD Graphics
1,230
Intel UHD Graphics 620
948
Intel UHD Graphics 600
364

パソコンゲームをサクサク動かせるほどのパワーはありませんが、写真の加工やちょっとした動画編集で活躍します。

ストレージ

ストレージはM.2 SSDとHDDのデュアル仕様。

転送速度をCrystal Disk Markでチェックしたところ、どちらも標準的なスコアでした。

M.2 SSD
M.2 SSD
HDD
HDD

MicrosoftのモダンPCとして認定されるには、パソコンの高速起動が条件のひとつ。

VivoBook S15のメインストレージは転送速度の速いM.2 SSDが使われているため、20秒とかからずパソコンが使える状態になります。

頻繁に使うデータはM.2 SSDへ保存、たまにしか使わないデータや重たいデータはHDDへ保存しておくと快適度はさらにアップ。

合計で約1.5TBあるため、ストレージ容量がすぐに不足することもないでしょう。

外観・大きさ

ASUSのVivoBook

ここからはVivoBookの外観を見ていきます。

今回お借りしたのはガンメタルのカラー。

カラーバリエーションは全5種類で、好みに合わせて選べます。

カラバリ展開

事務用パソコンとして考えるなら、ガンメタルかシルバーでしょうか。

プライベート用ならピンクやブルー、グリーンもきれいでいいですね。

スマホのように自分の好みに合わせてカラーを選べるのは、若い世代に響きそうです。

天板

仕様上の大きさは幅357.2mm×奥行き230.3mm×高さ18.5mm。

一般的なビジネスバッグなら問題なく収納できますし、小さめのリュックなどでも楽々持ち運べるサイズです。

底面

パソコン内部の熱を逃がすために一部メッシュ状になっていて、スピーカーも底面に配置されています。

サウンドについてはオーディオブランドのHarman/Kardonと共同開発したシステムを搭載。

プリインストールされているソフトを使えば、音質のカスタマイズも可能です。

ACアダプター

ACアダプター

ACアダプターはとても小さくてコンパクト。

パソコンを毎日持ち歩く人も、これだけ小さいACアダプターなら苦になりません。

バッテリーも仕様上の駆動時間が約7時間とたっぷり。

電力をたくさん消費する重い作業をしなければ、丸一日バッテリーだけでなんとかなりそう。

さらに高速充電に対応しているため、約49分でバッテリー0%から約60%まで充電可能。

短時間でサクッと充電できるのも便利です。

バッテリーを長持ちさせるためのモードも搭載されていて、長く使えるように作られています。

重量

パソコン単体の重量は実測で約1.8kg、ACアダプターを加えてもたったの約1.9kg。

重量
アダプター込みの重量

15.6型のノートパソコンとして考えれば、とても軽いです。

ラインナップ

VivoBook S15のラインナップは4種類。

主なスペックと価格を表にまとめました。

CPUメモリストレージOffice価格(税別)
Core i5-10210U8GB512GB M.2 SSD
1TB HDD
×113,455円〜
Core i5-10210U8GB512GB M.2 SSD
1TB HDD
136,182円〜
Core i7-10510U16GB512GB M.2 SSD
1TB HDD
×136,182円〜
Core i7-10510U16GB512GB M.2 SSD
1TB HDD
158,909円〜

CPUはCore i5とCore i7の2種類で、Officeの有無で価格が変わります。

ExcelやWordなどの事務用途がメインなら、Core i5搭載モデルで十分快適です。

動画や写真の編集などのクリエイティブ用途でも使うなら、Core i7搭載モデルはメモリも16GBあるので安心。

いずれも良いお値段ですが、第10世代のCPUをはじめ、Wi-Fi 6にデュアルストレージなど最新技術が惜しみなく搭載されています。

金額に見合った価値は十分に得られるでしょう。

インターフェイス

ここからはインターフェイスを見ていきます。

まずは右側面から。

右側面のインターフェイス
  • カードリーダー(microSD)
  • マイク・ヘッドホン コンボジャック
  • USB 3.1 Type-C
  • USB 3.0
  • HDMI
  • ACアダプター

ほとんどの端子類が右側に集中しています。

写真や動画の取り込みでSDカードを多用する筆者としては、カードリーダーがmicroSD対応なのは少々残念なポイント。

ACアダプターを接続した状態で外部モニターにもつなげると、右側の配線はかなりごちゃごちゃしそうです。

左側面のインターフェイス
  • USB 2.0×2

左側はとてもあっさりで、USBポート2つのみ。

今回お借りしたガンメタルカラーは、側面にコバルトブルーのラインが描かれています。

なかなかおしゃれなデザインです。

背面図

背面に端子類は何もありません。

有線LANをつなげる端子はありませんが、無線LANはWi-Fi 6に対応。

従来のWi-Fiと比べて、高速かつ安定した通信が可能です。

キーボード

キーボード

キーボードはテンキーありの日本語配列(103キー)。

キーピッチは実測で約18mmと標準的ですが、キーストロークは約1.4mmとしっかりめ。

薄型ノートパソコンとしては、打鍵感はなかなか良いです。

パームレスト部分はアルマイト処理が施されているため、耐久性も上がっています。

小さいキー配列

あえて気になる点を挙げるなら、最下段右側の「変換」や「alt」などの横幅がかなり狭く、上下左右のストロークキーも小さいです。

いずれも必要なキーですが、指が太い方だとタイプしづらいかもしれません。

狭めのテンキー

テンキーも少々窮屈な印象です。

キーボードは1千万回のプッシュテストをクリアするほど耐久性抜群で、安心の防滴仕様。

飲み物を飲んでいるとき、万が一水滴をこぼしても壊れにくい設計になっています。

第10世代のシール

第10世代のIntel CPUのシールも貼られていました。

キータイプ音は比較的静かなパタパタ系で、静かな場所でも作業できます。

ディスプレイ

ディスプレイ

ディスプレイはフルHD(1,920×1,080)解像度の15.6型ワイドTFTカラー液晶。

ふちの薄いナローベゼルで画面占有率は約88%と、かなり高め。

蛍光灯などが映り込みにくいノングレア(つや消し)仕様なので、カフェや外出先での作業もはかどります。

ディスプレイ上部にはIRカメラが搭載されていて、顔認証でのログインも可能。

タッチパネルには非対応です。

開閉度

ディスプレイはここまで開きます。

ノートパソコンスタンドを使う方だと、もう少し開いてほしいと感じるかもしれません。

浮き上がる仕様

ディスプレイを開くと、キーボード部分が少しせりあがるエルゴリフトヒンジを採用。

パソコン内部の熱を逃がしやすいことと、約3°の傾斜が生まれることでタイピングしやすいです。

色域はあまり広くない

色域のグラフ
ガンマカーブ

i1 Profilerでディスプレイの色域をチェックした結果は以下の通り。

VivoBookの色域
  • sRGB比:63.5%
  • AdobeRGB比:47.2%

色域はあまり広くないですが、事務用途がメインならまったく問題ありません。

肉眼で見る限り、普通にきれいな画面です。

厳密な色管理を求められるデザイナーやフォトグラファーの方が業務用途で使うなら、カラーマネジメントモニターにつなげましょう。

クリエイティブ性能の検証

ASUS VivoBook

ここからはパソコンに負荷のかかる各種クリエイティブ用途で、VivoBookの性能を検証しました。

Photoshop

Photoshop

まずは画像加工ソフトの代名詞的存在、Photoshopを試しました。

画像のトリミングや色味調整など、軽めの作業ならサクサク動かせます。

何十枚もレイヤーを重ねるようなレタッチなどは、さすがに重くなる場面がありそうです。

Lightroom

Lightroom

続いてLightroomでRAWデータの書き出し速度をチェックしました。

使用したのは有効画素数3,635万のニコンD810で撮影したRAWデータ100枚で、書き出しにかかった時間は3分32秒。

主なノートパソコン用CPUとスコアを比較すると以下の通り。

CPU別 RAW現像の処理速度
Core i7-8565U
3:24
Core i7-10510U
3:32
Core i7-8550U
3:42
Core i5-8265U
4:24

末尾に「U」を冠したCore i7同士で比較すると、あまり大きな差は出ませんでした。

飛びぬけて速くはないものの、とくに問題ないスピードです。

モニターの色域が狭い点は要注意ですが、写真編集用途でも十分使えます。

Lightroomの書き出し条件は以下で統一しています。

Lightroomの書き出し条件
画像形式JPEG
画質100
カラースペースsRGB
画像のサイズ未調整(撮影データそのまま)
解像度350
メタデータすべてのメタデータ
(人物情報や撮影場所の情報は削除)

Premiere pro

Premiere pro

Premiere Proで動画編集も試してみました。

今回お借りしたモデルはメモリ16GB搭載しているため、不要なシーンをカットしたり、テロップや効果音を付ける程度ならまったく問題なく動かせます。

PhotoshopやLightroom以上に各種操作パネルで画面がごちゃつくため、15.6型のディスプレイも見やすくて便利。

After effectで演出を作りこんだり、4K動画の編集なども考えていくとなると、さすがにパワー不足になりそう。

4K動画の書き出し

4K動画の書き出しに、どれくらい時間がかかるか検証しました。

検証のために用意したのは、GoPro HERO7 Blackで撮影した4K 60fpsの動画データ。

書き出し条件とかかった時間は以下の通り。

H.264 Youtube 1080p FHD32:22
H.264 Youtube 2160p 4K UHD40:47

4K動画の書き出しはさすがに時間がかかりました。

動画の書き出し中はほかの作業も重くなるため、休憩中などパソコンから離れるタイミングに書き出すのがおすすめ。

Illustrator

Illustrator

最後にIllustratorも動かしてみました。

ちょっとしたロゴを作ったり、名刺の印刷データを整えたりする程度ならサクサク動かせます。

ファイルサイズが数GBを超えるようなデータを扱うときは、さすがに重くなりそうです。

ゲーム用途の性能チェック

ASUS VivoBook

ゲーム用途のパソコンではありませんが、参考までにベンチマークのスコアをご紹介します。

ベンチマーク結果

まずは定番のベンチマークソフトを走らせたところ、FF14は標準品質ならギリギリ動かせそうです。

ドラクエXは最高画質で「普通」、低品質なら「とても快適」という結果に。

かなり軽めのゲームならスムーズに動かせそうです。

本格的にパソコンゲームがしたい方は、ゲーミングパソコンを買いましょう。

FF14 漆黒の反逆者

FF14のベンチ-マーク
最高品質1201(設定変更が必要)
高品質1833(設定変更を推奨)
標準品質2729(やや快適)

ドラゴンクエストX

DQXベンチマーク
最高品質4763(普通)
標準品質5683(快適)
低品質7107(とても快適)

新型VivoBook S15のまとめ

VivoBook

最後にもう一度ASUSのVivoBook S15の特徴をおさらいします。

Microsoft モダンPC認定モデル

第10世代の最新Intel CPU搭載

5つのカラーバリエーション

15.6型の薄型・軽量モデル

事務用途や普段使いにぴったり

一般的なビジネスバッグで持ち運べるサイズで、ExcelやWordなどの事務作業はもちろん軽めのクリエイティブ用途など幅広く活躍します。

真っ黒やシルバーといった無難な色のノートPCが多いなか、ピンクやグリーン、ブルーといったカラーバリエーションが豊富なのも魅力。

プライベートで使う方はとくに、自宅のインテリアや普段のコーディネイト、持ち歩くガジェットに合う色を考えてみると楽しそうです。

持物のデザインにこだわりたい方は要チェックですね。

新型VivoBook S15が気になる方は、ぜひASUS Storeをチェックしてみてください。

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